この寺の前で子どもたちに武術を教えたのであろう。
福岡県田川郡福智町の金田駅裏の常立寺に続く農道の脇に
「 宮本武蔵の碑 」 がある。
常立寺はかつて宮本武蔵が寺の境内で剣術を教えた場所であるが、
武蔵が生まれた岡山県の美作や熊本などで見かけるのならば分かるが、
「 まさかこんなところで 」 という感じだっただけに、
その出会いは “ 予期せぬもの ” だった。
その碑には、こう彫られてある。
宮本武蔵は養子伊織の祖父 小原信利が天正十五年
香春岳城攻撃のとき 討死し
その墓が常立寺にあったので武蔵は小倉の伊織宅に居た寛永九年から
八年の間 菩提を弔うため再三この地を訪れて
武芸や禅を伝えた。と、ある。