土曜日のシュルターホーフからの中継は価値があった。当日は恒例の連邦政府解放の日で、首相府の主メルケル首相はなんとアゼルバイジャン出張だった。シュタインマイヤーは知らないが、悪天候に拘わらず何人かのVIPは雨合羽を羽織って最前列に陣取っていたようだ。顔が認識できたのは、シュレーダ―政権時の国会議長ヴォルフガンク・ティレ―ゼ博士だった。東独SPDの代表だった人である。大統領候補になったかどうかは知らないが有名政治家の一人だった。とても盛んに大拍手でご機嫌そうだった。
Strauss: Tod und Verklärung / Petrenko · Berliner Philharmoniker
第七交響曲イ長調をお勉強していた。もう一つ呑み込めていないところもある。音資料を探しているうちに、トスカニーニとハイティンク指揮のYouTubeを見つけた。前者は期待していたが全くいい加減な譜読みで失望した。あれはトスカニーニ読みなのだと分かった。逆にそこから当時のイタリアのオペラがどのように演奏されていたかが分らないだろうか。ヴェルディやプッチーニがどのように鳴っていたかと、それが正しいのとはまた違うかも知れない。フルトヴェングラーに比較するまでも無くトスカニーニの指揮はアーティキュレーションがなっていない。
Toscanini's Best Beethoven Recording! - Symphony No 7 (1936)
キリル・ペトレンコは義理堅い人である。父親がコンツェルトマイスターを務めた管弦楽団でマーラーの全交響曲演奏のプロジェクトは毎年一曲づつ指揮をする。プロジェクト「マーラー9x9」は進行中である。流石に2016年のべルリナーフィルハーモニカーの後任に指名された時に、地元の人たちはもうこれでプロジェクトは終わりだと覚悟した。しかしなんと最後までやると意思表示があったのだ。
Tour of Asia with Kirill Petrenko: Finale of the 1st concert