アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

なぜ、「奇抜な名前」が主流になっているか?

2012年04月26日 | Weblog
1年生が入学してきました。いつも思うのは、「入学式の服装ってもったいないなあ」と、いうこと。我が子の晴の日のために、大金を払って買った洋服…あまりにもフォーマル過ぎて、翌日からの登校での着用には不向き…。結局、タンスの肥やしとなってしまう。ムダだと思う。「我が子に惨めな思いをさせたくないから」と、いう親心はもちろん十分わかるが…。

 1年生の名簿を見るのが楽しみ。今年も、出るわ出るわ…!なにが出るかって?「奇抜な名前」「読めない名前」「本人が恥ずかしがる名前」「結果次第によっては虚偽となる名前(例:痩身くんが肥満であったり、健康くんが病気がちだったり…)」
 男の子の名前に「翔」が流行った時代がありまして、今年も、「翔」「翔太」「翔一郎」などが入学してきました。
 「翔」の読みが…「しょう」「かける」「つばさ」「たかと」「ひろし」…まあ、なんでもいいのですがね。「ひつじのはね」という読み方はありませんでした。当たり前だって?あればおもしろかったのになあと…。
 せんせい:「元気しらべをします。鈴木ひつじのはねくん!」
 ひつじのはね:「は~い!げんきで~す!」…いいと思うなあ。

 昨年、孫が2人生まれたのですが、どんな名前がつくのか気になりました。なぜかというと、経験から名前のイメージができあがってしまっているので…。
 ○紀くん…頭が悪い子。口癖は、「もしもし」
 □舫ちゃん…一番になりたくない子
 武△くん…うかつな子、文面を確認せずにサインする
 ×郎くん…「未曾有」が読めない子
 友愛ちゃん…イランへ行きたがる子

 結局、孫たちには、「(私にとって)悪いイメージの名前」が付かなくてホッとしました。

 迷惑なのは、「同姓同名の凶悪犯」が出た場合。周囲が、「この人は、凶悪犯と同姓同名だけど、全く無関係な人」と、解ってくれている場合はいい。解られていない場合など、間違いなく好奇の目にさらされます。

 今月上旬、「女性の口の中に指を入れた男」が、暴行容疑で逮捕されました(人の口の中に手を入れて噛まれたらどーするのっ!)。
 この被疑者と、住む地域も、大学生(通っている大学は違う)であることも、名前(漢字は全く同じ。読みかたが違う)も、年齢も一緒という男性がおられる。これだけ偶然が一致すると…。
 犯人は逮捕されているのですが…インターネットの掲示板…使い方によっては凶器になるものに、同姓同名の無実の彼の情報があたかも容疑者の情報のように書き込まれたという。えらい迷惑な話です。海水浴で、鮫に食いつかれたようなもの。

 このような被害は、数分後に自分自身に降りかかってくるかもしれません。犯罪を犯す人と同じ名前をつけないように注意しましょう!えっ?そんなこと、注意のしようがない?
 …対策としては、誰も付けない様な名前にするのがいい…
 ここ30年ほどの、「奇抜な名前」「読めない名前」は、同姓同名の犯罪者と間違われないようにするためだった!