フランクフルトのバッハ会員である。しかしこの十年間かでこれほどのバッハ解釈は経験した事がなかった。トリフォノフの「フーガの技法」がフランクフルトでは無くバーデンバーデンで演奏されたことが悔しい。バルセロナの隔し録音との様子とは異なって、休憩を挿んで第一部と二部に別けて演奏された。そして「フーガの技法」の後で立ち上がって拍手を受けた。
Daniil Trifonov - Bach Chaconne Left Hand - Die Kunst der Fuge - Jesus bleibet meine Freude - LIVE
グレン・グールドのピアノによる「フーガの技法」を聴いた。先日のオルガンによるLPに続いてだ。コントラプンクト2番、4番に15番となっていて、実は三つの主題のフーガへと繋いで、そこからBACHとかを弾いている。
Glenn Gould, 1981. J.S.Bach L'Art de la Fugue : Contrepoints 2, 4, et 15.
フーガを思いっきりデフォルメするのは良いとしても、その音楽的なセンスが全然よくない。自らは鼻歌で悦に浸っているのかもしれないが、全く客観性が無い。コンサートで揉まれていないとああいう風になってしまうのだろう。
Glenn Gould, L' Art de la Fugue, Jean-Sébastien Bach, Documentaire