個人的には、ベーム博士の晩年にブラームスのアルトラプソディーを歌っていたのが印象に残っている。活躍時期もあってか彼女の深々とした声はまさにアルトだった。勿論様々な録音ではやはりベーム指揮の「コシファンテュッテ」のドラベラは外せない。全盛期は1960年代だったのではなかろうか。それを考えるとオペラこそは記憶していないが、日本公演でも日生劇場の杮落しのレオノーレぐらいでしか歌っていないのかもしれない。
Christa Ludwig bei Alfredissimo
Das Lied von der Erde: VI. Der Abschied, "Die Sonne scheidet hinter dem Gebirge" (Contralto)
つまり社会的にこれを機にして、新たな次元に入って行けるという事で、その中には接種によってもへらない数の死者を社会がどこまで受け入れられるかが問われる。三百人が毎日亡くなるような事は受け入れらないが、週末の様に数十人ならばどうだろうかという思いになる。今回の追悼式がそうした数から生身の人間へと眼を移すことがはかられているのだが、社会としては何らかの決断が迫られている。つまり脱コロナへの大きな出発点になるのである。
Gedenken für die Corona-Opfer