先に報告しましたように、9日14時から開催された首記文化講演会に出席しました。
久しぶりに電車に乗ってJR山手線御徒町駅で下り、南口から約5分ほどの東京新潟県人会館2階ホールに向かった。
旧ビルが古くなったので建て替え、2020年12月オープンされた。新潟県人会館は別名「ふれあいふるさと館」と称し、宿泊施設も用意されている。
玄関を入る時にまず目にする「ふれあいふるさと館」の表示。
玄関を入るとやや狭いエレベータホール。その突き当りには、宮田先生の作品が飾られている。
宮田亮平先生作「勇進」。
定刻の午後2時前には、もうホールは満席。
先のブログに記したように席は満席です。
講演の題名は「ときめきのとき」。その詳細については避けたいと思いますが、会場の雰囲気等について概略をご紹介します。
午後2時の定刻に宮田先生は後からマイクをもって入ってきた。司会者による先生の紹介がないままに、先生は出席者を笑わせながら正面に向かう。
しばらくして司会者は先生の話を中断して(笑)、主催者である県人会山本副会長の挨拶。
主催者側からの出席者への御礼と先生の話に期待している旨を述べる。
とにかく先生は、出席者の皆を笑わせながらの自分の話に引き込むのがとてもうまい。
先生はまず、自分の生い立ちやイルカとの出会いについて話された。特に真冬の海が荒れていた時、佐渡から新潟に向かう500トンのおけさ丸のデッキに出ていて、船員に危ないから中に入るようにと注意されたその時、イルカに出くわしたそう。
劇作家・井上ひさし氏の言葉だが、自分は「難しいことを面白くやる。それでいいではないか」ことに肝に止めているそう。
まず、自分がしてきたことのうち特に印象に残っていることをスライドを使って紹介。
法隆寺金堂の壁画を複製してG7伊勢志摩サミットで紹介したことなどや作品で、“からしレンコンの前で会おう”と作品を変な名前で呼ばれたことなど、また、芸大での基本考えなどをジョークを入れながらわかりやすく説明された。
失敗しても「大丈夫だよ」と勧めること。
天皇陛下御即位を祝するための内閣一同による献上品。宮田先生の製作。
日本橋三越新館ビル7階正面中央部に設置されているエンブレム。その大きさはすごい。
日本橋三越新館正面に現在飾られている作品の制作時の苦労話も詳細に話された。
東京駅待合の場所に飾られている「銀の鈴」。鈴上の結びのところや鈴の胴にはイルカが描かれている。
その他、神田明神に飾られている作品の作成までの苦労話ら本当に努力されたことを、また、自分の感性で自分で洞察していくことに努めてもらいたいと述べられた。
先生の話は1時間ほど、皆を退屈させない、ジョークを入れ人を引き付けての会話、大変楽しくまた作品の観かたを教えられ、考えを新たにした。
実行委員長山本さんから花束を贈呈。
お二人で記念写真に納まる。(山本副会長に写真を載せたことを伝え、了解してもらっています)
先生は話すのを忘れていたとのことで、ホールの出口でマイクを取って「今年の11月1日から8日まで、日本橋三越デパートで個展を開く」と紹介された。ぜひ見に行きたいと思っている。