昨日(4日)の朝日新聞の1ページ下段に次のような広告を見つけた。
朝日新聞広告。
私、実は化学の出身。もう少し詳しく話すと(私の大まかな備忘録”〇〇家の足跡″によれば)、ふるさとの高校卒業後上京して〇〇大学理工学部工業化学科に入学、(卒業論文は希望していた先生が突然アメリカに留学したので、その先生の指示で通産省東京工業試験場の技官(後に東大教授に就任)のもと1年間授業の合間を見て実験に通う)。卒業後、大企業〇〇製薬綜合研究所に10年余勤務。
生まれ育ったのが商家のせいか、義兄や兄たちが車で上京するたびに、「いい天気だから富士山五合目まで上がってこよう」とか「箱根にドライブに行こう」とか言うのを、″やはり自分で商売をして、自由な時間を造らないと。サラリーマンではだめだ」と気づく。
思い切って研究所勤めを退職し180度転換、田中角栄総理の一億総不動産屋の時代に勉強のため、日本交通公社(当時はまだJTBと言っていなかった)関連会社の不動産関連部門に就職。JR東京駅東口近くのビルの一室で開発の業務に就いた。時には地方に出かけて、地上げもした。
そうこうしているうち、バブルがはじけ、不動産関連事業はあっけなくしぼんでしまう。
交通公社関連会社も縮小、私も一度は添乗に駆り出された。余談だが私は、日本不動産協会の31日間の世界一周旅行の補助添乗に駆り出され、ヨーロッパはイギリス、フランス、ドイツ、ポーランド、スイス、イタリア、そしてアメリカ本土東岸ニューヨークから始まり横断、最後はハワイ島といい思いをした。
初めの話に戻そう。
高田馬場に出かける用事があったので、朝日新聞の広告記事を切り抜き、駅前の大きな本屋3階に入った。 店員にその切り抜きを見せ、この店舗にあるか確認依頼した。
女性店員は、PCで検索、展示場所を確認する。「4階にあるようですので私が取りに行ってきます」とのこと。 私はカウンターの横でしばらく待つ。
店員は、分厚い本を抱えて戻ってきた。
「この本ですね」と確認。
「そうです。実は、私、化学の出身ですが、これからおさらいしてみようと思いまして」と申したら、
店員「いいことです。いろいろと思いだすことでしょう」と。
とても分厚い。456ページもある。
家に持ち帰って、家内に見せたら、
家内曰く「ひゃ~、厚いね。ゆっくり勉強すると1年かかるんではないか?」とひやかす。
パラパラとめくると、元素周期表も見える。
H、 He 、Li、 Be、 B 、C 、 N 、O、F、 Ne、(高3の時、スイヘイリベツバックノフネ)と記憶したのを思い出した。
これから、ゆっくりと大学時代、研究所勤務時代を思い出して化学をおさらいしようと思っている。
また、本屋3階の入ったところに、この4月から始まったNHK連続テレビ小説「虎の翼」の主人公モデルとなった日本初の女性裁判所長「三淵嘉子」の本が積まれていたので、手に取った。
4月1日から始まった朝のNHK連続テレビの予告編を先日見て、「素晴らしい女性なんだなぁ」と感心したところだった。
但し、朝、またはお昼ごろの時間帯は忙しくてと言っては何ですが、時々しか見られそうもない。 この本を買って「本人の生い立ち、経歴を勉強しよう」と考え、購入してきた。
もう、1/3ほど読んでみたが、とても頭の良い素晴らしい人。
今朝8時のNHKテレビ放送はベットの中でイヤホンを付けてみました。
良妻賢母主義の母親のあるきっかけで、寅子は母親から六法全書を買ってもらう場面まで。 とても感動しました。
まあ、この2冊を読み終えるのはいつになることかしら・・・。