アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

米国の鉛筆、硬度は「♯」であらわす

2021年05月13日 | Weblog
 鉛筆は、なぜ六角形が多いのか…。昨日鉛筆の思い出を書いたのですが、六角形についても自説を持っています。(何にでも自説を持っているのがアンティークマンたる所以。…真偽のほど?たいていは、ジョーキングですがね)

 まず、丸い鉛筆では、机の上から転がり落ちる。「三角形、四角形、五角形、六角形でなければならない」 
 二角形ではダメなのかって?二角形の鉛筆って作るのがぁ…不可能。芯を入れられないよね?…無理だと思います。七角形以上の鉛筆は…そこまでする意味がないので却下。
 次に偶数角形でなければならない。理由を述べろって?二本の木を貼り合わせるので、細工上、左右対称がいい。これで、三角形、五角形が脱落し、四角形か六角形のどちらかがいいことになる。ただぁ、鉛筆会社さんは、「文字を書くために鉛筆を持つ場合は、必ず3点(親指、人差し指、中指)で押さえるので、3の倍数の必要があります」と。私の説に弓を引くとはなかなかの度胸ですね。。

 鉛筆は、芯の周囲の枠である木が歪みにくいように均一の厚さが求められる。ですから、いちばんいい形状は、円いものです。しかし、円いものは転がって机から落ちる。衝撃で中の芯が折れてしまう。となると、四角形と六角形のどちらが円に近いか?そんなわけで、鉛筆は六角形になった。

 私の「こうして六角形になった説」にイチャモンをつける人が…。
 イチャモン1・・・テストの時、6択まで対応できるから、六角形なんだ。(鉛筆を転がして、出た目を回答にする。そういう鉛筆の使い方もあったね)
 イチャモン2・・・鉛筆は三本の指で持つだろう。三角形か、六角形が持ちやすいんだ(こ、これ、鉛筆会社と同じ)。だから、六角形。(鉛筆の正しい持ち方訓練用の、三角形の鉛筆というのもあるわなあ…)
 イチャモン3・・・そんな面倒なもんじゃないですよ。製造工程の都合上、六角になるのです。鉛筆を作るところを見たことないんですかぁ?私はあります。(そう言われると、返す刀がない…)
 私の説の方が説得力があると思うのだが…しかし、皆さんなかなか侮れませんなあ。亀の甲より年の功、おもしろいことを言う。

 「色鉛筆は円いよ」って?色鉛筆は、中にクレヨンが入っている(!)。鉛筆の芯と違って、脆すぎる。そのため、枠木が歪みにくい均一の厚さが求められ、円になった。転がるだろうって?私は転がり防止のため、輪ゴムを巻いて使っていました。頭がいいでしょ。

 なお、硬度・濃度に関わってですが、HとかBのアルファベットが使われているので、米国の鉛筆も同じ表記かと思いきや…。米国では、「#1、#2…」で現している。
 #1・・・日本でいうところのB。 
 #2・・・日本のHB。
 #21/2(シャープ2と2分の1 こういうふうに書いてあるのです)・・・日本の「F」のこと。
 #3・・・日本のH。
 #4・・・日本の2H 
 ※ 硬度標示に「♯」がついていたら、「米国製だな」と、分かります。ヨーロッパは日本と同じです。