「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

福岡県香春町 「 河内王(かわちのおおきみ)の陸墓 」

2021-06-12 08:28:20 | 歴史 ・ 墓 ・ 城 ( 本土 )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鏡山の左側の森がくびれた場所が陸墓になる

 

 

 

 

 

河内王陵(かわちおうりょう)は、福岡県田川郡香春町にある古墳である。

通称は 「 外輪崎古墳 」 。

実際の被葬者は明らかでないが、宮内庁により「 勾金(まがりかね)陵墓参考地 」

( 被葬候補者:第40代天武天皇皇孫長親王王子河内王 )として陸墓参考地に治定されている。

 

万葉集巻第三の417~419前文に「 河内王を豊前国鏡山(かがみのやま)に葬る時、

手持女王(たもちのおおきみ)の作る歌三首 」 とあり、

417番に「大王の親魄(にきたま)あへや

豊国の鏡山(かがみのやま)を 宮と定むる」と詠まれている。

河内王は太宰帥として九州に赴任し、この地で没したと言われる。

このため明治27年(1894)に、

天武天皇の皇子・河内王の勾金(まがりかね)陵墓参考地に治定された。

陸墓は現在はフェンスに囲まれ宮内庁が管理している。

横穴式の円墳であり、石室の一部が露出している。

 


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