Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

索引 2014年8月

2014-08-31 | Weblog-Index


試してみたい様々な対処法 2014-08-31 | 文化一般 TB0,COM0
懸案のIH炊飯器、その成果 2014-08-30 | テクニック TB0,COM2
二時間ほどのライン両岸への旅 2014-08-29 | 生活 TB0,COM0
ああ、それでも交流電流 2014-08-28 | 生活 TB0,COM0
指の感覚の選択能力 2014-08-26 | テクニック TB0,COM0
飲まず食わずのIT労働 2014-08-25 | 生活 TB0,COM0
真面過ぎると困ることも 2014-08-24 | 雑感 TB0,COM0
背中を打ちつけそうになる 2014-08-23 | アウトドーア・環境 TB0,COM0
恐怖感と闘争心に火をつける 2014-08-22 | アウトドーア・環境 TB0,COM0
リコーダーを吹いたヒッピー 2014-08-21 | 雑感TB0,COM0
貴重なワインのお詰め合わせ 2014-08-20 | ワインTB0,COM4
五十日後の月曜日の決算 2014-08-19 | 暦TB0,COM0
硫黄臭を燻らして走る 2014-08-18 | ワイン TB0,COM2
科学技術発展のイタチゴッコ 2014-08-17 | テクニック TB0,COM0
豊かさの証明の衣替え 2014-08-16 | アウトドーア・環境 TB0,COM0
ピクニックにタブレット 2014-08-15 | 生活 TB0,COM2
ナーヘの谷へ戻る旅 2014-08-14 | 試飲百景 TB0,COM2
比較的良いヨガの初印象 2014-08-13 | テクニック TB0,COM0
熟成の可能性を探る 2014-08-12 | ワイン TB0,COM0
パン屋の夏休みに合わせて 2014-08-11 | アウトドーア・環境 TB0,COM0
石灰が効いた引き分け試合 2014-08-10 | ワイン TB0,COM2
不可能が可能になるのは 2014-08-09 | アウトドーア・環境TB0,COM0
原音再生を意識させるCD 2014-08-08 | テクニック TB0,COM2
5.13を登るフランケンの家族 2014-08-07 | アウトドーア・環境 TB0,COM0
意味ある大喝采の意味 2014-08-06 | 文化一般)
フランケンのオーバーハング 2014-08-05 | アウトドーア・環境 TB0,COM0
阿呆のギャグを深読みする阿呆 2014-08-04 | 音 TB0,COM0
フランケンの神戸ビーフ? 2014-08-03 | 料理 TB0,COM2
正統なアレクサンダープラッツ 2014-08-02 | 文化一般 TB0,COM0
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試してみたい様々な対処法

2014-08-31 | 文化一般
石切り場で約束していた農民つまりBASFの電気屋に早速尋ねた。変圧器の問題である。彼は直ぐに回答を出した。彼に言わせるとそれは、スイチィングの初期に起こる過電流の現象となる。特にモーターなどを動かす機械だと工場でも二十年前までは頻繁に起きた問題で、初期の電流量は定量の五倍から七倍も見込んで、ヒューズを入れるのだという。なるほど、変圧器コイルを電気が直ぐに流れて、磁気化して変圧していまうのだから、当然なのかもしれない。

シナ製だからと言って仕事は完璧でなくても、その後に使えているから漏電では無いと言うのだ。結局構造の問題となるが、他の変圧器を見ても同じような単純構造になっている。対処策としては、上手くスイッチングしてやれば、初期のピークを避けることができると言うのである。もしくは長いケーブルを挟むことで抵抗を上げると言うのもあった。スイッチングに関しては自分自身でも考えていたが、一度手元にある蛸足用のスイッチで試してみる。最初位置にどの切り替えは上手く行ったが、その後は難度繰り返しても駄目だ。結局手動で差し込む方が上手く行った。

なるほどブレーカーの容量は16Aであるから、飛んで普通かもしれない。この手のスイッチや超過電圧防御用の中間差込は沢山出ている。以前は無用と思えた商品であるが、スタンバイの機械を指したままにして節電のため、もしくは火災の危険性のあるような機器を指したままにするために多く使われている。この際、たいした価格ではないので幾つか購入してみようと思う。上の目的に使えなくても使える場所は結構あるのだ。

DVDのコピーが上手く行っていないものを序があったので二枚ほどコピーし直した。片方は十年以上前の日本の製品で、もう一つのドイツの製品である。それでも後者の方は十分に使えていたのだが、更にもう一つは欧州製品だが問題なくコピー出来ていた。今回コピーソフトをDLしてやってみると必要なデータがコピー出来た。オートプレーにしておくと最初の見出しから終わりまで再生される。最初からDVDプレーヤーと呼ばれるものは使ったことがないのだが、コピーまで完璧に出来てしまうとコピー防止なんて必要なのかと思われる。そもそも地域ごとのコードを入れたような時点から全く機能していなかった。DVDなどは映画の販促のために開発されたと言うが、メディアをデジタル化する時点でコピー問題の決着は分っていた。

そうした影響もありブラウザーオペラにとんでもなくCMが付く様になって、それらを一掃するのに時間を要した。結局はエクステンションを消してしまわなければいけなかったが、漸く綺麗になった。出来る限り新しいプラグインなどを使わないで、CMを締め出す一方、使えるフリーソフトウェアーで遣りたいことを遣るのが理想である。

これで、DVDの内容をタブレットにコピーしてゆっくりと楽しむことが可能となった。PCの前では面倒であってもタブレットに入れておけば徐々に観る。特にフランス語の映画はとても勉強になる。タブレットのよさは、映画館の大画面に匹敵するようなクローズアップ・アウト効果を至近にある小さな画面で行うことにある。フランス語といえばキンドルの無料のフランス語のラシーヌの書籍をDLして、試している。タブレットでは辞書機能の指の押さえ方や操作性がまだ会得できていないが、フランス語からドイツ語もしくは英語へのデューデンもしくはオックスフォード辞書を使えば懲りずに読み進めることが出来る。今のところはキンドルフォアPCでマウスを使った方が遣りやすいが、よい方法が見つかるに違いない。

窓の外が明るいのに気づいて、のぞいてみると遥か20キロ先のBASFの炎であった。火災かと思ったが操業事故のようで、明らかに問題になる大きさの炎が揺らめいていた。これだけ明るく光っていたことはないので、あまりない程度の事故であろう。もちろん被害などは出ていないのだろうが、明らかに燃えるガスの調整が間違っていたのだろう。



参照:
懸案のIH炊飯器、その成果 2014-08-30 | テクニック
指の感覚の選択能力 2014-08-26 | テクニック
電子書籍の近未来 (時空を超えて Beyond Time and Space)
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懸案のIH炊飯器、その成果

2014-08-30 | テクニック
懸案の炊飯器、その成果は?既に書いている二十年以上前の経験を活かすべく、慎重に慎重を期して、実際に火を入れる前に十分の準備をした。だからボールダーもお休みにして集中した。送料や引取り経費だけならず、SAARWEINEさんに態々持って来て貰ったのであるから、簡単に壊して無駄にしたくはないのだ。

先ずは使用中の三菱製の炊飯器を掃除を兼ねて、お湯を沸かしたりして、変圧器の慣らし運転並びに試運転をする。問題なく作動して、嘗て壊したマイコンも吹っ飛ぶようなことは無かった。皆が思うように日本の会社の製品だとしてもシナ製であるから、それぐらいは疑心暗鬼に使わないと、保障以上の労力と金が掛かるのだ。

それで一安心して、全ての場合を想定して、炊飯器に電流を流す。何事も起こらずに、ここで初めて中欧の標準時に時計を合わせる。今までは日本時刻を刻んでいたのである。

その前には立派な銅製の内側が綺麗にコーティングしてある内釜に安物の米を入れて洗う。これが出来るだけでも嬉しい。そして、最初から銀シャリプログラムを試してみることにして、マイコンをその通りにインプットする。ここまで行けば、炊き上がりまでの時間を考えて、時間が余ったのでボールダーリングに出かけようかと思ったが、差込コードのアダプターが余りにも緩々なので、テープで貼り付けることにする。あらゆる電気ショックを避けるためだ。

そして満を持して、再びコードを差し込むと、そこに火花が飛び散った。炊飯器を差し込んだままにしているので、これで万事休すと思った。ディスプレーは活きているが、炊飯器のプログラムが全く反応しなくなった。二十年前のあのときが蘇る。せめて一度だけでも米を炊いてから壊せばよかったと思った。落ち着いて、古い炊飯器を繋ぐと電気が通じていない。これはもしかすると変圧器の問題で、ヒューズが飛んだかと思って調べると、導通していた。そこで古い変圧器を繋げるとやはり駄目だった。ブレーカーが飛んだのだった。過重電流が流れてショートしたのだろう。もしかするとこの様子なら最高出力のときにまた飛ぶかもしれないと思った。

全てが活きていることを確認して、炊飯器を外して差込の抜き差しを繰り返してみる。色々と遣ってみるが、飛ばないときもあれば、飛ぶときもあって、最終的に差し込むときの火花が問題と分る。その後、絶縁具合などを見るために中を開けて見るが、なるほど仕事振りはシナ製そのものだが、これと言った問題点は見つからない。そのそもあの巻き具合ならこのようになるのも仕方が無いのかもしれない。アースを取るようにもなっていない。ネットでも同じようなことが書かれているので個体差であるよりも東京の町工場の技術程度なのだろう。税関士が言うようにシナ製の品質というよりも日本の中小企業の技術力と言えるのかも知れない。到底EUで許可が下りるような製品でもなく、ドイツの中小企業ではありえない貧弱さである。

とても外出している場合ではない。ひやひやしながら銀シャリコースで炊くが、本格的な火が入ったときに飛ぶかもしれないので、その時の対応などを先に考えた。それにしても炊飯に入ると空調がまわりだして、始めは変圧器かと思った。IHを今まで使ったことが無いので、理論的には兎も角、実感として分かっていなかったのだ。そして驚くことに最後までプログラムは進んで、ピープトーンが鳴ったときには海老の中華炒めの準備万端だった。説明書にあるように急いで米を解すとにっちゃりとした音がして、これならば握り飯が握れると感じた。

今までは水の量を増やして炊いていた米で、一号の標準水量でこの出来である。殆ど間違いないと思った。実際にその米を試食してみると、今まで味わったことの無い米の味がした。そのお陰で中華にも、ワインにも味覚が敏感になってとてもよい食事となった。

何よりも前の炊飯器で炊きあがりの表面がパサパサするようなことも無く、直ぐに膜が内釜に張りつくことも無く簡単に米を解すことが出来るので、とても保温もし易くなった。子供のときの家庭科の時間の電気炊飯器から色々見てきたが、これだけの炊飯器が出来ていると知って驚いた。これならばガス炊飯器よりも制御が細かく出来るので、炊きあがりも上回っているのかもしれない。



参照:
二時間ほどのライン両岸への旅 二時間ほどのライン両岸への旅
豊かさの証明の衣替え 2014-08-16 | アウトドーア・環境
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二時間ほどのライン両岸への旅

2014-08-29 | 生活
二時間ほど時間を掛けた。税関に変圧器を取りに行くのにである。序に当地の港で番いの白鳥を撮影して、マンハイムで用を足して帰ってきた。90KMほど走ったろうか。

結論からすると関税は払わずに済んだ。もちろん連絡では必要な領収書などをもってこいと言うのだが、期限があることであり早速取りに行って、税関士と一緒に荷物を開けた。何処から見ても売買するものではないのは明らかで、ざっと価格を告げる。そして申請の価格を示すが、「大抵は信用できない」と若い税関士は言う。

それはそうかもしれないが郵便の保険のこともありそれほどいい加減な申告は出来ないと思うのだが、いつもの役人との会話であるからあまり無駄口が叩かないようにする。但し、「送料を入れて、ここまで取りに来たのでは合わない」と自分自身に責任がある訳ではなく、送り主の意向について説明する。

その送料ともで計算しようとするが、経験のある同僚がそれは違うと言うことで、結局一緒に入っていたものとも含めて贈り物で無関税とする。しかし、変圧器にCEマークがついていないといちゃもんを付け出す。正式に許可を得ているような商品ならばなにも取り寄せなくてもよいのである。そして日本製だからと言うと「メードインチャイナ」となっているではないかとケチをつけるのだ。そして同僚が「別に個人で使うなら構わないのだが、爆発するかもしれないな」などと若いのに呟く。

これもいつもの役人の遣り方である。現場の裁量権を持っていて、結局無駄足のようになってもこちらに文句を言わせないだけのケチをつけておくのだ。これでこちらの方も向こうの気が変わらぬうちに要らぬことをこぼすまでも無く退散すると言う按配なのだ。

態々フィリップスブルク原発下流の港のコンテナ埠頭脇の税関に寄ったので、ライン河を見に行く。昼休みに着ていた親爺が座っていたので、波頭の位置などを聞いてみた。その通りそこから少し行くとスポーツ戦の波止場の向こうにコンテナ波止場が見えた。ライン河には結構至る所にあるがマンハイム・ルートヴィッヒスハーフェンの上流の次の大きな波止場のようだ。ここからならば、ボーイング社に部品を出しているようなスパイヤーにある世界的な中小企業も原材料などを安定して運べるに違いない。大阪湾などとは違って長閑な波止場であるがここからアムステルダムを通って北海に開かれていると思うと世界の輸出超大国ドイツの力を感じさせずにはおかない。それにしても波の打ち寄せる音が聞こえるなんと静かな光景なのだろう。



参照:
ああ、それでも交流電流 2014-08-28 | 生活
阿呆のギャグを深読みする阿呆 2014-08-04 | 音
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ああ、それでも交流電流

2014-08-28 | 生活
日本からの変圧器が税関で止まっているようだ。トラッキングではそのようになっている。価格以上に重いものなのでそのまま通過とは行かないのだろう。十キロの荷物となると中味が気になるのだ。恐らく領収書をもって取りに来いと連絡をよこすのだろうが、そんなものはない。申請に書いてある価格の通り払うしかないのだろう。何割ほどの関税を取るかは知らないが、幾らかは仕方が無い。

今後日本製の電化製品を購入することはないだろうが、今回のように出力の大きな製品に対する変圧器を持っていなかったので、一台あると簡単に壊れるものではないので助かるのだ。そもそもこちらではなかなか入手困難なので、手元に余っている600W以下のものは売り渡してもよいかと考えている。

最近は事務機を中心に直流電流で動く電化製品が増えていて、その影響は家庭電化に及んでいる。そうなれば変圧器と言うようなものは時代遅れの代物となる。限られた市場がますます小さくなれば、今でも非常に高い価格は更に上がる可能性すらある。

今回は管轄の税関に取りに行くことになるのだろう。一度訪ねたことがあるが、何をしに行ったか覚えていない。ルートヴィッヒスハーフェンのBASF敷地の距離的に近い場所にも行ったことがある。引取りと、送り出しの両方である。最も酷かったのは手荷物が大き過ぎてチッキにしたカセットデッキプレーヤーで、その節は空港横の保税倉庫に取りに行った。

其処に来ているおっさん連中は、偽ペルシャ絨毯を扱っているトルコ人やその他のややこしい人種で、税関と交渉をしているような按配だった。偽者として通関して、本物として売るようなそういった人たちばかりだった。そこで旅行カバンに入れたカセットデッキを開けて、使い古しかどうかまで確認して、ただで通した。ガソリン代だけでも往復30ユーロぐらいだったろう。さて、今回は一体幾らになるだろうか?

一週間空いてパン屋が再会したので、今週は出来るだけ小まめに走りたい。天気も悪く時間の都合もつきにくいので、月曜日の沢沿いを足慣らし、水曜日は沢の奥まで走る。往路よりも復路が早くなる傾向は傾斜にも拘らず、始めちょろちょろで最後に大またで結構走るような、健康を考えた朝の走りをしているからだろう。そして少々の登りはとてもよく走れるようになってきた。



参照:
豊かさの証明の衣替え 2014-08-16 | アウトドーア・環境
我が町のエネルギーミックス 2014-02-15 | アウトドーア・環境
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USBデバックで可能になる

2014-08-27 | テクニック
Javaの開発用ソフトをダウンロードする。USBとPCを接続してアンドロイドを読み込むためには欠かせない。そして次にアンドロイドの開発環境を整えるAndroid SDKをダウンロードする。これによってUSB接続でタブレットの中身を思うように扱える。そもそもWIN8に最初につないだ時には読み込めていたのだが、その後読めなくなった。その前後で、初期化する必要があって、YOGAのヴォリュームボタンと電源を同時に長押しする必要があった。先ずこれが最初の関門であった。ネットで調べるしかないからである。

その後アンドロイドのアプリケーションなどをインストールしているうちに、PCとの接続はWiFiでしか出来なくなり、一度見かけた開発者向けの操作の項目が無くなっていた。アプリケーションが災いしたのか、皆目わからないが、今更初期化するつもりはないので、まずはその項目を表示させる方法を探した。ビルド番号を七回タップするというもので、これもネット情報がなければ見つけられなかった。そうしてUSBデバックを可にして違う二つのシステムの接続が可能となる。

そのようにしてUSBドライヴァーの接続が上手くいっているXPのワークステーションで、タブレットを扱えるようになった。ここまで行けばあまり好かないJavaを駆使して思い通りのプログラミングが可能な状態となった。急いで焦ってやっても上手くいかなかっただろうが、暇な時間を見つけて集中してインストールなどをしたので間違いがなかったようだ。

さて、懸案のWIN8の方も同じようにもう一度試してみる。やはり同じUSBドライヴァーがインストールできない。色々とやって数時間掛かった。結局、INFファイルがないと変数などが設定できないようだった。以前ならダイレクトリーを変えなければいけなかったのだろうが、今WIN8ではスタートアップで正しいINFを読み込んでくれるようだ。ネットで色々と調べるとこれに困っている人が少なくないようで、ここで躓いている人も少なくないようである。LENOVOにとっては、上の七回タップすることも含めて、あまりタブレットを弄って欲しく無いと言うのが本音だから、扱い難くしているのだろう。

なにも特別なことはしていないのだが、ここまで至るに大分の時間が経過している。もう少しまともにインターフェースの勉強をしておけば良かったと思う。仕事でこのようなことをやるのも厭で今日に至るが、趣味でITを遣るのはもっと厭である。思い通りコムピューターを使いこなすのは楽しみであるが、そのためには何倍もの時間を消費するのも確かである。

ボールダーで問題を解決する喜びと征服感はここには無いのだが、少なくとも壊れたソフトを修正するのとは違って、遣れば遣るだけ克服できることは間違いないので、もう少しタブレットを弄ってみよう。目がしょぼしょぼする。



参照:
飲まず食わずのIT労働 2014-08-25 | 生活
遠隔操作真犯人の二面性 2014-05-21 | テクニック
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指の感覚の選択能力

2014-08-26 | テクニック
OSアンドロイドを弄るには至っていない。だからそのシステムについてまだ十分に把握できていないが、それでもタブレットを使い出して、使用前に感じていた印象とは幾つか違う面を感じるようになってきた。

使用前の印象は、キーボードも無く、画面も小さく、仕事をするにはあまりにも中途半端でありながら、手軽に持ち運べることから、アイフォンでは不都合な提示などのプレゼンテーションなどの機能性のある端末機器としての存在価値といったところだった。

その印象は大分違っていた。なによりもノートブックではありえない操作感や使い道が拓く光景が予想外であったのだ。例えば、WEBCAMなどが中継されているUストリームを開くと、世界中のそれが上から下までヒラルヒー無しに並んでいるのである。使用言語やGPSの情報によってアルゴリズムが作用していることでそのプログラムを感じさせるのも面白い。

なるほど通常のホームページでもそうしたものが並んでいるサイトはあるのだが、ページを捲ると言う作業、つまりウィンドーズのデーターシステムではないが、そうしたヒラルヒーの存在は否定できない。それが伊丹空港の管制の声が流れる管制塔からの光景から、夜中の密林の獣の鳴き声までが一緒に並んで、けたたましい騒音を上げる博多駅前のセミの鳴き声の通勤風景などが、これまた「スタートレック」のオリジナル音声でのDVD放映などと並んでいるのだ。

だからと言って、タブレットでの世界が決して個人主義的な世界ではなくて、むしろクラウドを代表とするような情報の集中とその傘下にある無名性の世界が其処に広がっているのである。要するにタブレットの世界にはプライヴァシーというようなものが存在しない。その点、如何にノートブックの世界は如何に個人的であるかが分る。

そこでは、明確な目的を持った検索と情報の収集があって、反対にタブレットでは集中した情報の洪水の中で瞬時の判断で情報を選択していく決断に迫られる。社会生活において、前者よりも後者が重要視されるその能力である。それはクリックの操作感ではなくて、指の動きの感覚的な選択として行われる。

ノートブックではあまり経験しなかった、例えば動画の一部拡大などは、明らかに新しい映像表現の契機であり、アイフォンなどでは便利上使われている機能が可也表現などに与える影響が大きいとも感じた。ペーパーホワイトほどではなくても文字を読むのに手に持って見易い角度で読めるのはやはりノートブックでは不可能なのだ。

先週東京で若い学生を教えている人が、「最近のコミュニケーション」に言及して、本来は科学技術で広いがるはずのそれが、むしろ狭い世界に閉じ篭る傾向があるというのである。そのことと関連するかどうかは分らないが、路上でTV電話を掛けている人を見たことが無い。技術的になんら問題の無い通話方法であるが、殆どの場合は室内などで落ち着いてスカイプなどでなされているようだ。理由は分らないが其処には社会的な影響と言うものが深く関わっていることだけは分る。

昨晩初めて気がついた。キンドルもYOGAも実は、耳にたこが出来るほどネットでCMやっていた。後者に関してはLENOVOしか分らなかったのだが、タブレットの宣伝だったようだ。無意識のうちに消費行動が影響されている広告の鑑のようなものかもしれない。



参照:
飲まず食わずのIT労働 2014-08-25 | 生活
へロー、タブレットと釜 2014-07-27 | 雑感
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飲まず食わずのIT労働

2014-08-25 | 生活
パン親方とアルザスに登りには結局行かなかった。準備はしていたが、若干寝不足でもあった。そこで山登りにも走れず、終日部屋で過ごした。勿論引き続き、アンドロイドと首っきりで、つかれた。書き換えや入れ替えを含めて編集プログラムの準備もしたが、弄るだけの価値があるかどうかはまだ分らない。少なくともコムピューターシステムが壊れての修復作業ではないから日常業務には支障をきたす事はないので、じっくりと考えながらやればよい。

兎に角毎度のことであるが独自の新しいシステムを使いこなすには不眠不休のような日々を経験しないとなかなか身につかない。アンドロイドは携帯電話にも使われていることでもあり、使いこなせるようになれば将来的にも価値はあるだろうかと思うがどうだろう。

年に何回かは行うような作業である。その都度食事も喉を通らないようになり、篭りがちになるのだが、あまり体重は落ちない。幾ら頭を使っても身体を動かすのとは全くカロリー量の消費が違うようだ。最も頭を使うと言っても、ITの頭の使い方は学術的なそれとは違って、血の巡りが良くなるようなことない。情報労働者と言われる所以だろうか?



参照:
真面過ぎると困ることも 2014-08-24 | 雑感
背中を打ちつけそうになる 2014-08-23 | アウトドーア・環境
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真面過ぎると困ることも

2014-08-24 | 雑感
ブルースタックスと称するフリーソフトをノートブックのWIN8にインストールした。ウインドーズなどでアンドロイドをインストールするソフトである。最初に試そうと思ったときは電話番号などを問われたのでやめたが、結局一切申請しないでも使用できることが分かった。誰も書いていないことである。そして比較的まともなソフトで、アマゾンでもアンドロイドマシーンとして認識される。これがあればタブロイドやアイフォンやキンドルなどがなくてもキンドル書籍などがダウンロードできる。

若干タッチスクリーンではないので使い勝手は異なるが、タブレットと同じように必要なアプリケーションをインストールすれば使いやすくなってくる。だからキンドルフォアウィンドーズよりも自由度が大きいようで印象は悪くはない。まだまだ使ってみなければ分からないが、ウィンドーズの中で作業ができるのでアンドロイドを弄るには都合がよい。ベータ版から本格的な版になってバグなどもなくなっているようだ。因みにXPの方にはインストールできなかったが、有線で使っているのでどうせそのマシーンでは使いこなせない事が分かった。

先日購入したヴァッヘンハイマー「レッヒベッヒェル」の20013年物を開けた。やはり、干しぶどうの風味等がありほかの辛口よりは果実風味がある。それがテロワーであって、雑食砂岩のミネラル感は香ばしさとして表れている。女性向という按配が、個人的にはのど越し感に繋がらないので、食事に合わせるには柔らかすぎるような気がする。そのあと、下のクラスのオルツリースリング「ヴァッヘンハイマーリースリング」を開けた。これは正反対にのど越しが楽しめ過ぎて、酒量が増えてしまう。要するに食事をワインで流し込んでしまうのだ。結局六割ぐらいの価格でも、それぐらい余計に飲んでしまうので経済的に有利ではない。単品で飲んでもミネラル風味を楽しめるリースリングなので、こうした消費の仕方がいちばん勿体ないと思うようになってきた。要するに、食中ワインとしては美味すぎるのだ。



参照:
科学技術発展のイタチゴッコ 2014-08-17 | テクニック
もう一つ、2007年産 2014-01-11 | ワイン
リースリングの賞味期限 2014-05-29 | ワイン
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背中を打ちつけそうになる

2014-08-23 | アウトドーア・環境
木曜日、金曜日とボールダーに通った。水曜日に日本からの初面識の人に「ボールダーを初めようか」とか聞いてびっくりした。似たようなことが以前にもあったので聞いてみると、競技の世界で世界的に活躍している日本女性のことなどを知っていて、どうもその辺りから日本では運動不足の人に最適な健康と美容のためのスポーツとして宣伝されているらしいことが分った。

室内であろうが、本物のボールダーであろうが、実はスポーツクライミング分野では中級から上級への段階で初めてボールダーの技術が必要になるのであって、私自身所謂七級の実力を身につける方法、言い換えればアルプスのクラシックの難関ルートを安全に通過するためには必要条件であると思って、再挑戦しているのだ。因みにスポーツクライミングの上級とは現在では嘗てラインホルト・メスナーがアルプスの大岩壁で果敢に切り開いた難易度七級の世界ぐらいからを世界を指すだろう。

オリムピック競技へのボールダー人口の拡大も考えられているのだろうが、ザイルも使わず安全ベルトも使わないことから手軽なスポーツとして底辺を拡大するとする考え方は成功しないに違いない。なるほど現時点ではドイツのそれはあまり強くないが、私が冬季に通っている室内壁を含めて、ドイツのクライミング人口は大きく、将来的にはオリムピック競技となる頃には東欧と並んで頂点に立つに違いない。

要するにサッカーやその他のスポーツと同じく連邦共和国内での頂点から地元の少年グループまでが同じ傘下にあって強化されている、その裾野の広さとプロもアマチュアもあまり代わらない指導の体系があるからである。要するに幼児から後期高齢者までが同じ機構の中で切磋琢磨している社会が違うのである。その点、こうした日本の盛り上げ方の方針は如何わしい・

木曜日夕刻に出かけると、日本にパン焼き機を納めるために半年ほど滞在したペーターの車があったので、斜面の上から声を掛けた。上がって来るので何処を片付けたかと聞くとあまり成果を上げていないようだった。それでもその足取りが私が課題として彼に与えた場所を回ったようだった。そしてフランケンのスイスの九級や十級の話などをしたあと、私の目下の課題を見てもらうことにした。

そして例の庇の下をぶらさがる場所をやってもらうと中々やるのだ。勿論私が先に見本を示すことでやりやすくしているのだが、基本的には腕力よりも足で立つ技術を得意としている小柄な彼はどちらかと言うと正統派のクライマーなので、こうしたボールダーのアクロバティックなそれをそこまでこなすとは思わなかったのだ。

こちらの課題である乗り越しはなかなか解決策が見つからなかったが、その付近の課題を幾つか示して別れた。金曜日には、乗り越しの課題をもう少し練習して、小さな手掛かりを更に挑戦して、更なる課題の部分を試した。驚いたことに、偶然にもその庇の下に上手にクラッシュパッドを引くと次の重要な手掛かりに手が届いた。其処から始めるとなんて言うことはない、次の大きな手掛かりへと問題がない。更にもう一つ上の上部の窪みに手を掛けて、足を最も上の足場に掛けると手が滑っテバランスを崩した。このときは滑り落ちて、背中を思いっきり後ろの二本の白樺の一つに思いっきり身体をぶつけると、落ちていく情景を頭に描いた。

久しぶりのアドレナミン発射であったが、右横の草の摩擦で、右足が比較的大きな足場に立っていて、背中から落ちるのは防げた。なんとか下の手掛かりに戻って、クラッシュパッドに無事着地することが出来た。まさか乗り越しが危ないとは想像できなかった。克服はそれほど問題は無さそうだが、一寸びっくりした。



参照:
恐怖感と闘争心に火をつける 2014-08-22 | アウトドーア・環境
とてもうきうきする気持ち 2014-03-30 | アウトドーア・環境
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恐怖感と闘争心に火をつける

2014-08-22 | アウトドーア・環境
昨晩食事会で初面識の人に「鍛えているね」と言われた。床屋の鏡で腕を組んでいるのを観ると、なるほど静脈が浮いて、筋肉の張りがある。生傷が絶えぬのがは仕方がないが、なるほど銀行のキャッシュコーナーで腕を組んで待っていると、向こうの見知らぬオーストリア風の碧眼の男が能動的な態度をとる。足元まで観察されたが、威圧感を与えているとは知らなかった。柔道家などを見るとどうしてもこちらも構えてしまうあれに似ているのかもしれない。本能的な恐怖感と闘争心に根源があるのだろう。気がつかなかったが出来るだけ腕を隠して気をつけないと思わぬ災難に合うかもしれない。

火曜日に幾らかの進展があった。例の庇の下を横這いで動く課題は殆ど解決した。出だしの座ったままのスタートから足の左から右への移動も、そして最後の手掛かりへの身体の伸ばしも上手に出来るようになった。そして最後の乗り越しの一手だけが残った。其処に手が届けば全く問題はない。写真で観た上の角の下の手掛かりらしきは只の小石の突起で力を掛けるほどのものではなかった。ありえるのは摩擦よりはマシなので身体を持ち上げるときの足しにするぐらいである。いずれにしても動的に上にどうにか蹴り上げないと手が届かないのは分っている。それが出来れば完成で、一つの段階を迎えるが、この課題が夏の終わりに完成しないと次に進めないかもしれない。

雨がぱらついたので庇の下に入って片づけをしていると降り止んだ。そこで次に課題となる一つの途中から上に上がるものを観察した。手掛かりがふくらみでしか何のでかなり摩擦を効かさないと次の手掛かりに届かない。その次の手掛かりもスロープなので我慢して、更に次の手掛かりまで頑張らなければいけない。上部もスロープ気味の手掛かりだけで、高く上がる分怖い。

そこでやはり次の課題となる三本の白樺岩を久しぶりに見学する。そこにクラッシュパッドを運ぶのは初めてだ。置いたは良いが問題のない筈の出だしの課題の解決策が見つからない。その上も庇の上にしか足場がないのでこけると白樺で身体を打ちそうで怖い。もうすこし最初の頃からその課題の難しさはあまり変わっておらず、解けていない証拠である。研究してみなければいけない。その横這いのトラヴァースは更に難易度も高い分、踵の掛け方が分らないのだ。これも徹底的な技術練習で反復しないとコツが飲み込めそうにないのだ。冬になったら一冊技術書を買わなければいけないかもしれないが、自分で工夫をするのも身体を思うように使いこなすとてもよい勉強である。

散髪後シャワーを浴びていて感じたのだが、肩の故障は殆ど全快したようで、思い返せば、子供のときから手首の関節が抜けたように、肩の脱臼はすることはなかったが肩の後ろを岩登りで痛めたこともあり、動きが思うようにならないのが肩であったのは確かである。その意味からすると今回の怪我も仕方なかったのかもしれない。以前よりも思うように動かすようになってきているのも事実である。

課題がなかなか難しいので隣のこれまた長らく試していなかった飛び込み岩の課題を試す。これが厭になったのはあまりにも小さな手掛かりで指の力便りになるからで、指の訓練にはなるがあまり賢そうでなかったからである。初めてクラッシュパッドを引いて、久しぶりに挑戦してみて、その課題の意味が漸く分ってきた。最初の被り気味になるところの身体の使い方で指の力を出来るだけ落とすのだ。今回は右足の爪先を小さな取っ掛かりの下に捻じ込んで、丁度爪先を持ち上げる感じで乗ると、右手から力が抜けて、その上の手掛かりに届いた - このような身体の動きを習得するとスキーがとても上達しそうだ。ここは身長差とばかり考えていたものだが、そのように見切ってしまうとボルダーの力が一向につかない。しかしその爪先で小さな取っ掛かりは飛んでしまって使い難くなった。しかし次の右手で右足を上げるか左足を上げれば、左手が自由になって次の手掛かりに届いて殆ど完了することがわかった。どの手掛かりもこれまた指先が掛かる程度なのだが、こうしたものを使いこなせないと石灰のフランケンの岩場などは克服できないに違いない。因みに写真を見て気がついたが隣に誰も登っていない割れ目が走っているので、これも庇への入り口の割れ目登攀の課題になるかもしれない。一度掃除してみよう。兎に角この辺りは夏の始め頃はなぜか湿った感じがしていたのだが、秋に近づくに連れて乾いた感じになってきて気持ちよい課題になりつつある。



参照:
不可能が可能になるのは 2014-08-09 | アウトドーア・環境
とてもうきうきする気持ち 2014-03-30 | アウトドーア・環境
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リコーダーを吹いたヒッピー

2014-08-21 | 雑感
週末の新聞文化欄はリコーダー奏者のフランツ・ブリュッヘンを短く追悼していた。リコーダー奏者としては大分以前は可也ラディオなどで流れていたと思うが、指揮者としては一度だけバッハの演奏を聞くことがあった。

ヨハネスパッションを2007年にフランクフルトの会で演奏したときだった。今その時の感想を読み返してみて、なるほどそうだったのか思い出した。兎に角その時の印象は、明らかにご本人が十字架を抱えて脇腹を突かれた姿勢で舞台に現れたことに尽きた。殆どシアターピースとしてそれが強く印象に残っていたのだ。それが芝居でなかったのなら、到底その後日本へと旅行できるような様子ではなかったのだ。

今回新聞の追悼を読むと、なるほど当初はフルートからクラリネットを通ってリコーダーに到達したと書いてある。そのような按配で、当時は子供の御遊び程度に思われていた特殊な楽器リコーダを現代音楽の分野で注目させ、ルチァーノ・ベリオに新曲を書かせたように注目されたとある。その当時が、録音やコンサートなどでも最も注目されていた時代なのだろう。当時を知る者は、レコード雑誌のカヴァーを飾っていたようなのに記憶があるに違いない。

丁度その前に始まっていたヒッピー時代のレオンハルトなどを代表とするそのオランダからの古楽ブームに並行して、バロック楽器を扱うようになって後年の活躍に繋がるようだが、その折衷的な態度から大きな存在にはならなかった理由がそこに触れられている。

なるほど、手元にも古学関連のコレクションとして唯一この演奏家が指揮者として録音しているモーツァルトのフルート協奏曲集LP二枚組みがあるだけだ。要するにこちらが興味あるレパートリーと殆ど重ならなのだが、新聞にあるようにベートヴェンを後年熱心に「シュテゥルムウントドランク」で鳴らしていたならば、もう少しハイドン作品などで注目されていてもおかしくなかったろう。その中でも注目された業績にペーター・ムスバッハとの「イドメネオ」上演とあるから、これもなるほどと感じた。



参照:
18世紀啓蒙主義受難曲 2007-03-22 | 音
雨降りの日の室内生活 2014-05-02 | 生活
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貴重なワインのお詰め合わせ

2014-08-20 | ワイン
日本へ送るワインの手配に忙しかった。クレジットカードの問題だが、結構危ないものだと自覚した。カード自体がなくても番号さえ分れば簡単に落とせると言うことを知ってびっくりした。要するにカードを紛失どころか、人に渡したら注意しておかないといけないということらしい。高級レストランなどでカードを渡すが、従業員が悪いことをしようと思えば幾らでも出来るのだ。反面、ネットでの発注などは可也のブレーキが掛かっているようで、送料を支払うのに苦労したのである。

結局、とても素晴らしいワインを12本日本へと送ることが出来そうだ。なんと言っても、私でも買い漁らないといけなような貴重なワインである。最近は、高級なワインばかりを楽しむようになってきているが、発売から二ヶ月ほどで買い漁るようなことは今まで殆どなかった。今回も買い付けのつき合いをしなければ九月の試飲会しかないのでもしかすると最初に予約した六本以上は購入出来なかったかもしれない。

そもそもゲリュンペルなどビュルクリン・ヴォルフ醸造所の代名詞になっているので、高級ワインショップやレストランなどでは必ず扱っている商品なので、今年ほど有り難く頂戴したことはなかった。それも特別価格で分けて貰うとなると、もはやその価格で勝負になるようなリースリングは何処にもないのである。

天然酵母リースリングで都会的で洗練されていて軽やかで雑食砂岩のミネラル風味抜群のリースリングなどこの価格では不可能どころか、幾らカネをを積んでも何処にもないのはそうした醸造技術を誰も持ち合わせていないからである。そして2013年産の収穫量の低さからして、十年後にはとても価値が出るように思われる。

同じ傾向は、グランクリュにおいても同じであるが、我々でも一本50ユーロでしか購入できないそれはもはやカルトワインであって、通常の市場では扱われることはあまりないのではないだろうか。今までこれほど高価なリースリングを購入したことはないのだが、念のために二本だけペッヒシュタインを予約しておいた。最初から二十年後の価値が計算できる代物である。ユダヤ人組織のそれがなくてもこれだけ価値が生じるのは、知る人ぞ知る世界でであることは間違いない。ヒュー・ジョンソンも先行予約したという話はまだ聞いていないので、こうしたワインが入手できて試飲できるのは愉悦である。試飲会の招待状はまだ貰っていないが、その意味合いも益々重くなってきている。

序に売れ残りで綺麗な熟成をしているとされるレッヒベッヒャルを貰ってきた。2009年産であるがまだ酸は十分らしい。もしかすると既に購入しているかもしれないが、今回2013年のそれを女性用に購入して、週明けに明けたので、それと比較してみたくなったのもある。



参照:
ピクニックにタブレット 2014-08-15 | 生活
偉大な2013年屑篭ワイン 2014-07-02 | 試飲百景
コメント (4)
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五十日後の月曜日の決算

2014-08-19 | 
車検を問題なく済ませた。一時間ほど待っているだけで済ますのは結構だが、油の交換などはしていないので少なくなっている。聴視料も納めなければいけなかった分、自分で購入して足しておかなければいけない。ネットで高級エンジンオイルも安く買えるに違いない。次のメインテナンスまではまだ3000KMほどあるからだ。

午後は支払いの済んでいない請求書の処理に当たった。車の税金も払い込まなければいけないのだが、もうじき追徴請求が来そうなので、いつものようにそれを待っていてもよいかもしれない。

その他では聴視料も納めなければいけなかった。二三日遅れたが利子までは請求されないであろう。また敢えて振り落としにしていない電話料金も収めた。それ以外には春に予約していたグローセスゲヴェックスの代金をロベルト・ヴァイル醸造所に払い込んだ。八月一杯と言うことになっていたのだが、折角の割引を逃してはいけないので、早めに処理して、九月の試飲会で取りに行く楽しみとしよう。

現在予約しているワインの総数はグローセスゲベックスを軸に可也の数になる。一部忘れかけているのもあり、九月の支払いの段になると泣くおもいになるに違いない。安物のワインには食指が動かなくなって、高価なものしか飲まなくなったのだから仕方がない。缶ビールの方が安くて手軽なのだ。

ワインの日本への発送のことで若干問題があった。その本当の問題点は何処にあるか明白ではないが、なんとか方法を考えた。同じような例はEU内にも存在していて、まだまだ世界の市場は同一とは言えない。最終的にはそうした市場になることが目標であり、其処では金融だけでなくて、ネットショッピングなどの技術的な問題も絡んでいることに違いない。

今年になってからAMAZONでの購入が激増していて、その理由は英国からの商品など明らかに良くて安いものが支払いや信用などの問題がなく購入できるからである。競争は益々激しくなってきていて、とてもよいことである。現状からすると決してそうしたグローバル化は決して大手の一人勝ちではなくて、寧ろ零細業者が表舞台に出てきているようなところもある。特にコムピューターの付属品や部品やアクセサリーのようなものは今までネットではeBayなどのオークション市場に委ねられていたもので、最近はアマゾンなどが決算をするので買いやすくなってきている。そのお陰でeBayなどの売り上げが急減していて、日本の楽天などは発展の可能性が殆どなくなってきている。



参照:
武器を所持すると言うことは 2010-08-07 | 暦
初の13年ラインガウ試飲 2014-05-31 | 試飲百景
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硫黄臭を燻らして走る

2014-08-18 | ワイン
何時だったか、SAARWEINEさんに御土産に頂いたザールリースリンクを開けた。2006年産ドクターヴァークナー醸造所のシュペートレーゼ「ラウシュ」である。この程度の甘口としては古酒と呼んでも差し支えないだろう。

食事は、一日目はマスの燻製と塩ジャガ、二日目は鳥シイタケ飯を合わせた。悪い難しい年であり期待していなかったが、それほど古臭くなっていなかったのは確かである。寧ろ最初の印象は悪くなかった。しかし直ぐに強烈な硫黄臭を感じるのは、普段甘口を飲みつけていないからだろうか?恐らく多くのモーゼルワインファンがスレート土壌固有のものと間違えている紛らわしいものである。この辺りが、主要市場が極東へと移った原因でもあるのだろう。

そして最初の比較的新鮮な感じも、ドローンとした酸の量感も、飲み進むに連れて鼻から頭へと硫黄臭が回ってきて不愉快になってくるのである。葡萄の質が悪かったことは分るのだが、こうしたワインを出しているのでこの醸造所の程度が分る。もう一本同じときに頂いた新鮮なリースリングも同じ傾向だった。

実は地下蔵でJJプリュムのそれにしようかと迷ったのだが、甘い辛子がなかったので止めといたのだ。そして偶々隣に並んでいたこれを見つけた。食事を引き立てるようなものではなかったのは当然で、明くる日の醤油味もする鳥飯で丁度良いぐらいで、例えばすき焼きでも勿体無いことはなかったろう。

甘口ほど名門の収穫量を落としているものでなければ飲む価値もないだろう。ホテル経営などをやっている醸造所のものではお話にならない。先日試したデーノッフ醸造所のそれとは価格も違うかもしれないがそれ以上に質が違う。

体重を量ると71.5kgまで落ちている。ここ暫くIT労働者のような生活になっていて、一週間ぶりに走りに出かけたぐらいだから、どうなることかと思っていた。パン屋が夏休み中の第一回目の頂上までの登りは、夏であり、身体を動かしていないので様子を見ながらゆっくりと走り出した。最近にしては珍しく気温も摂氏20度近くまで上がっていて、決して条件は良くなかった。

案の定緑のベンチ通過がベストタイムよりも五分ほど遅い19分で2960歩であった。可也小さなピッチで走ったが、急坂を苦しまずに上がれるようになったのはここ数ヶ月の進歩なのだ。当初は中距離走的なスピードを目指していたが、最近はそれでは坂を登れないと思いジョギングテムポが出来るようになってきている。長い距離を走る準備は大分出来てきているのだろう。結局頂上には40分を切れなかったが、前半の楽を後半に返せなかったので仕方がない。下ってきて71分はやはり良い運動だったのだろう。



参照:
肉汁たっぷりを活かす 2012-08-30 | 試飲百景
2007年に鼻を突っ込む 2014-01-07 | ワイン
コメント (2)
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