東京オリンピックのマラソンコースを使用したテスト大会「札幌チャレンジハーフマラソン」が行われました。
大会直後というタイミングで「まん防」の要請が決まった…これには、札幌市民などから批判が殺到。「公道を危険にさらし、終わった直後に要請…おかしいっ」「このタイミングの要請決定って完全に五輪ありきっ」「まん防要請するほど危険な中でマラソンしたってこと?」…やればやったで批判が出る。これが日本。
東京五輪マラソンのテスト大会「札幌チャレンジハーフマラソン」を観ての感想なのですがね。コース全体が市街地、「トイレ」どうするのかねえ?「無観客」にするでしょうから、観客用のトイレは考えなくてもよいかも知れません。だけど、屋外ですから、「無観客」は、ないよね。
選手用のトイレ…スタート地点は、トイレ仕様のバスを5~6台並べておけばいいかもしれません。が、コース途中はぁ…。
なぬ?「そまで心配いらんやろ」って?冗談じゃない!2時間以上も走るのですから、途中で用を足したくなる選手が結構いるのです。
有名過ぎる話ですが、フランク・ショーターというアメリカの選手は、日本でのマラソンの最中、橋の下で用を足しました。橋の下へ入るとき、沿道の観客が持っていた「紙の小旗」を引きちぎりました。テレビで、中継しておりました。トイレットペーパーを持たずに、レースしていたのですね。札幌のコースは、「橋の下」がありません。
ドイツの有名なマラソンランナー「ペーター」という選手は、レース途中、腹具合が悪くなり、適当な場所を探したのですが、都合よく「橋の下」が現れるはずもなく、走りながら・・・。ゴールインしたペーター選手の肩にタオルをかけに走り寄った係の女の子が、びっくりして後ずさりしました。ペーター選手、白いランニングパンツでしたのでよけい…。この様子も、テレビ中継されておりました。
記憶にある範囲で、以上のような実例があります。選手用のトイレを、1km間隔で設置した方がいいと思います。祖国の代表で日本へ来てくれた選手が「垂れ流しで走る姿」を、祖国へ、いや、全世界へ発信するようなことがあってはなりません。
あと、テスト大会で気になったのは、スペシャルドリンク問題。「給水」は、大会側が用意するオフィシャルドリンクのほか、スペシャルドリンクが許されています。テスト大会のオフィシャルドリンクは、フタがついている「水」ででした。これは、感染対策上からも、OKでした。メダルをねらう選手は、「水より、走る力になる飲料」を、スペシャルドリンクとして用意するわけでぇ、スペシャルドリンクの基本は、
1 5kmは、水と電解質を補給。糖はなくてもよい
2 10~30km 徐々に糖を増やす
3 20~30km 水、電解質、糖をバンバン摂取する
注意として、浸透圧、カロリーが高すぎると胃にたまる。濃すぎる糖は腹痛の原因になる。そのあたりの調整が難しい。(←このことも一応書いておかなければね。知ったかぶりするなと、クレームが来ないように)
スペシャルドリンクの調整…なにが難しいのか?「水、電解質、糖」は、問題なし。問題は、「冷たいか、ぬるいか」なのです。
「冷たいドリンクで、体温を下げることが重要なカギ」。
マラソンの場合、スペシャルドリンクは、大会側へ提出しなければなりません。そこが勝負の分かれ目。冷やしたものを提出しても、飲むまでに気温で温まってしまうと失敗。
アテネオリンピックでは、野口みずき選手が金メダルでした。このときスペシャルドリンクは、特製の給水用魔法瓶に入れました。そのため、冷たい飲み物を摂取でき体温を下げられた。それが、金メダルにつながったとも言えるかも。
と、と、ところが、12年前の世界陸上(大阪)から、ステンレスボトル(魔法瓶)が禁止になってしまいました。日本人がすることを目の敵にする国があるわけで。・・・そのため、ドリンクが熱くなったという。給水でお湯を飲んじゃあしょうがない。
その後の大会では、中身を凍らせて提出した選手もいた。頭がいい!飲む頃には溶けて冷たいドリンクに!と、思いきや、保冷状態で保管されていたので(さすが日本)、給水台には凍ったまま並べられ、凍った水、つまり氷ですから飲めなかったという悲劇も・・・。「よし、うまくスペシャルドリンクをとれたぞ!さあ、飲もう…こ、こ、凍ったままで飲めないぃーッ。脱水症になっちゃうよぉーっ」。
さて、東京五輪マラソン。気温が上がらないうち、午前中のスタートでしょうから、スペシャルドリンクの提出は、前夜。ということは、「冷たいドリンク」は、難しい・・・。 どうやって、冷たいスペシャルドリンクが摂れるようにするか?冷たいかぬるいかは、メダルか否かという大問題。
<アンティークマンの二つの名案>
名案その1 角砂糖大の保冷剤を凍らせて、ドリンクに入れて提出する。給水するまでに15時間くらいとして。凍っていて飲めないということはない。むしろ、丁度良い冷たさではないか。
名案その2 氷(保冷剤付)をポケットに入れてスタート。給水の時、氷を入れて飲む。はじめはガサバルけどだんだん減ります。
星出さんが「宇宙」に滞在しています。その技術で、「15時間後に冷たいドリンク」ができるシステム開発…できないものでしょうかねえ・・・。
大会直後というタイミングで「まん防」の要請が決まった…これには、札幌市民などから批判が殺到。「公道を危険にさらし、終わった直後に要請…おかしいっ」「このタイミングの要請決定って完全に五輪ありきっ」「まん防要請するほど危険な中でマラソンしたってこと?」…やればやったで批判が出る。これが日本。
東京五輪マラソンのテスト大会「札幌チャレンジハーフマラソン」を観ての感想なのですがね。コース全体が市街地、「トイレ」どうするのかねえ?「無観客」にするでしょうから、観客用のトイレは考えなくてもよいかも知れません。だけど、屋外ですから、「無観客」は、ないよね。
選手用のトイレ…スタート地点は、トイレ仕様のバスを5~6台並べておけばいいかもしれません。が、コース途中はぁ…。
なぬ?「そまで心配いらんやろ」って?冗談じゃない!2時間以上も走るのですから、途中で用を足したくなる選手が結構いるのです。
有名過ぎる話ですが、フランク・ショーターというアメリカの選手は、日本でのマラソンの最中、橋の下で用を足しました。橋の下へ入るとき、沿道の観客が持っていた「紙の小旗」を引きちぎりました。テレビで、中継しておりました。トイレットペーパーを持たずに、レースしていたのですね。札幌のコースは、「橋の下」がありません。
ドイツの有名なマラソンランナー「ペーター」という選手は、レース途中、腹具合が悪くなり、適当な場所を探したのですが、都合よく「橋の下」が現れるはずもなく、走りながら・・・。ゴールインしたペーター選手の肩にタオルをかけに走り寄った係の女の子が、びっくりして後ずさりしました。ペーター選手、白いランニングパンツでしたのでよけい…。この様子も、テレビ中継されておりました。
記憶にある範囲で、以上のような実例があります。選手用のトイレを、1km間隔で設置した方がいいと思います。祖国の代表で日本へ来てくれた選手が「垂れ流しで走る姿」を、祖国へ、いや、全世界へ発信するようなことがあってはなりません。
あと、テスト大会で気になったのは、スペシャルドリンク問題。「給水」は、大会側が用意するオフィシャルドリンクのほか、スペシャルドリンクが許されています。テスト大会のオフィシャルドリンクは、フタがついている「水」ででした。これは、感染対策上からも、OKでした。メダルをねらう選手は、「水より、走る力になる飲料」を、スペシャルドリンクとして用意するわけでぇ、スペシャルドリンクの基本は、
1 5kmは、水と電解質を補給。糖はなくてもよい
2 10~30km 徐々に糖を増やす
3 20~30km 水、電解質、糖をバンバン摂取する
注意として、浸透圧、カロリーが高すぎると胃にたまる。濃すぎる糖は腹痛の原因になる。そのあたりの調整が難しい。(←このことも一応書いておかなければね。知ったかぶりするなと、クレームが来ないように)
スペシャルドリンクの調整…なにが難しいのか?「水、電解質、糖」は、問題なし。問題は、「冷たいか、ぬるいか」なのです。
「冷たいドリンクで、体温を下げることが重要なカギ」。
マラソンの場合、スペシャルドリンクは、大会側へ提出しなければなりません。そこが勝負の分かれ目。冷やしたものを提出しても、飲むまでに気温で温まってしまうと失敗。
アテネオリンピックでは、野口みずき選手が金メダルでした。このときスペシャルドリンクは、特製の給水用魔法瓶に入れました。そのため、冷たい飲み物を摂取でき体温を下げられた。それが、金メダルにつながったとも言えるかも。
と、と、ところが、12年前の世界陸上(大阪)から、ステンレスボトル(魔法瓶)が禁止になってしまいました。日本人がすることを目の敵にする国があるわけで。・・・そのため、ドリンクが熱くなったという。給水でお湯を飲んじゃあしょうがない。
その後の大会では、中身を凍らせて提出した選手もいた。頭がいい!飲む頃には溶けて冷たいドリンクに!と、思いきや、保冷状態で保管されていたので(さすが日本)、給水台には凍ったまま並べられ、凍った水、つまり氷ですから飲めなかったという悲劇も・・・。「よし、うまくスペシャルドリンクをとれたぞ!さあ、飲もう…こ、こ、凍ったままで飲めないぃーッ。脱水症になっちゃうよぉーっ」。
さて、東京五輪マラソン。気温が上がらないうち、午前中のスタートでしょうから、スペシャルドリンクの提出は、前夜。ということは、「冷たいドリンク」は、難しい・・・。 どうやって、冷たいスペシャルドリンクが摂れるようにするか?冷たいかぬるいかは、メダルか否かという大問題。
<アンティークマンの二つの名案>
名案その1 角砂糖大の保冷剤を凍らせて、ドリンクに入れて提出する。給水するまでに15時間くらいとして。凍っていて飲めないということはない。むしろ、丁度良い冷たさではないか。
名案その2 氷(保冷剤付)をポケットに入れてスタート。給水の時、氷を入れて飲む。はじめはガサバルけどだんだん減ります。
星出さんが「宇宙」に滞在しています。その技術で、「15時間後に冷たいドリンク」ができるシステム開発…できないものでしょうかねえ・・・。