週末はアルビレックス!

サッカーど素人ながらアルビレックス新潟にはまりこんだ「八百政」家のアルビレックスな週末。(コメント表示は承認制です)

頼む!静かに観ててくれ!

2020年07月22日 | アルビレックス新潟

Jリーグが「観客数5000人ゲーム」の延長を決めたみたいですね。アルビのホームゲームでいうと8月8日(土)の大宮戦までは、シーズンパスではなくチケットを購入することになるとのことです。せっかくスタッフの皆さんが「シーパス対応ゲーム」の再開に向けていろいろな準備を整えてくださったところなのに、またしても多忙化と経費超過に拍車をかける事態になってしまいそうです。「シリアルキーなどは水戸戦と同じで…」みたいな感じでできませんかね?

さて、ドローに終わった山形戦のことを、もう少し書いておきたいと思います。

ご存知のように、「ソーシャルディスタンス」「拍手応援」「アルコールNG」「声出し・旗振り・指笛等の禁止」など、さまざまなJリーグ統一の制約があっての観戦ですが、それでもボクらにとっては「嬉しく楽しいアルビ生観戦」ですから、みんなのウキウキ感も伝わってきました。そして、いつもの観戦では聞くことのできない、選手やベンチからの指示や、選手の身体がぶつかり合う激しい音なんかも耳に入ってきて、新しい驚きも感じられました。

ですが、あまり聞きたくない声が耳に入ってくるのも、いつも以上でした。みんなが静かに応援していますからね。大声でおしゃべりしている観客(あえてサポーターとは言わない)の声が、嫌でも聞こえてくるんですよ。

ボクらの席の後方(結構離れていたんですが)に、たぶん30~40代くらいの2人の男性が観戦していました。そのうちの1人が、試合前からゲーム終了まで、ずーっとネガティブトークを続けていました。

「山形に拍手なんてすんなや」「なんでプラネタスワン、青なんだよ!山形か!」「アルビこれじゃぁダメだ」「こんなんじゃJ1昇格なんて一生無理だな」「全然前に行けないじゃん」「走ってないんだよ」「ボールを保持してるんじゃねぇよ、持たされてるだけだ」「ほーら、やっぱりダメだ」「中央突破なんて全然ねぇもんな」「あ~あ、ダメダメ」

普段だったらそんな声を聞きたくないから、自ら大声を出して応援してヤジ将軍の声をかき消すところですが、声援禁止のゲームではそれもできません。一緒にいた男性がどう思っていたかは知らないけど、ボクらには適当に相づちを打って合わせているように感じました。

ただ、間違いなくボクらを含む周りの多くのサポーターは、不愉快な思いをしていました。医療従事者への感謝の「青」も知らないのか? 山形の選手に対してのリスペクトだろ? 文句ばっかり言っていないで応援しろよ! あなた何様?……。 言いたいことはたくさんあったけど、声をかけていらぬトラブルになるのも嫌だな…と、みんな心の中に収めていたのでしょうね。

ドローでゲームが終了し、選手が挨拶に回ってくるのを待つこともなく、件の彼らはさっさとスタジアムを後にしました。その途端にボクの右隣(1席空けてね)の女房曰く、「むかつくわね~」「睨みつけてやったわよ!」「なんなの!あれいったい!」「ゴール裏に来ないでほしいわ!」。奥様、ボクも同感です。頼むから静かに観ててくれ!


もう1件、ボヤかせてください。今度はボクらのかなり斜め前の方に座っていた、4人グループ(大人男性2人+小学生男子2人)の中の1人のことです。ゲーム前に小学生の男の子を連れたお父さんが、なんと鞄の中から500ml(ロング缶)のキリンラガービール(サッポロじゃないのか?って、突っ込むのはそこじゃない!)を取り出し、おもむろに飲み始めたのです。小学生の子ども2人を含めた4人で楽しそうに談笑しながらね。

あ~、なんてこった!自分の子どもの前で、堂々とルール違反をする大人。何を考えているのかね?(考えていないのでしょうね?)息子クンはそんな父親の姿を見て、どんな思いを抱いているんでしょう?(何も思っていないのかな?)そして、どんな大人に成長していくんでしょうか?一緒にいたもう一人の父親はビールは飲んでいませんでしたが、彼を咎めることはありませんでした。ルール違反の仲間を容認ってことですね。

ビールオヤジは、背番号28の史哉のユニフォームを着ていました。容認オヤジは背番号15、レジェンド勲のユニです。正直にボクが思ったことを書きますね。今すぐにユニを脱いでほしいです。史哉のユニも、勲のユニも。背中の28番と15番が泣いています。胸のオレンジのエンブレムが泣いています。


ボクは、世の中に「100%悪い奴」も「100%いい人」もいないと思っています。犯罪を犯して捕まる人にだって、「あいつにもいいとこあるんだよ」っていうのがあると思うし、多くの人に信頼され尊敬されている人にも、その人なりのコンプレックスがあったり、「あいつのあそこだけはいただけない…」なんて部分が多少はあるものです。だって人間だもの。ボクもそう、あなたもそうです。

山形戦で見て不愉快になった「ネガティブオヤジ」や「ビール父ちゃん」にしても、普段は熱心に応援するサポーターだったり、よきパパなのかもしれません。だから決して彼らの人格を100%否定するつもりはありません。5000人マッチにビッグスワンまで足を運んでくるということからも、少なくとも一般的な新潟県民の標準以上のアルビ愛を持っているのは間違いないことです。

アルベルト監督もインタビューで言っていた「今季最低のゲーム内容」が、「ネガティブオヤジ」にそう言わせたのかもしれません。「ビール父ちゃん」は、日曜の昼間に外仕事を炎天下で超頑張りとてもビールが飲みたかったのに、Jリーグの統一ルールのためにスタジアムでビールを買えないことを知り、魔が差して缶ビールを鞄に入れてしまったのかもしれません。

だけど、ダメなものはダメ。やっちゃいけませんよ。少なくとも、ルール違反や周りで観ている人たちを不愉快にさせるような行為はNGです。

コメント (5)
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