アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「ダイアナ」という国はあるか?

2012年04月02日 | Weblog
 フォークランド戦争の時は世界が緊張しました。中でも、ソビエト連邦(当時)は、軍をいつでもフォークランドへ向けて出動できる態勢にしました。
 ところがソ連軍の情報部は、とんでもない間違いをしました。
 戦争の舞台は、アルゼンチン沖の「フォークランド諸島」なのに、スコットランドのフォークランドだと思い込んでいた。フォークランドには違いないが、スコットランドのフォークランド(スコットランドの首都エディンバラとダンディーのほぼ中間にあるファイフ州のフォークランド村)と間違えるとは!
 「フォークランド」と、聞いて、スコットランドの村を思い浮かべるあたりは、さすがというべきか!もちろん、間違えた張本人たちは処分されましたけどね。

 ブータンは、日本でもかなり話題になったのに、学識経験者でも、「ああ、南ブータンには、自衛隊が派遣されましたよね」…そ、それは、南スーダン!
 日本人は、いつから地理に疎くなったのでしょうか?地名の話をしても、ツーカーとは、通じないことが多いです。防衛大臣が、「カデナ(嘉手納)」と「ハネダ(羽田)」を間違える国、日本。

 「ドミニカ」と聞くと、「♪…粗末ななりで 旅から旅へ 語るのはただ神の教えよぉ…」この歌が真っ先に出てくる。それは、「ドミニク!」。
 ドミニカという国がありまして、一つは、「ドミニカ共和国」人口は1千万人を超えています。もう一つは、「ドミニカ国」で、人口は7万人を切る。同じ西インド諸島にありますから、間違えないように行ってください。

 海外旅行が普及していなかった頃は、アメリカのハワイは夢のまた夢。
 庶民の、ジョークともつかない会話は…「ハワイへ行ってきたよ!常磐ハワイ」。「オラ、ハワイ出身。鳥取県の羽合町(ハワイ)」でした。後者はソフトバンクのCMになっているって?そうなんです。40年前に流行った、「鳥取の羽合」が、今、CMでよみがえっております。鳥取の羽合からの留学生「タダ」の役に、なぜ「トリンドル玲奈」が起用されたか?「トットリンドル(鳥取んどる)」なのだそうで…本人談ですから、私に文句をつけないでね。
 「鳥取は、まだ糸電話」というセリフで、怒こっている人がいるらしい。現代に糸電話というのは、侮辱ではない。歴史を大切にする土地柄…素晴らしいと思います。ジョークですから、鳥取の皆さんあまり怒らないでください。

 「コンゴ」も、私どもが学校で習った頃は、「ベルギー領コンゴ」とか「フランス領コンゴ」とか…よくわからんところでした。現在は、「コンゴ共和国」と「コンゴ民主共和国(旧ザイール)」の2つの国になっている。今後どうなっていくでしょうか?うまいなあ!

 「アルジェリア」と「ナイジェリア」は、覚えやすい。「有るジェリア」と「無いジェリア」ですから。

 アフリカ大陸の西部、「ギニア」「ギニアビサウ」「赤道ギニア」…似た名前が3か国ありますから、しっかり区別しておかなければなりません。
 えっ?「ギニアは南米じゃないのか?」って?南米は、「ギアナ!」。近くに、「ガイアナ」もあるし、「仏領ギアナ」もある。ここもしっかり区別をしてください。「ガイアナ」で、ダジャレを書かないのかって?
 では、ダジャレ→「ガイアナって、ポール・アンカ作詞作曲の歌か?」…そ、そ、それは、ダイアナ!
 ね!ウケないでしょう。だから書きたくなかった。ダイアナは、1957年のヒット曲だもんねー。古過ぎて、だーれも解らない…。