「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

大分県日田市大山  「 バクチノキ ( 博打木 ) 」

2020-11-29 11:41:37 | 海 ・ 港 ・ 空 ・ 木々

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その名を見て思わず足を止めて二度見したバクチノキ。

今日のジャパンカップは丸裸になりたくないが、元くらいは取りたい。

 

樹皮が剥離し幹が顕になる様を、

バクチで有り金をすって丸裸になることにたとえ、

バクチノキと呼ばれるようになった。

元来は庭木として使われることは少なかったが、

江戸時代に博徒の信仰の対象となったことなどを契機として、

庭に使われるようになった。

刈り込みに強く、枝葉が密生するため垣根に使われるが、

背丈が高くなり過ぎるため、近縁のセイヨウバクチノキの方が人気が高い。

 

葉には青酸を含む杏仁水 ( バクチ水 ) が含まれ、咳止めや鎮痛剤に使われる。

また、樹皮は染料 ( 黄色 ) の材料となる。

各地にバクチノキの名木があるが、神奈川県小田原市早川字飛乱地に名木があり、

これにちなんで別名 「 ビランジュ 」 があるが、

( インドの 「 毘蘭樹 」 とバクチノキを混同したという説もある。 )

 


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