廃線後もしばらく中元寺川に桟橋が架かっていた
かつて石炭を運んでいた桟橋
銘板には 「 小野田セメント株式会社 」 の名が書かれている
遠賀川の支流の中元寺川は、田川市の川宮から糸田町を経て金田から赤池へと続く。
その中元寺川にかつて石炭を運んだトロッコが渡った桟橋があった。
その跡を記念したトロッコ型の碑が桟橋のたもとにある。
一九二〇年代 ( 大正時代 ) 糸田町朝日 ( 後の岡崎、真岡 ) 炭坑から
掘り出された石炭は約二.五キロの車道をトロッコによって引き込み線堀川に運ばれ、
ここから石炭運搬車や専用石炭列車によって、各地に送られた。
その専用桟橋が架けられていた跡である。