コンクリートで造られた新しい 「 鯛ノ浦教会堂 」
新教会の裏に立つ 「 旧・鯛ノ浦教会 」
旧・鯛ノ浦教会堂
原爆で崩壊した浦上天主堂の被爆レンガで造られた鐘楼
旧教会堂の裏にある 「 鯛ノ浦ルルド 」
上五島の鯛ノ浦教会は、明治13年(1880)パリ外国宣教会ブレル師によって、
現在の希望の灯学園の前身である養育院が建てられ、
翌14年(1881)地区信徒が待ち望んだ旧鯛ノ浦教会堂が建立された。
その後明治36年(1903)クゼン師によって建て替えられ、
さらに潮風のため、破損いちじるしく
昭和54年(1979)不漁続きで不況の最中、
信徒世帯当り80万円という巨額な拠出により
現在のスマートな聖堂に建て替えられ、
3月14日里脇大司教によって献堂された。
明治3年の鯛ノ浦六人斬りで知られるように
他の五島各地と同じように信徒の信仰は篤く、
敷地内に聖地ルルドを設け、
優しい慈愛の微笑みをたたえたマリア様を祀リ、
毎年5月と10月にはルルドヘの信仰を深めている。
美しい佇まいの旧聖堂の鐘楼は、
原爆で崩壊した浦上天主堂の被爆レンガで造られており、
現在、資料館として保存されている。
この地域の信徒の信仰は篤く、
上五島を訪れる観光客、巡礼者を引き付ける魅力を持っている。
所在地 / 長崎県新上五島町鯛の浦326
教会の保護者 / 聖家族