お話し(講演だ、講話だ)を頼まれるんですが、テーマは、きまって「いじめ問題」。もはや、「いじめの専門家アンティークマン」です。家の前に、看板でも立てようかな。「いじめのご用命はこちら。今なら、格安+消費税」って。なぬ?「消費税だといってお金をとって、申告しないんじゃないか」って?そういう恥ずかしいまねはしませんからっ!そもそも、看板はジョーキング。何もかも、「無報酬」でやらせていただいております。
古事記、日本書紀、落窪物語、源氏物語のいじめは、いわば「古式豊かないじめ」。今のいじめとは、大きく違っています。
では、今のようないじめの形になったのはいつ頃からなのか?
谷崎潤一郎の短編小説(「少年」明治44年 1911年)に、東京の下町の、いじめっ子、いじめられっ子の関係が描かれています。
潤一郎のいじめの考えは…
○ 基本的に遊び仲間の内部で生ずる(これこれ、これですよ!いじめは狭いコミュニティで起こる。現代のいじめです)
○ 「いじめる、いじめられる」は、紙一重の違い。前者の立場にいた者が後者の立場に追いやられることもある。(まさしく、現代です)
谷崎潤一郎って、凄いと思います。110年も前の小説で、極めて近代的にいじめをとらえている。この頃すでに、今のいじめの形ができあがっていたことがうかがえます。ねっ!勉強になるでしょ!
そうゆう立派な小説なら、「アンティークマンの法螺話より、小説そのものを小・中・高校生に勧めたらいいだろう」って?
あ、あ、あのね!谷崎潤一郎ですよ!小・中・高校生に勧められるわけがないじゃないですかっ!あと、「法螺」の解釈ですが、「大げさな話、真っ赤なウソ」だと思っていませんか?「法螺」は、もとは仏教語で、仏の教え(=法)がホラ貝(=螺)のように大きく響くことから。釈迦の説法を例えた言葉なのです。私は謙遜っぽく「法螺」と言いますが、お釈迦様並みに「人の心に大きく響くのが法螺」と思っています。
閑話休題。谷崎潤一郎…「性的世界」です。題名は「少年」でも少年には勧められない本です。少女にも。サディズム・マゾヒズムに達する以前の段階のシーンが…。潤一郎は、男と女の関係を描き続けた。三度の結婚に彩られた人生。
「『人間の足は塩辛い酸っぱい味がするものだ。綺麗な人は、足の指の爪の恰好まで綺麗に出来て居る』こんな事を考えながら私は…」
こ、このような文章、小・中・高校生に読ませたくないということが分かっていただけるかと。
潤一郎の「いじめに対する考え」と、「人間の足の味見」は…乖離ありすぎっ。
では、今のようないじめの形になったのはいつ頃からなのか?
谷崎潤一郎の短編小説(「少年」明治44年 1911年)に、東京の下町の、いじめっ子、いじめられっ子の関係が描かれています。
潤一郎のいじめの考えは…
○ 基本的に遊び仲間の内部で生ずる(これこれ、これですよ!いじめは狭いコミュニティで起こる。現代のいじめです)
○ 「いじめる、いじめられる」は、紙一重の違い。前者の立場にいた者が後者の立場に追いやられることもある。(まさしく、現代です)
谷崎潤一郎って、凄いと思います。110年も前の小説で、極めて近代的にいじめをとらえている。この頃すでに、今のいじめの形ができあがっていたことがうかがえます。ねっ!勉強になるでしょ!
そうゆう立派な小説なら、「アンティークマンの法螺話より、小説そのものを小・中・高校生に勧めたらいいだろう」って?
あ、あ、あのね!谷崎潤一郎ですよ!小・中・高校生に勧められるわけがないじゃないですかっ!あと、「法螺」の解釈ですが、「大げさな話、真っ赤なウソ」だと思っていませんか?「法螺」は、もとは仏教語で、仏の教え(=法)がホラ貝(=螺)のように大きく響くことから。釈迦の説法を例えた言葉なのです。私は謙遜っぽく「法螺」と言いますが、お釈迦様並みに「人の心に大きく響くのが法螺」と思っています。
閑話休題。谷崎潤一郎…「性的世界」です。題名は「少年」でも少年には勧められない本です。少女にも。サディズム・マゾヒズムに達する以前の段階のシーンが…。潤一郎は、男と女の関係を描き続けた。三度の結婚に彩られた人生。
「『人間の足は塩辛い酸っぱい味がするものだ。綺麗な人は、足の指の爪の恰好まで綺麗に出来て居る』こんな事を考えながら私は…」
こ、このような文章、小・中・高校生に読ませたくないということが分かっていただけるかと。
潤一郎の「いじめに対する考え」と、「人間の足の味見」は…乖離ありすぎっ。