12月のゼムパーオパーの入場券を購入した。そこのネット予約をするのは初めてだったので、準備をして場所などの検討も付けておいた。よく知っているところは音響も視界も分かっているので、どこを狙えばよいか分かっている。然し、知らない所であると写真とか既存の売れ所の席などを注目しておく。今回は写真よりも先の360度写真に頼った。最後に通常の写真で確認した。音響に関してはそれ程外すことはない。劇場の大きさも1300席ぐらいの中劇場に近い、音響はそんなに変わらない。
今回はティテュス・エンゲルのゼムパーオパーデビューなのでなによりも名門シュターツカペレドレスデンとの仕事ぶりを注視したかった。勿論新制作なので舞台との調和の確認も欠かせない。先の新聞記事にあったように「制作を形作る指揮」である。目的に合わせた席選びでもあるのだが、小さな劇場では視界の点以外はそれほど変わらないだろう。ということで、舞台への視界関しては二の次にした。見切りがあると勿論安い。安いことを求めた訳ではないのだが、安いと文句を言う人は馬鹿である。個人的には宿の方が高めのアパートメントにしたので倍近く払うのが馬鹿らしいと思うだけだ。
さて初めてのネット買いは、10時始まりの一分前に待合室が開いていて、最初の導入の35秒と待合で100秒ほど並んだか。都合がいいのはその当該公演の夜の予約に直接入れるので、殆ど一番ぐらいで入れた ― 因みにシーズン目玉のシュターツカペレ・ドレスデンのシェフのガッティ指揮の「ファルスタッフ」は王のローゲも空いていたのだが、こちらは売り切れていた。州関連のご招待の対象者が違うのだろう。実はいい席がなければそこでもいいかとも思っていた。
先ずどこがどれだけ出るかは、初日定期とかもあるので気になっていた。「ファルスタッフ」と比較して定期つまり常連さんへの出方は決して悪くなく、いい席はやはり売れていた。その後の出方もそれほど変わらないので、旅行者で買う人よりも、地元の数限られて常連さんが安くていい席を選択しているのはよく分かった。先ず間違いないだろう。但し購入後に気になったのは360度写真の縮尺感がおかしいことで、通常の写真で再確認する必要があった。
ドレスデンの市場はミュンヘンの常連さんの十分の一もいない、フランクフルトの数分の一以下である。要するにそれ程のオペラの土壌がないのも分かる。いずれにしても、演出家のカラマンもエンゲルの先生クルティック指揮のグラーツのハースの作品で成功しているので、今回も支配人が二匹目の泥鰌を狙ったのは間違いない。ミュンヘンのマイスター指揮より立派な演奏をして貰えれば成功する可能性が強い。するとエンゲルが常連で登場することになるので、こちらもその心算でいる。
エンゲル指揮のハース作「ブルートハウス」第三演で一躍スターになったヴェラロッテベッカーがクリンゲンブルク演出初演でのハニンガムの歌唱との比較でも楽しみだが、ここを本拠地とするツェッペンフェルトの歌も楽しみである。小さな箱だから一流歌手にとっては楽々であろう。
早速調べると初演の映像と中継録音は残してあった。ブルーレイ化されているのだが、先ずこれで用足りると思う。楽譜もネットにあるので万全だ。編成も大変大きいので指揮者の腕の見せどころでもあろう。
参照:
ドレスデンでの出逢い 2025-03-22 | 文化一般
神聖な炎に焦がされる 2022-06-20 | 女
今回はティテュス・エンゲルのゼムパーオパーデビューなのでなによりも名門シュターツカペレドレスデンとの仕事ぶりを注視したかった。勿論新制作なので舞台との調和の確認も欠かせない。先の新聞記事にあったように「制作を形作る指揮」である。目的に合わせた席選びでもあるのだが、小さな劇場では視界の点以外はそれほど変わらないだろう。ということで、舞台への視界関しては二の次にした。見切りがあると勿論安い。安いことを求めた訳ではないのだが、安いと文句を言う人は馬鹿である。個人的には宿の方が高めのアパートメントにしたので倍近く払うのが馬鹿らしいと思うだけだ。
さて初めてのネット買いは、10時始まりの一分前に待合室が開いていて、最初の導入の35秒と待合で100秒ほど並んだか。都合がいいのはその当該公演の夜の予約に直接入れるので、殆ど一番ぐらいで入れた ― 因みにシーズン目玉のシュターツカペレ・ドレスデンのシェフのガッティ指揮の「ファルスタッフ」は王のローゲも空いていたのだが、こちらは売り切れていた。州関連のご招待の対象者が違うのだろう。実はいい席がなければそこでもいいかとも思っていた。
先ずどこがどれだけ出るかは、初日定期とかもあるので気になっていた。「ファルスタッフ」と比較して定期つまり常連さんへの出方は決して悪くなく、いい席はやはり売れていた。その後の出方もそれほど変わらないので、旅行者で買う人よりも、地元の数限られて常連さんが安くていい席を選択しているのはよく分かった。先ず間違いないだろう。但し購入後に気になったのは360度写真の縮尺感がおかしいことで、通常の写真で再確認する必要があった。
ドレスデンの市場はミュンヘンの常連さんの十分の一もいない、フランクフルトの数分の一以下である。要するにそれ程のオペラの土壌がないのも分かる。いずれにしても、演出家のカラマンもエンゲルの先生クルティック指揮のグラーツのハースの作品で成功しているので、今回も支配人が二匹目の泥鰌を狙ったのは間違いない。ミュンヘンのマイスター指揮より立派な演奏をして貰えれば成功する可能性が強い。するとエンゲルが常連で登場することになるので、こちらもその心算でいる。
エンゲル指揮のハース作「ブルートハウス」第三演で一躍スターになったヴェラロッテベッカーがクリンゲンブルク演出初演でのハニンガムの歌唱との比較でも楽しみだが、ここを本拠地とするツェッペンフェルトの歌も楽しみである。小さな箱だから一流歌手にとっては楽々であろう。
早速調べると初演の映像と中継録音は残してあった。ブルーレイ化されているのだが、先ずこれで用足りると思う。楽譜もネットにあるので万全だ。編成も大変大きいので指揮者の腕の見せどころでもあろう。
参照:
ドレスデンでの出逢い 2025-03-22 | 文化一般
神聖な炎に焦がされる 2022-06-20 | 女