「90歳を越えられた人が活躍する時代になっております。私など、弱冠46歳ですから、蒙古斑の消えない赤ちゃんみたいなもの…」プロのアナウンサーではないから責められませんが、このような間違いが放送されました。
「弱年」「弱齢」があるので、「弱冠」についても、「若い」という意味だと思ってしまっている。
「若い」という意味であれば、弱冠3歳にして射撃の名手とか、弱冠5歳で車の運転をしてカーチェイス…これら、使い方に問題ない。90歳から比べると、46歳など、「弱冠46歳」。でも、これが違う。
礼記(周から漢にかけて儒学者がまとめた、礼に関する書物)に、「弱冠」の記載がありまして…。「(男子)二十を弱と曰ひて冠す」…20歳を「弱」という。冠をかぶって元服した。つまり、「弱冠=男子20歳のこと」。
と、なると、女子は、20歳でも「弱冠20歳の…」とは表現しない。
ただ、現代の日本は、許容範囲ができております。「20歳ちょうどでなければダメ」とはなっていない。20歳前後なら使っても問題ないかと…。
「若干15歳の渡部香生子は、若干15歳で金メダルに輝き、今まで生きてきた中で一番うれしいと話した岩崎恭子の再来となるか…」これは、許容できませんね。彼女たちは、女性ですから。
「若干名」のことを、「わかせんめい」と、読んだ人がおりました。笑うのは失礼なので、軽い咳払いで流しましたけどね。
「若干」は、「少し」という意味…若干の「干」を、「千」と見てしまうと、「若千名」となってしまって、…とても「少し」の意味にはなりませんね。なにしろ「千名」ですから。
「若干」がどうして、「少し」か?「若」は、「…の如し」の意味。「干」は、「一」と、「十」。「一のごとく、十のごとし」というわけで、1から10までのうちのはっきりしない数。よって、「少し」。
「弱年」は「若年」と、同じと見なされて使われている。ところが…
若年性認知症、若年性乳がん、若年性健忘症、若年性脳梗塞…「若年」ばかりが使われる。「弱年性認知症」とは表記しない…?
礼記から考えると、「弱年性認知症」は、「20歳限定の認知症」ということになる。よって、若い人の病気等については、「若年性…」とするのが正しいのかと…。
「弱年」「弱齢」があるので、「弱冠」についても、「若い」という意味だと思ってしまっている。
「若い」という意味であれば、弱冠3歳にして射撃の名手とか、弱冠5歳で車の運転をしてカーチェイス…これら、使い方に問題ない。90歳から比べると、46歳など、「弱冠46歳」。でも、これが違う。
礼記(周から漢にかけて儒学者がまとめた、礼に関する書物)に、「弱冠」の記載がありまして…。「(男子)二十を弱と曰ひて冠す」…20歳を「弱」という。冠をかぶって元服した。つまり、「弱冠=男子20歳のこと」。
と、なると、女子は、20歳でも「弱冠20歳の…」とは表現しない。
ただ、現代の日本は、許容範囲ができております。「20歳ちょうどでなければダメ」とはなっていない。20歳前後なら使っても問題ないかと…。
「若干15歳の渡部香生子は、若干15歳で金メダルに輝き、今まで生きてきた中で一番うれしいと話した岩崎恭子の再来となるか…」これは、許容できませんね。彼女たちは、女性ですから。
「若干名」のことを、「わかせんめい」と、読んだ人がおりました。笑うのは失礼なので、軽い咳払いで流しましたけどね。
「若干」は、「少し」という意味…若干の「干」を、「千」と見てしまうと、「若千名」となってしまって、…とても「少し」の意味にはなりませんね。なにしろ「千名」ですから。
「若干」がどうして、「少し」か?「若」は、「…の如し」の意味。「干」は、「一」と、「十」。「一のごとく、十のごとし」というわけで、1から10までのうちのはっきりしない数。よって、「少し」。
「弱年」は「若年」と、同じと見なされて使われている。ところが…
若年性認知症、若年性乳がん、若年性健忘症、若年性脳梗塞…「若年」ばかりが使われる。「弱年性認知症」とは表記しない…?
礼記から考えると、「弱年性認知症」は、「20歳限定の認知症」ということになる。よって、若い人の病気等については、「若年性…」とするのが正しいのかと…。