またやってしまいました。昨日まで図書館から9冊借りていた私。そのうち6冊読み終えたので図書館に行ってきました。通常、行く前に借りている本が延滞となっていないか調べます。それはもし延滞となっている本があれば、その本を返さないと新規の貸し出しが出来ないからです。今回、それをすっかり忘れていて、図書館で6冊返してから、そう言えば延滞になっているかも?と気がつき、しかもそのうちの1冊は自宅にあったので、1冊も借りることが出来ませんでした。悲しい!
先日、ウィンブルドンでの国枝選手の、
シングルス・ダブルスでのダブルの優勝について触れました。
実は、国枝選手のシングルス決勝の試合は、
録画はしてあったのですが、途中までしか見ていなかったので、
やっと、夕べ最後まで見ることが出来ました。
そして、奇跡の様な大逆転劇!
いやいや、奇跡と言う言葉は国枝選手に対して失礼か!
とにかく、あの試合の流れで逆転出来る、
国枝選手の精神力、テニスの技術、車いすを操るチェアーワーク。
本当に凄い選手です。
特に試合後のインタビューで、
昨年のパラリンピック優勝から、
2021年全米、2022年全豪、2022年全仏と優勝を重ね、
今回の優勝未経験の全英での決勝進出。
この絶好のチャンス生かすためにも、
今後まだまだ試合は続いていくけれど、
全部負けても良いので、この全英だけは勝たせて欲しいと、
神様に頼んだと仰っていました。
そんな、むしろプレッシャーになりそうな状況下、
しかも現実的にも相手が有利な展開の中で、
苦しい中を勝ち抜く姿を、出来るだけ多くの方に見て欲しかった。
さて、スコアを見れば、
セットカウント2-1(4-6、7-5、7-6[10-5])。
このスコアだけでも、激戦の様子が判ります。
この試合、タイブレークを除くと34ゲーム戦いましたが、
26ゲームがお互いのサービスブレイクで、
サービスキープは8ゲームしかありませんでした。
1set | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | tb | total |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
国枝 | - | B | - | - | K | B | - | B | - | - | - | - | - | 4 |
ヒューエット | B | - | B | K | - | - | B | - | B | K | - | - | - | 6 |
2set | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | tb | total |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
国枝 | - | - | K | B | - | B | - | B | - | B | K | B | - | 7 |
ヒューエット | B | K | - | - | B | - | B | - | B | - | - | - | - | 5 |
3set | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | tb | total |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
国枝 | - | - | - | B | - | B | - | B | K | B | - | B | ★ | 7 |
ヒューエット | B | K | B | - | B | - | B | - | - | - | B | - | - | 6 |
車いすテニスの大きな特徴の一つは、
良い選手ほどサービスリターンが大きな武器だと言う点。
車いすに座ったまま打つサービスでは、
中々強いサービスが打てない上に、
逆にリターンする側は、ある程度前に動きながら、
ライジングをリターンすると、強いリターンが打てるので、
リターンエースが多くなる傾向にあります。
普通のテニスよりリターン側が有利となり、
その結果が、今回の様なブレークの嵐だったのです。
しかも、
まず、対戦相手は地元イギリスの選手。
ヒューエット選手への大声援で、国枝選手は完全なアウェイでした。
また、パワーだけだったらヒューエット選手の方が上。
そんな中、第2セットは4-5とヒューエット選手リードで迎えた、
ヒューエット選手のサービスゲーム。
30-0とヒューエット選手がリードして、
会場が盛り上がったところからの逆転。
5-5から国枝選手が不利なサーブもキープ。
このセットを7-5で取ります。
しかしファイナルゲームはヒューエット選手が頑張り、
2-5とリードされる苦しい展開。
ここから、ヒューエット選手も勝ちを意識したのか、
ミスが増え始め、少しずつ流れが国枝選手に動きます。
そうは言ってもヒューエット選手の、パワーは顕在なので、
接戦が続きます。
ただ、お互いのギリギリの戦いの中、
アウトイン判定のチャレンジで、
ヒューエット選手のボールはミリ単位でアウト。
国枝選手のボールは、ミリ単位(それこそ1ミリ?)のイン。
そんなラッキーが味方してくれました。
更に、5-6でリードされたゲームも、
0-30とヒューエット選手リードからの逆転。
最後の10ポイントタイブレークも、
0-1、1-2、1-3、2-4、3-5から、
5ポイント連取で大逆転の10-5での勝利でした。
全てが、逆転に彩られた熱い戦い。
だからスポーツが魅力的なんですよね。
次は年間グランドスラムですかね?
ガンバレ国枝選手です。
さて、今年の目標である年間読書150冊。
166冊目です(今年191日目)。
「警視庁53教場 聖母の共犯者」吉川英梨
勝手に評価10点満点中6点
府中刑務所で脱獄発生――脱走犯の行方追っていた矢先、卒業式真っ最中の警察学校で立てこもり事件も起きて……。あってはならない両事件。かかわる人々の思惑は!? 人気警察学校小説シリーズ第3弾!
吉川英梨さんの小説の多くは、
良く練られたワクワクさせる展開ですが、
時にそこにあざとさ?ウーン、的確な言葉が見つかりませんが、
作為的と言うか、そこそんなに上手くいく?とか、
そうはならないんじゃない?
と言う場面がありますが、
それを上回るおもしろさもあります。
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