旧畑小学校がある豊前市 ( ぶぜんし ) は、
福岡県の東部、京築地域の南部に位置し、行橋市と中津市のほぼ中間にあり、
市域南部には求菩提山や犬ヶ岳などの山々が属する筑紫山地が連なっている。
また、北部は周防灘 ( 瀬戸内海 ) に面しているため、漁業が盛んで、
大分県中津市中心部までは、わずか7kmと非常に近いことから、
中津市の経済圏・生活圏に属している。
国道10号を周防灘に沿って南下して行き、築上町を過ぎて豊前市に入り、
角田川に沿って県道232号を山間部へ5kmほど進むと、
沿道から、左下に平屋の木造校舎が見えてくる。
校庭はきれいに掃除がされており、現在も地域の行事などが行われている。
正面玄関の表札は、 「 岩岳川河川研究所 」 とある。
岩岳川は、大分県境の犬ケ岳を源流として中流で佐井川に放水されている河川であるが、
地域と連携して西日本工業大学が2003年に設置した研究施設である。
その破風の中央部にしっかりと畑の字が書かれた校章が残っている。