デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
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S・グリーンブラット『一四一七年、その一冊がすべてを変えた』
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2013-05-02 00:05:25
ジョルダーノ・ブルーノの像
S・グリーンブラット著『一四一七年、その一冊がすべてを変えた』(柏書房)を読み終えた。(以下、この本のタイトルについては『一四一七年、』と記す)
この本のことを知ったとき、まずはルクレティウスの『物の本質について』を読もうと思い、先にそちらを手がけた(まだ途中)こともあり、またその「まえがき」にポッジョ・ブラッチョリーニの名前もあったから、『一四一七年、』にもすんなり入っていけた。
著者も述べている通り、ルネサンスの誕生の要因については諸説あるけれども、スクリプトール(公文書の書記官)で教皇に仕えた秘書が、とある修道院の図書館に埋もれていた古代の写本を書き写し送ったことが、のちに敬虔なキリスト教徒の芸術家たちの創作意欲とエピクロス主義の考え方と激しく反響し、それが作品に反映することになる要因の一つになっていることは間違いないだろう。
本にある、中世の時代の銀行との取引や、民衆に対して「地獄を用い」て免罪符を売ることで莫大な利益を得ていた当時のローマ教皇やバチカンの内情は興味深い。
またローマ帝国滅亡後のキリスト教会がやってきたことの記述は、形を変えてではあるが思いのほか現在も続いている。(そこで思い出したのは、ジッドの『狭き門』のアリサであった。アリサの深すぎる敬虔さからくる極度な禁欲生活で文字通り身を滅ぼすエピソードは有名なのでここでは詳しく触れない。)
それにしても、至高の善は喜びの追求と苦痛の低減ある、というエピクロス学派の考え方を踏みにじり、快楽の追求は罪であり真理の敵であるとし、敬虔さを競うための自ら「罪」を告白し自分の肉体を傷つけていたのは、やっぱり奇妙な行為だろう。だからこそルネサンスが起こることになってしまったのかもしれないとも思う。
ローマにあるカンポ・ディ・フィオーリ広場
ところで、私個人は『一四一七年、』の第三章と第四章を読んだ時点で、この本の大事なテーマの七割以上が消化できるように思っている。一神教に対して敬虔な人であれ、やっぱり無視できない考え方や事実が存在するのだろうし、釈迦が言ってたことと異なる金儲け主義の他力本願を押し付ける寺に不満をもっている私のような者でさえ、宗教についての見方や考え方について苦痛を低減させてくれるようなところが、『一四一七年、』にはある。
また、この本でドミニコ会修道士ジョルダーノ・ブルーノに再会できたのは、思わぬよろこびであった。
ローマを旅したときにカエサルが殺害されたポンペイウス劇場跡の辺りも散策した。その近くにカンポ・ディ・フィオーリ広場があって、その時には分かっていなかったが、エピキュリアンであったカエサルの殺害された場所の辺りと、ブルーノが生きたまま焼かれた場所は、歩いてすぐというくらい近く、今となっては広場にも足を運んでおいてよかったと思っている。ブルーノについては『一四一七年、』の第一〇章を読んでいただきたい。『一四一七年、』はブルーノに捧げられる本でもあろう。
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