アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

おかしな日本語…すぐに消えるので心配無用…

2013年08月21日 | Weblog
 初めて「じょしかい」という言葉を耳にしたとき、女性の歯科医(女歯科医:じょしかい)かなあと思いました。「女子会」は、女性だけの飲み会や昼食会など、遊びや趣味の会をいうのだそうで…。このような言葉が次々と出てくるんですよ…。どうして、「男子会」は、ないのか?
 「男子会」は、ないのに、「○○男子」は花盛り。
 「草食男子」「美肌男子」「カクテル男子」「日傘男子」「メガネ男子」「昆虫系男子」「弁当男子」「キティちゃん男子」「「スーツ男子」「乙女男子」「肉食男子」「スィーツ男子」「スカート男子」「レディース男子」…もうなんでもあり。「名詞+男子」で、言葉ができあがってしまう。面白いには違いないが…。

 「草食男子」が文字通り「草分け」なのでしょうが(←ウマイ!)、私は、「ベジタリアンの男」のことだろうと思いましたよ。実際は、冒険を避け、傷ついたり、傷つけられたりすることを避ける男のことなのだと。

 ここで兼好法師に御登場を頂かなければなりません。
 徒然草22段で、「今時の言葉はよろしくない」と。いやはや、新参の言葉を嘆くのは、現代のウンチクオヤジだけではなかった。700年前から…あの兼好法師でさえ嘆いていた!

 嬉しいのは、私が「こんな日本語が出てきてぇ…」と嘆いてきた、新出日本語が時の流れととものに衰退していくことです。理由?それは…飽きてしまうからでしょうか。張り子のようなものかな。
 流行語大賞の言葉も1年ももたない。すぎちゃんの「ワイルド」も、まだ1年も経っていないのに…遣うのがこっぱずかしい。「今でしょう!」だって、もう飽きられている。

 「○○男子」も、今がピーク。年末には、だーれも遣わないでしょう。「女子会」もすでに青息吐息。
 こうなったら開き直って…おーい!新しい日本語ぉ!どんどん増えていいよーっ。どうせすぐに死語となりますからねーっ。