アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

百科事典が装飾品への道をまっしぐら…時代と老眼のせい…

2012年04月07日 | Weblog
 毎日の暮らしの中の変化…
 1 英語の辞典を引かなくなった…字か細かいので億劫。老眼なもので…。
 2 広辞苑を引かなくなった…分厚く重いので、力が間に合わない。おまけに、老眼。
 3 百科事典を引かなくなった…家にないから。あっても、老眼。

 辞典、辞書を引かない代わりに、「電子辞書」を使っています。広辞苑も、電子辞書に入っているので、重さ・厚さの問題も解消されています。老眼にも対応!
 百科事典がなぜ我が家にないか?度重なる引っ越しでした。ピアノに次ぐ大ものが百科事典、「エンサイクロペディア・ブリタニカ」でした。全32巻のほかに、大きな地図帳やらなにやらついていた。買ったときには、張り切って買いましたよ。まさに清水の舞台から飛び降りる心もちでした。飛び降りた経験があるのかって?下を覗いた経験はありますが、まだ飛び降りたことはありません。
 「重い!」ブリタニカのパッキングだけでも、腰が痛くなります。そのため、電子版に変えたのを契機に長年持ち歩いたブリタニカを寄贈しました。寄贈というときれいに聞こえますが、実際のところは、「置いてきた」といったところ。寄贈された側も、「どうせ誰も利用しない百科辞典だけど…まあ、飾り物としてはいいかな…」と、いった程度の反応。

 「エンサイクロペディア・ブリタニカ」が、印刷をやめる…!
 パソコンとインターネット技術の普及には、百科事典の代名詞も抗うことが出来なかった。これからは、電子版だけになる。刊行から244年経ち、当初とは全く違う姿形になりました。
 こうなると、急に寂しくなります。こんなことなら、「寄付しなければ、プレミアがついたのに」と、今さらながら…。