ボディアースの位置を変えたことにより、バイクの電源取り出しの件は解決しました。
前記事では、いかにもさらりと対処した様に書きました。
たしかに、アースの位置を変える作業自体は5分もかからずに無事済みましたが、
それまでにいくつもの「とほほ」を重ねてしまいました。
そもそも、この日は朝からツーリングに出かける予定でしたが、職場に忘れ物を取りに行かざるをえなくなり、いきなりの時間ロスでした。
その後、遅れて出発したものの、ナビが起動できず帰ってきたのは前記事で述べたとおりです。
ナビ事態が故障しているわけでないことを確認すると、次に電力不足を疑いました。
そこで、SR400とプリウスのシガー電源の電圧と電流を測定することにしました。
電圧は双方ともに12Vで問題ありませんでした。
今度は電流を測定しようとプリウスのシガーソケット底面(+極)にテスターのリード棒を差し込んだのですが、同時に側面(-極)にも触れてしまいました。
「あっ」と思ったと同時に火花が散ってシガーソケットが普通になってしまいました。
これもとほほでしょうが、この程度のことはクルマやバイクの電装を触ったことがある人ならば一度や二度は経験したことあるのじゃないでしょうか(私だけ?)。
ヒューズがとんだだけのことです。
私はこの程度のことでは動じません。
「プリウスのヒューズボックスってどこにあるのだろうか?」
ネットというのは便利なもので、すぐ「プリウス20型のヒューズ交換」なんてページが見つかりました。
そこには、
・運転席のペダルの付け根近くにヒューズボックスがある
・蓋の部分にどの部分のヒューズが明記してある
・シガーソケットは「PWR OUTLET」と表示してある ことが明記されていました。
おかげで、簡単に見つけることができました。
これからが最大のとほほでした。
まず、ヒューズを抜くのが大変!
指先に力を入れてもびくともしません。
何度もバイクではやっているのに・・・専用工具が必要なのでしょうか・・・そんなものもっていないし
毛抜きを使ってみたけどダメ、ラジオペンチがないので、ニッパーで挟んで抜いちゃいました。
確認すると予想どおり、ヒューズが切れていました。
となれば交換するだけのこと。
し・か・し
手持ちの15Aの平型ヒューズを差し込んだのですが、かたくて半分ぐらいしかはまりません。
抜くときも苦労したのだから、はめるときも大変なんだろうと思って力を込めるのですが場所が低く奥まったところなので力が入りません。
小さなトンカチでコンコンやってみましたが、やっぱりダメです。
しばらく格闘して、ふと思いました。
「これって、規格が違うのじゃないの?」
ビンゴでした。
左がプリウスのヒューズ、右が無理矢理はめ込もうとしていたヒューズです。
これでは半分しかはまらないはずです。
危うく壊すところでした。
とほほ・・・
原因さえわかれば、解決は簡単です。
オートバックスまでひと走りして買ってきました。
ヒューズクリップという工具も付いていて簡単に取り付けることができました。
このあと、SR400のボディアースの移設作業が数分で済んだのは幸いでした。
そんなこんなで土曜の午前は過ぎてしまいました。
こんなとほほな日ですから、午後から出かけることはせず、ツーリングも翌日に延期しておとなしく自宅ですごしました。