穏やかな天候に恵まれた27日(日曜日)。午前11時ごろ自宅を自転車で出発して、県道20号線、葉山海岸通りを葉山御用邸までゆっくりと散策。往復10㌔ほどだが、今まで見落としていたものも沢山あり、一日を楽しく過ごした。その主なものを紹介します。
逗子、葉山は、坂道が多いため、自転車はブリヂストン製の電動車。タイヤは、16インチと小さいが、スピードは、普通の自転車と同じくなっていて見劣りしなくスイスイ。
まず、紹介するのが、由緒ある日本料理「日蔭茶屋本店」。通りに面しており、皇族方が食事に訪れるところ。
日蔭茶屋の玄関。葉山からの帰り時刻が午後2時30分過ぎだったが、駐車場は、満杯だった。
しばらく古屋敷が続く、松岡邸の門構えは、歴史が刻まれていて素晴らしい。
松岡邸。
しばらくすると葉山マリーナの明るい建物が目に入る。
葉山マリーナ。海側には、数百艘のヨットが係留されている。
そして、近代的なアサヒビールの葉山研修所。
県道20号線を進むと葉山元町の交差点。
ここで、葉山海岸通りに入る。
森戸海岸入り口の看板が目に入る。海岸では、多くの人がバーべキュを楽しんでいた。
森戸海岸。
みそぎ橋。
みそぎ橋を渡ると森戸神社。横が駐車場、満杯だった。この場所は、源頼朝公の別野跡とのこと、石碑が立っていた。
そして駐車場の海岸べりには彼の有名な石原裕次郎石碑。
海岸からの風景をご覧になってください。
かすかに顔を出している富士山。
別名裕次郎灯台と言われている。
遠くには大型ヨットが。
岩の上に松が生えている。景観が素晴らしい。
森戸神社を後にして葉山御用邸方面に進むと、高橋是清の別邸跡。あの2.26事件で暗殺された・・・。
現在は、葉山交流館と奥には有料老人ホームが立っている。
葉山交流館。
しばらく行くと海岸側には、建設会社「鹿島」の研修所。大きな屋敷に、豪奢な建物が立っている。移築したものとか。
「鹿島」研修所。
そして、県立近代美術館葉山。
入って行くと素敵な庭が広がっていた。時間の都合上建物内には入らず先に進む。
隣が「葉山しおさい公園」
しおさい公園入口。元は、現在の葉山御用邸と同一で使用されていた。続き地。
この場所は、昭和天皇が大正天皇から皇位継承したところ。以前、訪れたことがあるので今回は中に入らなかったが、昭和天皇が葉山海岸で収集した多数の貝の標本が展示されている。
入口左手には、「皇位継承の地」との説明書きがあった。
葉山御用邸の正門。お巡りさんが交代で詰めている。
左手から廻って、県立葉山公園脇に自転車を止め、海岸に出るとお巡りさんが寄ってきた。
「海側を撮るのは一向に構わないが、御用邸敷地に向かって撮らないようお願いします」とのこと。明るい顔で穏やかに話される態度はご立派。こちらも明るく話して了解する。「さすが守衛のエリート」と感心しながら海岸の御用邸前の芝生広場に。
お巡りさんとのお約束通り、御用邸側にはカメラを向けず、海側に。家族連れが多く、弁当を広げていた。
ここで、持参したカロリーメイトと飲み物で昼食をとる。
芝生広場で腰を下ろして、昼食。
しばらくカメラを回す。
北側海岸方面。左手の海にいるのはすでに泳いでいる人。
南側の海岸。中間の川の向こう側が県立葉山公園。
葉山公園では、大勢の家族連れが楽しんでいた。バーベイキュは禁止なので、持参したものを広げて子供たちと食べていた。
今日は、ここまでとして自転車を取りに帰り、国道に出て、一路来た時と同じ道を帰る。
途中、山の中腹にある別荘と思われる建物に気付く。「あそこまでどうして上がるのだろうか」とよく見ると長い石階段が続いている。「歳をとってからあそこまで上がるのは大変だろうな」と他人事ながら心配する。
帰りは寄り道せず、のんびりと自転車を走らせた。帰着午後3時前。
やや汗ばんだので、シャワーを浴びて一休み。
近くて楽しく、葉山方面再発見の自転車一日旅だった。