アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ごきげんよう…宗教はぁ?

2014年07月15日 | Weblog
 日本の流行言葉、現在は、「ごきげんよう」でしょうか。
 その昔、聖○女子大同窓生が、「ごきげんよう」を連発しておりまして、高貴な方たちの、出会ったとき、お別れの時の挨拶。私など…「こんにちは」と「ごきげんよう」の関連に見当がつきませんで…。
 「ごきげん(御機嫌)」は、分かる。「…よう」は…。与太者の、「ようよう、お兄さんよう!」の「よう」ではないわけで、「良く」のウ音便。
 ごきげんようは、便利なことばで…出会ったとき、「ご機嫌がよろしくっていいですね」または、「ご機嫌がよくなるといいですね」…短縮形。つまり、機嫌が良い人にも、悪い人にも使える。便利だ。だけど、高貴な人たちなのにリバーシブルの上着みたいで…少々貧乏くさい。
 お別れのときは、「ご機嫌よくお過ごしください」の短縮。別れたあとの心の持ちようまで心配する…さすが高貴なみなさん。

 病院からの帰り際は、「お大事に」と、声を掛けられます。これは、「これ以上悪化しないように(お大事に至りませんように)、ご自愛ください」の短縮形。 
 「なんでも鑑定団」の、「良くないモノ(ニセもの)ですが、なかなか良いできばえです。これからも、どうぞお大事になすってください」。この「お大事に」は、病院の「お大事に」とは別のもの。「がっかりしないで、大切に扱いなさい」という意味でしょう。

 「挨拶」は、禅宗の用語。修行者が、互いの修行の成果を質問し合う事によって悟りや知識・見識等の深浅を確認する行為。これが、大衆に広がった…挨拶の言葉が、省略形というか短縮形である所以ですね。
 「こぎげんようも禅宗関係か」って?き、きっと、キリスト教関係じゃないかと…。