上の写真は監督に就任した年の宮崎キャンプで、
内川聖一選手を相手にバッティングピッチャーを買って出た時のものである。
そんなソフトバンクホークスの工藤公康監督(58)が、
今季限りで退任する意向を固めたことが分かった。
就任7年目の今季が契約最終年だが、現在4位と低迷。
クライマックスシリーズ進出は難しい状況になっている。
工藤監督は秋山幸二前監督の後任で2015年から指揮を執り、
同年にリーグ優勝と日本一。
短期決戦で無類の強さを発揮し、
17~20年はパ・リーグ球団の新記録となる4年連続の日本一に輝くなど、
昨季までの6年で5度の日本シリーズ制覇に導いた。
その年に最も功績があった監督、
選手らに贈られる正力松太郎賞は昨年まで3年連続で選ばれるなど、
選手時代を含め計5度受賞。
16年には野球殿堂入りした。
ボクらホークスファンは、「 勝って当たり前。優勝ありき 」 だった。
その強さの上に胡坐をかいていた気がする。
『 勝って当たり前 』 のプレッシャーは相当なものだったと思う。
勝てば選手の手柄。負ければ監督の責任。
連敗しても連勝しても心が休まることが無かっただろう。
ペナントレースという戦場からしばらく離れて、
また戦いの場が恋しくなったらいつでも戻っていいと思う。
工藤監督、今までありがとうございました。