所在地 / 熊本県植木町小野泉水公園
架橋 / 明治~大正時代
石工 / 不明
長さ / 6.30m 幅 / 4.40m
拱矢 / 2.60m 径間 / 3.20m
環厚 / 40 ㎝ 単一アーチ
かつて滴水橋は木葉川上流の神の木川に架かっていたが、
現在の小野泉水公園に移設されたものである。
小さな石橋だが、垂直な橋台の上に拱門 ( アーチ ) が乗る構造で、
輪石17列と橋台3段 ( 使用石材155個 ) で構成されており、
アーチはボルトやコンクリートを使用せずに石材のみで組み上げられている。
小型の橋ながら構造は堅牢で破損がなく、架橋当時の状態が良く残っている。
石材は凝灰岩切り石で、精巧に組み上げられており、当時の技術の高さを物語っている。
中央の要石は他の石よりも少し大きく、輪石下の橋台は切り石を垂直に積み上げ、
輪石とともに精美な印象を当てえている。
脇にある元の高欄と親柱の一部は川から引き上げたものである。