先日、J2の第1節の事に触れました。閑話休題でJ2の第1節終了後のお話改めて第2節終了時点の成績を見ると、2連勝は5チーム。第1節で引き分けがなかった訳ですが、第2節は3試合ありました。更に2連敗のチームは4チーム。J1からの降格チームであるサガンとコンサドーレ、前評判の高かったモンテディオ、そして愛媛FCです。特に降格してきた2チームはまだ無得点。もちろんこのまま終わるとは思えませんが、苦しいスタートです。モンテディオが昨年に続きスタートダッシュに失敗?断トツのJ2優勝候補のV・ファーレンが5得点4失点での1勝1引き分け。相変わらず守備に課題があるようです。J2も目が離せないですね。そして、J3ですが、私は全く気が付いていませんでしたが、開幕戦の2カードが延期になっていました。公式からの発表は、「ギラヴァンツ北九州対松本山雅FC、ヴァンラーレ八戸対ツエーゲン金沢の2試合は、スタジアム確保の状況などの理由から4月下旬の開催が予定されている。だそうです。J3では、既に全てのチームが勝ち点を挙げています。J3も目が離せません。
昨日(2月24日、月曜日)は、
朝4時からシービリーブスカップ第2戦、
日本対コロンビアの試合が行われました。
第1戦のオーストラリア戦を4-0で勝利した日本。
中2日で第2戦でした。
結果から書けば、4-1での勝利。
まずスタメンは第1戦から5人変更。
GKは山下杏也加から平尾知佳選手。
MFは熊谷紗希選手から三浦成美選手、長野風花選手がから宮澤ひなた選手、
長谷川唯選手から谷川萌々子選手。
FWは浜野まいか選手から植木理子選手。
私は3時55分にアラームを掛けて起床。
ABEMAのリアルタイム配信で視聴しましたが、
若干寝ぼけたままで視聴を開始したので、
ユニフォームの色は「白」対「オレンジ・黒」の対戦で、
正直、最初どちらが日本か判りませんでした。
そんな中、キックオフ。
頭の中は半分寝ている状態。
良く解らないまま「眺めている」状況の中、
何となくミドルシュートがさく裂し、ゴーーーール!
「こんな始まったばかりでいきなり失点かよ!」と悲しくなった私。
正直、
日本があんな凄いミドルシュートで得点するとは思いもしませんでした。
しかし、よくよく見れば、谷川萌々子選手の得点。
陳腐な表現ですが、
奇跡のシュート!
衝撃のシュート!
文字通りのゴラッソ!
これまで、数々のミドルシュートを叩きこんできた谷川選手ならでは。
でも、こんな場面で決める谷川選手は、正しく世界の谷川でした。
実はこれで完全に目が覚めました。
その後、先程のミドルシュートは利き足とは逆の左足でしたが、
今度は右足でのコーナーキックで田中選手のヘディングシュートをアシスト。
69分に交代しましたが、
次のアメリカ戦のために交代したとしか思えません。
もちろん全てのプレーが完璧だった訳ではなく、
折角のチャンスシーンで、
ドリブルが上手くいかず、或いは、相手を交わすことが出来ず、
ボールロストのシーンもありましたが、
そこから失点した訳でもなく、
2得点に関わっていることを思えば、
10点満点で8点はもらえるプレーでした。
田中選手の過去のプレーは、個人的に好きではなく、
この大会で選ばれた時点で少しがっかりしていましたが、
少なくともこの大会のパフォーマンスは素晴らしく、
もちろん4得点を挙げていることも凄いのですが、
降りてきて起点を作り、本来の田中選手がいるべき位置に、
色々な選手が入ってくることで相手DFが混乱するのを見れば、
チームとしての連携がかなり強化している気がします。
2試合の合計が8得点1失点。
田中美南選手以外の4点を、浜野まいか選手が2得点、
南萌華選手と谷川萌々子選手が得点しており、
ワンパターンではない得点シーンが成長の証に感じます。
過去のなでしこジャパンが、
相手のプレッシャーで落ち着いたパス回しが出来ず、
相手に詰められてフィジカルで負けてボールロストで失点。
或いはサイドを抉られ守り切れず失点。
負けパターンが定型化していましたが、
それが今大会では見違えるパフォーマンス。
エスパルスと少し似た状況に感じますが、
相手のプレッシャーをいとも簡単に交わしてドリブルで前に運んだり、
落ち着いてパスは繋ぐし、ズレることもほとんどないし、
トラップミスもないし。
今の日本代表は、昔の日本代表とは月と鼈?
WEリーグ対高校生くらいの違いを感じます。
そして、オーストラリア戦の2点目、コロンビア戦の3点目、
どちらも浜野選手の得点ですが、
そこに至るパス回しがどちも華麗で、
過去の日本にはなかったような得点シーン。
やっぱり海外組が増えたことに起因する、レベルアップの賜物でしょうか?
最後に、コロンビアのカイセド選手。
ワールドカップの韓国戦やドイツ戦でのゴールシーンを見て、
私はカイセド選手の大ファンになりました。
あのスピードは本当に素晴らしく、
当時、何故にこんな素晴らしい選手が知られていなかったのか不思議でした。
後で知ったのですが、
2005年2月22日生まれの20歳になったばかり。
ワールドカップの時は18歳だったんですよね。
18歳で2得点。
17歳の時に2022 FIFA Uー17女子ワールドカップに出場。
決勝でスペインに敗れるも準優勝しています。
この大会には谷川選手も出場しましたが、
準々決勝で優勝したスペインに1-2で敗れました。
この試合でも谷川選手はスペイン相手に、
ミドルシュートを叩きこんだんですよね。
まあ、話を戻すと、カイセド選手は、
18歳の誕生日の2日後に、レアル・マドリードと契約を交わしました。
そもそも、アメリカ・デ・カリでプロデビューを飾ったのは、
2019年7月、まだわずか14歳の時です。
そのシーズンではリーグ優勝に貢献。
未確認ですが得点王にまで輝いたようです。
そして、2019年11月には、
コロンビアのA代表への初招集を受けているスーパースター?です。
カイセド選手を語る上で外せないエピソードが、
新型コロナウイルスのパンデミック真っ只中の2020年。
カイセド選手は腹部に普通ではない痛みを感じ始め、
検査を受けた結果、卵巣がんを患っている事が判明しました。
手術を受け、化学療法も含めた長い療養期間を経て、
幸い治療は成功に終わり、今バルセロナで活躍している訳です。
私は日本代表が1番ですが、2番目にカイセド選手を応援しています。
ガンバレなでしこジャパン!
ガンバレカイセド選手!です。
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いつまで見ることが出来るのかは不明ですが得点シーンの動画です。