7月10日、大雨の日の「岡森堰」
岡森堰は、直方市上境と中泉の遠賀川支流の彦山川下流に位置する堰で、
干ばつに苦しむ鞍手郡下境村・赤地村・頓野村・感田村、
木屋瀬村(現北九州市八幡西区)および遠賀郡楠橋村(現同上)の農業用水を確保するため、
明和八年(1771)に感田村の大庄屋の渡辺善吉(信利)が
下境村抱えの猪之窪(猪久保)に仮井手を築いたことに始まる。
翌明和九年には郡奉行島井市太夫に願出て本格的な石井手が築造された。