動物は素直です。
好きなら好き 嫌いなら嫌い
人みたいに裏切ったり落としいれたりしない
純粋で綺麗で真っ直ぐな生き物です
内海さんのFBより
*転載はじめ*
飼い主に捨てられ保健所や動物管理事務所に引き取られた犬や猫などの動物はどうなるのか・・・ライオンは草食動物を食べチンパンジーも肉食でゴリラはアリを食べる。
だから生物が生物を食べるのは生きていくうえで理解できるが、動物実験や殺処分は自然の摂理からは外れている。
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実はこっそり動物実験用に渡されていたという事実はほとんど知られることはありませんでした。
何十年もの間全国で行われてきたこの悪習を大きく変えさせたのが、1990年の12月に起こった「シロ」を巡る出来事です。
テレビ・新聞で大反響となり一万人の署名が東京都を変え、ついには平成18年全国で動物実験への払い下げはゼロになりました。
そのきっかけとなった「シロ」の話。
日本では保健所や動物収容所に連れてこられた犬や猫の運命は、「ガス室」に入れられて殺されるか、「実験動物」として大学の医学部などの研究機関に払い下げられるというものでした。
飼い主に捨てられ保健所で殺処分を待っていた犬「シロ」はまだ一歳でした。
殺される恐怖におびえる日々を送っていた「シロ」、そんな「シロ」が保健所から出される日が来ました。
しかし行先は動物実験のための東京都にある国立病院。
若くて元気でひとなつっこい「シロ」は保護された犬の中から選ばれて、とうとう実験動物にされてしまいました。
動物実験に使うために1300円で病院へ売られたのです。
「シロ」は脊椎を切断するというとてもつらい実験をやらされました。
左足は麻痺しました。
その後手当もされず放置されました。
背中には大きな手術の傷。
そして全身もストレスや皮膚病のため毛が抜け落ちているままにされていました。
「シロ」の隣の檻にはビーグル犬のメリーがいました。
メリーはワクチンの実験に使われ生き残りましたが、今度は脊椎の実験に使われ、その後実験者が転勤になった後は忘れ去られたように、5年間ずっと檻の中にほったらかしにされていました。
ある晴れた日、動物保護ボランティアの人たちによって「シロ」たちは保護され手当てを受けました。
看護によって「シロ」は散歩にまで行けるようになりました。
「シロ」は少しずつよくなっていきました。
でも吠えることも鳴くこともできませんでした。
うつろな瞳をして、一日中ぼんやりとしていました。
何か月暮らすうちに「シロ」は元気を取り戻しました。
白い毛が生えそろい瞳を輝かせて嬉しそうにはしゃいだりしました。
堅く引きつっていた足も地面につけられるようになっていました。
いたずらをしたり顔をペロペロとなめたり甘えるようにもなりました。
でもその幸せは長く続きませんでした・・・
「危険に対して身構える」といった能力にかけ車が来ても飛び出していき、方向感覚がまるでありませんでした。
そして運命の日、12月24日のクリスマスイブの夕方でした。
「シロ」は国道で自動車事故に遭い死んでしまったのです。
「シロ」は実験室から生還してわずか一年しか生きることはできませんでした。
推定年齢わずか二歳の短い一生です。
けれども「シロ」の存在がテレビや新聞で大きな話題となり、毎年何万頭もの犬や猫たちを実験の苦しみから救い出す大きなちからとなりました。
そして平成17年末をもって動物実験への犬猫の払い下げは、全国的に廃止になったのです。
このことは日本の犬や猫たちをめぐる歴史の中で、忘れられない大きなできごとの大きなひとつであるにちがいありません。
「シロ」はきっとそのために役目をもって生まれた犬だったと思います。
こうしている今もなお「シロ」のような犬たちが、毎年何万頭となく実験室の中でつらい苦しい目にあわされています。
日本には残酷で無意味な動物実験を監視して、止めさせることのできる仕組みがまだなにもありません。
声のない動物たちの訴えに耳を傾けてみましょう。
そうすれば私たちが何をしたらいいかきっとわかるとおもいます。
*転載おわり*
薬や化粧品などのための動物実験。
ずっと叩かれ続けるチンパンジーやうさぎの目に薬品を差し込み腐る行程の観察だとか。
犠牲になる動物もさることながら、実験に使われる研究費も莫大です。
化粧品とはか、過去の実験結果が出ているにもかかわらず、新しい化粧品を作るには再度実験が必要と以前何かで読んだ記憶があります。
悲しみや苦しみの想いに包まれるこの世です。