Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

索引 2013年4月

2013-04-30 | Weblog-Index


どうやら収まりそうな頭 2013-04-30 | 雑感 TB0,COM0
アスパラガスで一杯 2013-04-29 | 料理 TB0,COM0
寒戻りの週末を迎えて 2013-04-28 | 暦 TB0,COM0
ヘルメットを色々試めす 2013-04-27 | 雑感 TB0,COM0
シ-ズン幕開けの厳しさ 2013-04-26 | アウトドーア・環境 TB0,COM0
上着を脱ぐようになって 2013-04-25 | アウトドーア・環境 TB0,COM0
豊満なブロンド嬢に迫られると 2013-04-24 | 女 TB0,COM0
虫歯なしのお祝い事 2013-04-23 | 雑感 TB0,COM0
一時間ほどのことだけど 2013-04-22 | 生活 TB0,COM0
ヤッケを着て出かけた 2013-04-21 | 生活 TB0,COM0
パラダイスはここだ 2013-04-20 | アウトドーア・環境 TB0,COM0
花見遊山のように探訪 2013-04-19 | 文化一般 TB0,COM0
グローセスゲヴェックスとは? 2013-04-18 | ワイン TB0,COM0
ボストンでの中庸なあり方 2013-04-17 | 文化一般 TB0,COM0
抜糸省いて最後の抜歯 2013-04-16 | 生活 TB0,COM4
試走で十日ぶりの運動 2013-04-15 | アウトドーア・環境 TB0,COM0
古い抗生物質錠の効果 2013-04-14 | 生活 TB0,COM0
虫歯の最後の逆襲に備えて 2013-04-13 | 雑感 TB0,COM2
新製品試着の歯痒い気持ち 2013-04-12 | アウトドーア・環境 TB0,COM0
急激な回復と復活の印象2013-04-11 | 生活 TB0,COM0
全身症状が悪化する抜歯 2013-04-10 | 生活 TB0,COM0
第一回の抜歯を終えて止痛 2013-04-09 | 雑感 TB0,COM2
一晩ゆっくりと眠れれば 2013-04-08 | 生活 TB0,COM0
塩水の対炎症の大効力 2013-04-07 | 雑感 TB0,COM0
なんとも言えぬ歯痒さ 2013-04-06 | 生活 TB0,COM0
復活祭明けのある午前中 2013-04-05 | 生活 TB0,COM0
遅咲きでもそれなりに試す 2013-04-04 | ワイン TB0,COM0
交響する満載の知的芸術性 2013-04-03 | 音 TB0,COM0
アーモンド開花祭りは未定 2013-04-02 | 暦 TB0,COM0
聖土曜日から復活祭にかけて 2013-04-01 | 暦 TB0,COM0
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どうやら収まりそうな頭

2013-04-30 | 雑感
元の鞘に収まるならず、頭幅が収まる。注文した安売りのヘルメットが届いた。箱からして大ぶりだ。これは違うと感じたが、マンハイムの店先で試したよりもスムーズに頭が入った。測ると横幅が17CMある、これは最後に送り返したキャムプ社のものより5MM幅広い。この違いだけで頭が入るのである。更に縁が薄く出来ているから、一度入れば中で、広めのところに頭を合わせられるのである。

中に取り外し可能なパッドが入っていて、それを付け替えてみたりする。外してみると意外に当りがきつくなって、滑りが悪くなり都合が悪い。再びパッドを上手く入れて直してみると、フィッティングがし易くなった。

マンハイムで試した時には分からなかった合わせ方が分かって使えることが明白となった。時間の掛かった鞘もようやく見つかって大喜びである。祝杯を挙げるべきだろう。特に眼鏡との関係では、後頭部の調整機能で上手く合わせると、比較的前に張り出さずに、それでいながら眼鏡を保護できるフィッティングが可能なことも分かった。

サイドの張りが無くなるのは当然であるが、前後の張りが無くなるのはスポーツクライミングの場合特に重要になる。なによりも上を見て手掛かりなどを探す場合、首を後ろに引かずに斜めに上方を見て判断することが出来るだけで技術的に大きな利点となる。斜めとなると勿論両目の外側上方のツバが無いこうしたスティロールヘルメットの最大の長所なのである。後ろ側も短い方が庇の下や凹角などでは当り難いので助かるのだ。それ以上に後頭部の下まで調整機構が伸びているので、後頭部を打ちにくくなっている感じでとても安心感がある。

更に調整機能がしっかりしているので、辺りとは別に強く締め付ける形にすると可成りの固定度で落下などによって、頭部の保護が出来なくなるということは無さそうで、これもとても良い機能である。被ったまま調整し易いので、特に私の場合頭を都合の良い場所に入れ込んでから、ベストフィットを探す作業に向いている。

更にメードインイタリー製の出来は一般的な中共産とは違うようで津黒も綺麗に仕上がっている。今回久しぶりのこのサレワ社の製品を購入したが、本社が南ティロツのボルツァーノに移っていると初めて知った。ヘルメットの重量は公称230Gであそれが商品名となっているが、実際は234Gある。同じ箱で売られている姉妹商品のピウマ205コムプは、調整機能を簡素化して、更に小ぶりにしているのだろうか?

なにはともあれ、スポーツ的な動きにはとても貢献しそうで、上手く空気循環さえしてくれれば良い。こうしたヘルメットならいろいろなスポーツにも使えるのは当然で、空気抜きを内側からパット等で調整できればスキーにも使えるだろう。当然、自転車やカヌーには何ら問題ない筈だ。



参照:
寒戻りの週末を迎えて 2013-04-28 | 暦
ヘルメットを色々試めす 2013-04-27 | 雑感
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アスパラガスで一杯

2013-04-29 | 料理
急に冷えたので体調を崩している人も少なくないようだ。それでも自身は水曜日の疲れはあっても抵抗力が増して来ているのを感じる。目の下の隈も一年以上ぶりで消え去って、健康と精気を感じ出している。口の施術後の傷は、まだ完全には回復していなくて、鼻の奥から喉へとしばしば膿が落ちているのを感じるが、もはや前には出てきそうにない。

今日はフィレステーキとアスパラガスで昼餐とする予定だが、その前に朝食のパンを取りに小雨の合間を縫って走る。軽く流すと同時にピッチを長くする努力をして往路を1777歩、七分であるから、二年前の記録とほぼ同等である。しかし殆ど六分に近かったようでかなり早かった。その分復路に十分も掛かってしまった。ピッチを広げて早くなることを確認したと同時に心肺への負担も十分に感じた。

さてワインは最高のドイツ赤ワインの年と言われる2003年を開けてみた。最後から三本目であるが、下のクラスのものなので十年ほどで試すにはちょうど良い。開けると俗に言われる沢庵臭のようなひねた匂いと味が初めて感じられた。熟成が進んでいる証拠だろうか?ビオデュナミではドイツ屈指のクリストマン醸造所の下から二番目のピノノワールである。

ひねた感以上に苦味に準じたものを感じたのは酸が飛んでしまっているためであろう。要するに寝かせ過ぎでもあるようだ。しかし記録的に暑いあの夏の熟成は十分に伝えていて、スマートながらボディー感は十分にある。残念ながら複雑感は2005年のものに劣るようだ。もう一つ上のクラスのものもある時点で飲み干してしまう必要性を感じた。なるほど2003年産は記録的な年度であったが、その後の2005年の方が複雑で繊細であり、甲乙つけがたいことを考えると、それほど拘る年度ではない。寧ろ、フランスのそれに目を向けたときにはこの程度のピノノワールならば比較的屡収穫されるので、それほど価値が無いと思われる。



参照:
アスパラガス牛ステーキ 2009-05-04 | 料理
ぶらさげてなさい、ボックスボイテル 2010-05-25 | ワイン 
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寒戻りの週末を迎えて

2013-04-28 | 
金曜日は雨になったのでマンハイムの帰りにいつもの冬の練習場でボルダーで汗を流した。一時間もやっていると寒いのにかかわらず汗が出た。外気は摂氏一ケタに落ちて、シュヴァルツヴァルトでは千メートル以下でも雪らしい。土曜日の朝も五度ぐらいしかなかった。月曜日に走って、水曜日に岩登りをして、木曜日に走って、金曜日に室内ボルダーである。日曜日に少し走れば、週五日も運動をすることになる。疲れがある割には、ボルダーで瞬発力が出るようになったのを見ると、虫歯を追い出したおかげか?アルカリの膿は鼻の奥の収まっていて、両鼻の奥を通って喉に落ちるようになっているらしい。なるほど左側の施術跡がまだ突っ張るので、そちらの方からも膿が落ちているのかもしれない。

残念ながら注文した二つ目のヘルメットも頭が全く入らない。横幅が広いと言っても形状などがあるので一概には言えないが、これでは話にならない。そこで直ぐに送り返した。こうなれば、前日に頭が入り収まりながら、一部押さえられていたサレワのピウマプロを試してみるしかないだろう。そこでネットで索引すると、アマゾンで安売りをしているのが出てきた。特に色違いで41%引き、50ユーロ安となると飛びつくしかない。来週の水曜日に使えるかどうかが鍵であるが、少し手を加えてみても良いかと思った。

良く考えれば、現在使っているサレワのヘルメット「トクソ」も最初は横が当たっていたのを思い出した。しかし今は全く当たっていない。つまり整形ならず成形がなされたことになる。これは材質的にはポリプロピレンのようだが、今回のはポリカーボナイトに流し張ってあるスティロポールとの関係で、スティロポールは削ることもできるだろうが、枠から切り離しことが出来ないので、低温での成形はなかなか難しいかもしれない。



参照:
ヘルメットを色々試めす 2013-04-27 | 雑感
シ-ズン幕開けの厳しさ 2013-04-26 | アウトドーア・環境
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ヘルメットを色々試めす

2013-04-27 | 雑感
注文したヘルメットが届いた。残念ながら人一倍横に張った頭には合わなかった。ヘルメットには苦労するが、古典的なプラスティックの殻の中には収まることが多いが、現代のスチロール製のそれが欲しいのだ。今まで使ってきた従来タイプとの組み合わせのハイブリットタイプが最も安全性は高いが、頭に合うならばスポーツクライミングに出来るだけ無駄のない邪魔にならないものを試してみたいからである。現在使用中のサレワの大きめのものだとどうしても邪魔になってしまうので、ぎりぎり頭に合うものを探しているのである。そして重量も半分近くまで落ちているとなると、素晴らしいことなのである。

そこでまず注文したのがペツル社のメテオールIII∔であった。しかし箱を見るなり幅が足りないことを理解した。案の定頭が入らない。如何に優れていそうでも、これでは話にならないので早速送り返した。そして、他の幅のありそうなキャムプ社のスピードと称するものを注文した。明日早朝に届いて試してみる。これが合わないとなると可能性はかなり薄くなる。

それは夕方にマンハイムで一通り試してみて理解が進んだ。ネットに書いてあるようにサレワ社のピウマ230プロと称するものがなんとか頭が入った。それでもサイドに押さえられる部分があった。高価なだけあって調整機能も大変優れていて、これだけはイタリア製であった。もう一つ天頂の押さえが薄いので、眼鏡の縁に当たりやすい。

その他のマムムート社のリーダーは横の当りが激しく、ハイブリットのブラックダイアモンド社のヴェ―パーがどうやら頭が収まる形状であった。しかし、決して収まりが良い訳ではなく、サレワのそれが如何によく出来ているかである。

こうして試してみるとやはり頭がきっちりと収まるこのタイプのヘルメットはとても使いやすいことも分かった。当たるところが無く、通風が良いものが見つかれば嬉しいのだが、さてどうなることだろうか?



参照:
上着を脱ぐようになって 2013-04-25 | アウトドーア・環境
本年第三登の気持ちよさ 2012-08-24 | アウトドーア・環境
バンジージャムプ並の転落 2012-06-18 | アウトドーア・環境
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シ-ズン幕開けの厳しさ

2013-04-26 | アウトドーア・環境
シーズン幕開けは天気に恵まれた。奇岩地方の日差しがきついが、外気温はまだ摂氏20度に至らないので、丁度南仏の空気を重くした位で気持ち良かった。最初から結構ハードなルートを登った。特にリス登攀なので、足場の摩擦の感じも分からず、上体に力が入り、こじ入れた両腕が傷だらけになった。明らかに技術的に六級マイナスを超える部分があったと感じたが、ルートは五級とクラス分けされている。

内面登攀は冬の間はほとんど練習できないために、慣れの問題もあったが、大股開きの足場は練習してきたつもりで、また新しい靴で割れ目に捻じ込んだ足先が痛くないのでもっと上手に登れる筈だった。しかし最初の取り付が最も厳しく、その上のブックコーナーも足と手でバランスを取らないといけないので息が抜けない。それを抜け出して一服できる頃にはゼイゼイする。そして上部のオーヴァーハングの迂回の乗り越しの横ばいが結構難しかった。もう一つ下の段ですれば簡単だったのだが、足場を上げ過ぎたので危なかった。その上は団子型の岩の乗り越しでいつもの南プファルツだった。すっかり半年間やっていなかった動きであるが、手掛かりを使う技術は完全に上達していた。

二本目は塔の頂上に登る初登攀ルートとノーマルルートを合わせたものであるが、最大の難所はオヴァーハングの乗り越しで、ボルトを使えば四級になってしまう六級マイナスの場所である。ハングまでは一カ所フレンズを挟んだだけで問題なく登れる下部岩壁であったが、そこにオーヴァーハングが覆い被さる。なるほど足場も屋根の下には取れず、手掛かりも少ないのだが、ハングの上のボルトにザイルを掛けられるので大分気が楽である。

そうなれば手掛かりを探し求めて乗り越してみるしかない。左の方が段々になっているので、そこに乗り移るまでである。一回目の挑戦で乗り越せて、左の足場に立ったが、思っていた以上に傾斜が強くて、息が早くなった。もう一歩左へとサイドホールドを使って体勢を整える。そこで急いで中間確保の可能性を探して、フレンズを差し込む。比較的効いていそうなので、落ち着いてから乗り越し、頂上岩壁の足元に出て、木に中間支点を取って、頂上に抜ける。僅か高さ三十メートルほどの小塔であるが、今まで自分の登った塔では最も細いものの一つである。

さて相棒の医者を引き上げるが、なかなか来ない。技術的には全く問題ない筈なので、まさかオーヴァーハングが乗り越せないとは思わなかった。必要ならばシュリンゲに足を掛けてでも後続できたのだが、諦めたようだ。ザイルを上から回収したのは良いが、中間支点を片づけるために上から懸垂下降で忠実に登ったルートをたどらなければいけなかった。ザイルを岩角に架け替えと厄介なことだったが、全てを回収して何とか地上に戻った。頂上の記帳は一人だけの名前となった。新しい靴の雑食砂岩との相性は素晴らしい。

後で事情を聞くと、乗り越しでザイルを上から引くと次の設定した中間支点の方へと引かれるから、後続出来なかったのだという。彼の身長や技量からすれば何ら問題なく熟せたはずだが、左斜め上の手掛かりは彼にとっては十分なサイドグリップになって難しかったのかもしれない。同行した法律家の58歳の男性は、経験も豊富で七級を登る技能を見せて、打ち上げでもなかなか興味深かった。可成り流儀に拘るようで、レッドポイントで登れなければ難易度を落とせばよいだけだというが、それには興味をもたされた。昨年の石切り場ではあまり感心しなかったが、今年は全然違う。本人に言わせると昨年三月に再開して、怪我の後遺症があったからだという。

あれほど冬の間に登っていたのに、少し登り方が変わると体中に熱を持つほど腕力を使った。朝起きてもふらふらするので、パンを買いに、走りに行った。林道の登りを1950歩、13分で、全く速くはないが、半袖で走ったのは今日が初めてで、汗が飛んでいく感じは気持ちよかった。靴の調子も良かった。走り下りてくるのに11分しか掛かっていなかったのには驚いた。どうも風を抜いて走る快さがスピード感を生んでいるようだった。歩数も1500歩ほどだから、如何にピッチが伸びていたかと言うことだろう。これならば登りもピッチを広げるようにすればよいかもしれない。鼻の調子は大分改善して、不思議なことに右も左もあまり変わらないようになってきた。



参照:
合理性にこそ華が咲く 2012-10-29 | アウトドーア・環境
雑食砂岩で新しい靴を試す 2012-05-14 | アウトドーア・環境
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上着を脱ぐようになって

2013-04-25 | アウトドーア・環境
今シーズン初めて石切り場以外の自然の岩場で登ることになる。天気予報は上々で摂氏二十度を超えそうなので、半袖で登れるだろう。ヘルメットは明日ぐらいに注文するつもりなので、古いものを持っていって、場所によれば帽子で登ろう。昨年と違うのは靴と身につけた技術である。更にパワーが上乗せされていれば言うことない。少なくとも昨年登っていた難易度のところは間違いなく安全に熟せる筈だ。

今週最初の身体ならしは抜糸後最初のランニングであった。川沿いの往復をした。今回は新しいエステルの靴下の下にアンダーソックスを履いてみた。足の湿気感覚はこちらの方がよく、快適性は増した。しかし期待していたほどに足を守る感じは無くて、若干路上のデコボコが体に伝わり過ぎる。もう一つ厚めのエステルの靴下を試してみよう。

往路で歩いているばあさんとすれ違った。挨拶して折り返し点を回って復路に入って、半分以上過ぎたところで漸く後姿を確認した。頑張って追い抜くと、もう最後の直線間近だった。往路八分、復路九分だった。復路の薄い登りの方が走りやすい感じはするのだが、矢張りタイムが逆転することはなさそうである。手を洗って、車をユーターンさせると、ばあさんが駐車場のもどってきた。まあ、ばあさんが歩くより大分早いということで良しとするべきか、それとも遅いとすればどうやってテムポを上げるべきか。

考えられるのは、上着を脱ぐようになって、体調がもう一息回復すればよいとなる。まだ鼻の調子は完璧ではなくて、歯医者に言わせればまだ十日ぐらいは様子を見るべきとなる。なるほどまだ目の下の隈が取れないどころか、口を濯ぐと二本目を抜いた後がひらひらした感じでまだしっかりと肉が落ち着いていない。ワインが染む。足腰の張りも通常以上に厳しい。



参照:
一時間ほどのことだけど 2013-04-22 | 生活
ヤッケを着て出かけた 2013-04-21 | 生活
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豊満なブロンド嬢に迫られると

2013-04-24 | 
ブロンドの彼女が少し積極的に出てきた。勿論若い女性からのモーションには悪い気はしないのが、どうしても本命の愛しの彼女と比べてしまうのは仕方がない。ブロンドの其の髪の色だけでなく典型的なゲルマン女性であるが、気が付かないほど小ぶりなので碧眼ではなかったような気がするが、覗き込んでみないと分かりにくい。それ以上にその体格とかがそれでいて、尚且つ顔も面長ではないので、決して美人タイプではない。日本流にいえば小顔整体が必要となるのだろうが、異なるのは体全体のバランスが決して悪いというわけではないのである。

もう一息押されてしまうとこちらもどうなってしまうかわからないのだが、こうなれば都合のよい態度をとるだけでなく、もう少し関心を持って彼女のことを観察してみても良いかと思う。ドイツ女性としては決して小柄ではないのでプロポーションも悪い方ではないのだが、若い女性としては十分に横幅もあって、若干老けて見えるから同年代のスマートな男性に誘惑されることも少なかったのだろう。

それでも、その衣装の感覚や身のこなしはその場でかなり良いのだ。彼女の感覚的な好みもそれで良く分かるので、惚れられてもおかしくはないと初めから分かっていた。しかし良く考えるとあのタイプの若い女性が今までは性的な関心の対象となっていなかったということである。

今まで関心を持った女性のタイプは圧倒的に、小柄か中肉中背もしくは細面となる。しかしこちらがややもするとスマートな方へと身体的特徴が変わりつつあるので、比較的グラマラスな雰囲気の女性も気にならなくなってきたのかもしれない。いつだったか大女に圧迫された夢について書いたことがあるが、何かその辺りに深層心理のようなものが垣間見えそうである。なるほど上の彼女に捻じ伏せられてしまうと、その腕力も馬鹿に出来ないに違いない。



参照:
大女に息を止められそうになる 2010-07-30 | 女
匙ならず賽を投げたその時 2013-03-10 | 女
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虫歯なしのお祝い事

2013-04-23 | 雑感
週末は小型ザウマーゲンだった。手に入る気は目につき次第購入する。500G以下の球だから安い。それさえあれば野菜を少し準備すれば、ワインしか要らない。問題はプファルツのリースリングがあまり手元にないことだ。数からいえば大分ある筈だが飲み頃のものは限られていて、上物しかないからである。

仕方がないので2010年産のグローセスゲヴェックスを試してみる。試飲していないクリストマン醸造所のマンデルガルテンの小瓶である。小瓶とはいっても二年もたっていないので出来上がっていないことは分かっているが、もう一本の開け頃を推測することにはなる。

案の定とんでもない酸の量感で、酢酸風の角がまだ柔らかくなっていない。直ぐに左の親知らずを抜いた後の縫い目に酸がしみ込んでいって、沁みる。殺菌にはなるかもしれないが危ないので右の方で飲む。これは大瓶を開けるのは五年は待ちたい。それ以外は出来は悪くないように感じた。イーディックの小瓶も当分寝かしておきたい。

山岳協会の最新号の機関誌にアレクサンダー・フーバーのインタヴューが掲載されている。主に年齢とそのスポーツクライミングの頂点やアルピニズムとの差異などが語られている。それによるとスポーツクライマーとしての頂点は90年代中盤に終わっていて、ヒマラヤから帰ってきても直ぐに世界最高の実力を出せたが、加齢とともに定期的な訓練が必要になってきたことと、今後も夢を追いかけてソロでのスポーツクライミングの可能性もあると語る。同時に、家族関係以上にお年齢とともに慎重になってきているという。しかし、物理学士としての計算やベートーヴェンのソナタのピアノ演奏での準備以上に、最終的な判断は腹具合で決めるというのだ。

眼鏡親方が指導者講習に出かけていて、ドイツのボルダーの最優秀選手であるヴォルム嬢に出会ったという。彼女は世界三位に輝いてドイツの期待の星となっている。その彼女の練習ぶりを見てきたというのだ。一つの動作だけを試して、終えて帰って行くという徹底ぶりらしい。さて親方本人は幾らか自信が戻ってきて、七級の場所もトップロープで試みたが、比較的上手くいった一方、簡単なところでも簡単にカラビナを持ってしまうように、まだまだスポーツクライミングの基礎的な技術や面白さが分かっていないようだ。

歯医者で抜糸を済ませクライミングの話をすると、プロイスのチンネ北壁登攀などの話が出てきて驚いた。彼は学生の頃にアルピニストとして遣っていたようで、健康のためにと先ずは石切り場でのクライミングに誘っておいた。心臓を悪くしたこともあるようで、躊躇しているようだが、身体を定期的に動かす必要性を感じているようなので最も近道であろう。五年ぐらいかけてゆっくりとアンティエイジングの気持ちでやれれば価値があるだろう。虫歯無しを確認してもらい、これで一本も歯を失くすことなく過ごせたら最高である。目の下の隈が双方とも大分薄く小さくなってきた。



参照:
今日の練習『課題』使用ギア・セットの一部。 (NEXT DREAM 記憶と記録)
人類の将来の進展のために 2012-12-02 | アウトドーア・環境
情報巡廻で歴史化不覚 2008-10-27 | アウトドーア・環境
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一時間ほどのことだけど

2013-04-22 | 生活
久しぶりに川沿いからの八キロコースを駆け抜けた。今週は運動日四日目である。そこコースを新しいトレイルランニングシューズで試すのは初めてだ。昨日の雨の中でのクライミングが祟ってか疲れがあった ― 走り出しは、底が薄すぎる感じがして、足に戻ってくる感じが不快だった。前の靴があまりにしっかりしていたことと、靴下を薄くしたのが理由かもしれないが、それ以上にクライミングでの疲れもあったろうか?。エステル系の靴下は足を守るという意味では若干不都合でアンダーを履いた方が汗抜けなどが良さそうだ。もう少し厚めの方が山道では使いやすいか?

走り始めで紐がパタパタしているのに気が付いた。靴を締めるのは結び目でなくて快適なのだが、余った紐を中に入れていく都合がもう一つで、立ち止まって末端を片付ける。それでも頑張って川沿いは1190歩、12分で終えた。とても走りやすくピッチも伸ばすことが出来て、テムポも自由自在なのだが、立ち止まったためかもう一つ記録とはならなかった。山登りはそれでも23分で終えたから、良い方なのだろう。靴が軽いことと、足が滑り難いのが何よりも力になる。そこから駐車場まで一気に走り抜けるが、全部で7100歩、20分だから、記録にはならずである。可成り頑張って下ったのだが、脈拍が上がっただけだった。鼻からの膿は殆ど出なくなったが、まだ幾らかは奥から喉へと抜けていて、体調は完璧ではないのかもしれない。摂氏9度もなく曇天なのに、汗だくになった。ここしばらくは脈が上がらない傾向が顕著だったが、最近は嘗てのように140を超えるような状況になっている。ホルモンの関係と思われるが、興味深く観察してみたい。少なくとも期した新陳代謝作用は進んだ筈だ。

注文したCDを鳴らし続けているが、シベリウスがあまりに面白いので、中々ついでに注文したCDは鳴らせないが、纏めておこう。一枚目を鳴らしたプッチーニのトスカは、ジェームス・レヴァイン指揮でレナータ・スコットとドミンゴが歌っていてRCAのオテロ録音と似ているが、こちらはEMIのデジタル録音でシェリル・ミルンズではなくレナート・ブルゾンが歌ってフィルハーモニア管の演奏だ。なぜがエディソンレコード賞に輝いている。なるほど管弦楽団のオペラ演奏でトスカの音楽がとても興味深い。もう一つは前々から序に購入しようと目論んでいたウイリアム・バードとジョン・ダウランドのフレット音楽集である。これまたヴァージンの録音で二枚組安売りである。そこで自動車クラブの割引6ユーロを引いて、〆て30ユーロ以下である。全部で11枚だから、一枚当たり3ユーロを割っている。空のCDROM並みの価格である



参照:
氷点下に夏時間が終わる 2012-10-28 | 暦
嵐の中での中身の熟成 2012-07-15 | 暦
距離の伸びそうな冬模様 2011-10-25 | 料理
適当に行程表などを作成して 2011-05-15 | マスメディア批評
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ヤッケを着て出かけた

2013-04-21 | 生活
シーズン最初に聖金曜日に一人で石切り場で登り、復活祭月曜日に登り、四回石切り場で登った。平均の難易度は六級マイナスぐらいだろうか。七級まで登ったので可也飛ばしている。初めてリードで登ったところも比較的新しいルートで二三回目である。まだ抜糸も済んでいないのみならず、右の鼻から膿が出てくるぐらいなので本調子ではないが、出だしがこれぐらいだとある程度はいけることは分った。

来週から再び夏日和になりそうなので、本格的に南プファルツの奇岩地方で登れるだろう。本物の岩壁での靴の具合が楽しみだ。本日は気温摂氏十度ぐらいで風が強く陽射しが無かったのでヤッケを着て出かけた。そして雨が降り出した。丁度新しいトレイルランニングシューズとポリエステル系の靴下のテストになった。

水滴を垂らした場合と雨の場合とは全く透過性や浸潤性が異なるのが検知できた。要するに雨の場合はある一定量までは表面張力の膜を作って通さないようになるようだ。その量を超えたときの反応などを見てみたい。靴下も冷たくならなかったので、快適なままであった。

シェーンレーバ醸造所から案内が来た。待っていたところである。2012年は、貴腐になるのが遅かったので辛口の年のようである。内容を読むと例年ならば濁りのようなものがあるところが、貴腐の割合が少なくなっているのでストレートで繊細なリースリングとなっているようだ。大変期待出来る。その反面、軽めに仕上がっているというから狙いどころは決まった。さて樽試飲に出かけるかどうか、考えどころだ。基本的には雑食砂岩のリースリングが本流であるが、実際に平素飲んでいる単純なリースリングはスレートが増え続けている。それでも雑食砂岩とは違う旨みがあるので、流し込むというようにはならないので、大事に飲めて送料や交通費が嵩んでも安上がりになっている。益々、量より質に向かっているようだ。

シベリウスの管弦楽曲全集が届いた。早速、交響詩や交響曲などを鳴らしてみたが、驚くばかりの質の高い演奏内容である。このような演奏を経験してしまうともはやどんなシベリウス解釈も受け入れられなくなりそうだ。それほど圧倒的にこの作曲家の語法を曝け出している様子である。言い方を考えれば、こうした面白さが無ければシベリウスなどはドヴォルザークやロシアの交響曲のように限定的な意味しかもとないかもしれない。しかしこうしたものを知ると、なるほどグスタフ・マーラーがどの交響曲を発表したあとの創作だと興味深くなるのである。全く異なるという意味においてである。それほどの独創性が理解出来る。



参照:
trail (rohner)
花見遊山のように探訪 2013-04-19 | 文化一般
政治への強硬な姿勢 2012-05-10 | ワイン
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パラダイスはここだ

2013-04-20 | アウトドーア・環境
久しぶりにワインの地所を散策した。予約していたソーヴィニオンブランを回収に行った序に十五分ほど歩いただけだ。それでも歩き出すとそこはパラダイス以外の何ものでもなかった。何処からとも無く聞こえる鳥のさえずりや、平野の騒々しさの中で、明らかに手が尽くされた葡萄のそのにその精が漲るのだ。

いわば最高の日本庭園の精妙でもあり、最高のフランス庭園の秩序でもあり、英国庭園の深々とした広がりでもあるのだ。それ以上に言葉が見つからない。シュヴェツィンゲンの庭園を絶賛した啓蒙主義者ヴォルテール以上の表現を見出さなければいけない。なるほど個人の庭園でこうした生きた土地を再現することは不可能であるから、世界最高の財産を得た望んだ行き先はボルドーの土地だった意味もユダヤ教を信じていなくとも自覚できるだろう。

午前中に病み上がりの祝してパン屋の序に一っ走りした。峠まで上がって件を飛ばしてくる心算だったが、走り出しから足に堪えて、飛ばすと息が上がり、途中経過地点で12分の記録が出ていなかったので、折り返し戻ってきた。下りも案の定12分と一分早いだけで十分に飛ばせなかった。登りと降りの速度が変わらないのだ。気温が摂氏20度に近いためか心拍数が140を軽く超えていたので、無理しなくて良かった。そのまま進んでいたら疲れが残るところだった。

水曜日辺りから二本目の抜歯の左の方よりも右側が違和感があったので、ついつい分らなくなって左で食事をしたり、左側を歯磨きするようになってから、左側のあごが痛んだりするようになった。漸く、左側が治療中であることが明白になった。それでも糸が抜けそうになるのも直だろう。そのような訳でもう一つ運動能力は出ないのかもしれなかった。

パン屋のこともあって、ストイックに坂を駆け上がっているが、こうしてワインの地所に戻ってくるととても感動する。散策する時間を以前のように取れればと思うが、ランニングなどとの絡みを旨くつけなければいけないのでなかなか難しい。残念ながら何処も塗装されてしまっているので、走るとしても森の脇を縫わなければいけない。パラダイスを感じながら敏捷に早く走れるようなコース取りが出来るだろうか?



参照:
生きてる内にもう一度! 2007-10-03 | 文化一般
醜悪を隠す被り物を取れ 2009-11-14 | 歴史・時事
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花見遊山のように探訪

2013-04-19 | 文化一般
落穂拾いならず、花見遊山のようにCDを漁った。今回は、先日訃報に触れた指揮者コリン・デーヴィスのシベリウスの交響曲の録音があまりに良かったので全集を見つけて注文した。当然のことながらCD一枚分を過ぶるが、良いものならば人に上げても良い。7CDで18ユーロ見当ならば六枚でも十分に安いのである。

ボストン交響楽団のそれも有名だったが、調べていくとライヴ録音シリーズもその後に完結しているようだ。七曲の交響曲集だけなら四枚組で十分で、プロコフィエフのような量が無いので、十ユーロ少しで買えるのだが、今回のロンドンでの録音は交響組曲などが殆ど入っているようだ。

交響曲全集と言うのはLPでのベートヴェン以降数年前のシュスタコーヴィッチまで購入したことが無いので、シベリウスが二つ目のCD交響曲全集となる。シベリウスの交響曲は生でもラトル指揮バーミンガム響の初日本公演で二番位しか聞いたことが無いので、数年前に様々な演奏で少しづつ購入した。それでも七番や六番などが欠けているままなのだ。

正直今までそれらを繰り返して流してみようとは思わなかったので、今回上の一番と五番のそれを聞いてみてかなり新鮮であった。そしてその真意と言うか音楽が良くわかるのだ。例えばアシュケナージ指揮のフィルハーモニア版などでは、あまりにも長いアーティクレーションなどで思わせぶりたっぷりとしたフレージングを紡んでいくので、余計にそのヴェクトルが不明になって分かり辛いのだ。ショスタコーヴィッチならばそのような鳴らし方で行間を読みとらせるような効果も生じるであろうが。

同じような観点から、正反対のご当地の放送交響楽団を使ったオッコ・カム指揮のそれになると、あまりにも粗末に演奏していて、十分にちぐはぐで素朴過ぎでその面白さが浮かびあがらない。その正反対が、上の録音で、それほどに的確に管弦楽を鳴らして交通整理していかないとこの作曲家の創作意図が全く見てこないようだ。

そこでドライヴ上手のF1レーサー指揮者ヤンソウンスの録音を流してみた。予想通り強引に絶えず音楽のヴェクトルを定めて音楽学生のような楽団員もろとも一心不乱にそこへと突き進む。なるほどピアニスト出身の指揮者などとは違ってプロ中のプロの仕事であるには違いないのだが、オスロのプロの管弦楽はまるで桐朋の学生オーケストラのような集団となってしまう。案の定、そのような音楽構造にはなっていないので支離滅裂となる。ショスタコーヴィッチならばそこになにかを思わせさせるのだが、ここではそのようには行かない。若しこのような交響曲をマーラーよりもあとに書いていたとすれば、ブゾーニがベルリンへとト招聘する筈も無かったであろう。またそうした作曲家を称えるフィン族は余程知的程度が低いということになる。デーヴィス指揮盤が楽しみである。

序にトレイルランニングシューズ用の靴下を注文した。メーカーのサイトを研究して素材などから選んでみた。さて、こちらの考えているコンセプトの商品だろうか?



参照:
ボストンでの中庸なあり方 2013-04-17 | 文化一般
試走で十日ぶりの運動 2013-04-15 | アウトドーア・環境
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グローセスゲヴェックスとは?

2013-04-18 | ワイン
程度の低い日曜日版の新聞に2011年産グローセスゲヴェックスの講評が載っている。誰が書いているかは別にして、どのようなワインをどのような曰くでどのように書いているかに興味がある。なによりも私の関心ごとはそれを制定したVDPの運動の後援者として、どの程度一般社会やジャーナリストに理解されてきているだろうかというのに尽きる。グランクリュのリースリングの将来性などが私以上に分る者はその辺りにはいないからである。つまり私以上に評価の出来る者など皆無である。

それでもファムフォルクセム醸造所のPCクラスのグローセスゲヴェクスであるシャルツホーフベルガーを三重星にしているのはそれほど誤りではない。試飲出来なかった二重星のゴッテスフースの方が将来性は高いには違いないだろうが。

すると当然の事ながらビュルクリン・ヴォルフ醸造所の二重星のペッヒシュタインなどの将来性など全く分っていないのも明らかだ。そもそも全く葡萄の木の状態の違うヴィニンク醸造所のそれを並べてあげるなど事情やワインの質について皆目知らない人に違いない。

ほかの品種に関しては、ピノノワールを除いては瓶熟成など殆どしないので、それなりにボディー感や長い余韻があれば皆満足するのだろうか?正直、ミネラルの深みや複雑さで殆ど期待できないこともあり、全く興味が湧かないので勝手にしてくださいという按配であるが。

先々週のある日に書いたものである。昨日は運動して良かった。しかし掻いた汗が冷えたのか、足に堪えたのか、全身運動量が多過ぎたのか、十分の睡眠にかかわらず寝起きが悪かった。

夕飯はザウマーゲンの小型のものを湯がいて食した。大きさは異なるものの昨年のクリスマス以来の食事である。試飲したザールのワインも無くなったので、新しいワインを開けた。料理用のワインは先日購入したばかりである。

バッサーマンヨルダン醸造所が間借りをしているニーダーキルヘンの農協ヴァインマッハーの2012年産リースリングである。リッター瓶で三ユーロ弱なのでソアヴェよりも安いので購入した。

そして一日はグラスに注いで飲んでみたが、アルコール11%に拘わらず、夜分喉に渇きを覚えた。嘗てはお気に入りの蔵出しレストランで喜んで飲んでいたノンネンシュトュックのリースリングである。しかし、もはやこうしたものは飲めないことが分かった。慣れていないと直ぐにケミカルなどの混入で酔い心地が悪いことが直ぐに分かる。初めは理由が分からなかったのだから体は正直である。

グラス数杯ぐらいのワインを飲んで喉が渇くと思う人は、如何に質の悪いワインを飲んでいるか思い知るべきである。少しでも不快に思うような趣向品ならば止めた方が良いのである。それも高い金を出してそうしたものを飲んでいるとしたら馬鹿者でしかない。

その代わりに開けたのが2010年産のヴァッヘンハイマー・ゴルトベッヘルである。高等な酸処理をしたこのリースリングは典型的な2010年の猛烈な酸の強さがあったので置いといたのである。今でも酸は突出しているが、大分丸くなってきていて、最初の飲み頃を迎えようとしている。



参照:
Einmal die Großen, bitte! Fabian und Cornelius Lange、FAS vom 14.4.2013
遅咲きでもそれなりに試す 2013-04-04 | ワイン
グローセスゲヴェックス解禁日 2012-09-03 | 試飲百景
読者層に合わせた興奮度合い 2011-11-22 | 暦
志向の俗物記事 2011-11-16 | マスメディア批評
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ボストンでの中庸なあり方

2013-04-17 | 文化一般
ボストンマラソンでのテロ行為は何事かと思った。時限装置からそれほどのプロフェッショナルなものでは無いと言うことで、そのあたりのイスラム教徒の学生か、プロテスタント原理主義者の仕業だろう。なるほど最初のグループのプロの選手は狙われても仕方ないのかもしれないが、殆どが市民マラソンランナーである大会を狙うとは余程の反社会的な考え方なのだろう。

前日のラジオでは、英国の指揮者デーヴィス卿の死が報じられていた。コヴェントガーデンオペラでのブリテンのオペラを聞き逃してから縁がなかった音楽家であるが、期待を裏切らない職人的な指揮者であった事にはかわらない。ロンドンの中古屋に行って見つけたその歌劇ピーター・グライムズのLPはレフェレンスであり続け、新品で購入した「ネジの回転」も劇場感覚のみならず適当な緊迫感と新鮮な響きが魅力的である。バイエルンでの後任者であった先頃亡くなった指揮者サヴァリッシュよりも良い録音が多い。

新聞によると、ロイヤルアカデミーでクラリネットを専攻していてもピアノが弾けなかったので指揮者の教育は受けられなかったとあり、そのことがバイロイトにデビューする段になって問題になったとあり、そのとき以来サーのタイトルを名乗るとある。当時は辺境であったグラスゴーの交響楽団のアシスタントから始めて、指揮者クレムペラーの代役として「ドンジョヴァンニ」をロイヤルホールで振り、ビーチャムの代役でグライボーンで、ショルティーの後任でコヴェントオペラにデビューとあるので、確実にチャンスを活かしていたようで、常任指揮者クーベリックの辞任後の後任者コンドラシンが急逝したので、その後釜に座っている。

難しいこと無しに普通のコンサートに集う一般大衆を満足させる実力ということでは、現在大活躍の指揮者ヤンソンスなどよりも遥かに手堅い印象がある。その証拠に、故人が指揮した録音はコンセルトヘボーやらドレスデンの伝統的管弦楽団の魅力を存分なく示している。リハーサルで、アイデアを出し合いながら解決策を見つけていくというその音楽的な練習がそこに聴かれる。一寸したフレーズの処理の仕方などにまさにそれが散見されるではないか。その意味からもコヴァセヴィッチが弾くベートヴェンのピアノ協奏曲集の伴奏録音も、長所も短所もとても良く出ているような気がする。

しかし何と言っても価値がありそうなのは、シベリウスの交響曲全集録音で、ボストンでのそれも好評であったが、ロンドンでの録音も素晴らしい。全集が安売りになったら重なっても買ってみたいと思わせる。ベルリオーズなども全集を出しているが、結局態々出かけて行こうと思わせるプログラムなどを指揮する訳でもないとても地味な指揮者だったので縁がなかったのも当然かもしれない。ボストンの小澤を補角するように、主席客員指揮者をしていた時期もあったようだから、なるほど上手に人選していたなと思わせる。



参照:
Ein Maestro ohne Allüren, Wolfgang Sandner, FAZ 28.4.2013
音の鳴らし方、緊張と緩和 2012-05-03 | 音
情報の収集と再構成 2008-06-22 | 暦
滑るに滑る春の雪 2013-03-13 | 暦
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