デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



先日、以前に譜面台のことで業を煮やした楽器店の有線放送から流れていた曲に、ふと心奪われて立ち尽くしてしまった。
曲が流れている間に、私は店員さんに曲をしっていますか?と訊ねた。店員さんは知らないということだったが、彼は次の一言を付け加えた。
「調べたら分かりますよ」
あのう…どうやって調べろと言うんでしょ? なんという無責任な一言かと思い、突っ込む気にもなれず、次に流れだしたビリー・ジョエルの「素顔のままで」を耳にしつつ店を後にした。
後日知ったのだが、携帯電話にその場で流れている曲を聞かせるだけで、タイトルとアーティスト名を探してくれるサービスがあるそうだ。そのことを彼は言いたかったのか? 突っ込まなかった私も私だが、中途半端に「調べたら分かる」などと言い放った彼も彼だ(笑)。
こういった場合、日本語の歌ならまだしも、外国語の歌なら本当に困るよなぁ…。歌詞検索で調べようにも、聞き取るのは厳しいし、そういった前提だけで、見つかる可能性が激減してしまう。また、洋楽に詳しい人でも曲は無数にあるわけだから、好きな曲のジャンルが異なれば聴いたことある旋律とそれを歌っているアーティスト名を誤解していることもある。
ところが、なんと店で聴いた曲は見つかったのだ。ここ数ヶ月、暇を見つけてはオムニバスCDを借りあさっていて、それを改めて順に聴き直していたら、探していたその曲が入っていた(けっこう有名な曲らしい)。だが自分の中ではノーマークの曲だった。
これは想像だが、その曲はずっと以前に聴いたことのあるもので、頭の片隅に残ってたのかもしれない。それがすでに自分の集めたCDの中に入っていたが、適当に聞き流し、時が経ってからの別のシチュエーションで心を占める風に聴こえたのだろうか…。

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