小さいながらもシッカリと組まれた石橋
駒返橋の架橋記念碑には山内村や相良村の世話役の名前などが刻まれている
下流側から見た橋の全景
きれいな弧を描いたアーチ
内側から見た輪石
不揃いな石がまちまちに組まれている
橋脚部分
上流側から見た駒返橋
杉の木を横にして土留めをしている上流側
内田分校の近くにある 「 萬歳矼 」 架橋碑
今はコミュニティセンターになった 「 山内小学校内田分校 」
所在地 / 熊本県菊鹿町山内
架橋 / 元治2年 ( 1865年 )
石工 / 原口棟朔
長さ / 4.50m 幅 / 2.70m
高さ / 1.62m 径間 / 2.93m
単一アーチ
駒返橋は菊鹿町の中でも最も小さな石橋で、
山裾に開かれた棚田の中に小さなアーチをのぞかせている。
橋の袂には架橋碑が建ち、
元治二年二月出来也
駒返橋と刻まれた下には、
山内村庄屋 宮嵜俊右エ門
相良村 右同 長左エ門
山内村 古閑組頭 半左衛門とあり、
石橋架橋に尽力した人たちの名が刻まれている。
小さな橋だが現在も現役の橋として使われており、
農業者にとってかけがえのない橋になっている。