ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

8月4・5日披露の書道パフォーマンス練習中

2013年08月03日 | インポート

Seiwajuku18月3日(土)、午後大学へ行くと、8月4日(日)・5日(月)に披露する書道パフォーマンスの練習を学生たちがしていました。

明日、4日(日)は、四国大学のオープンキャンパスがあって、大勢の高校生の前で披露します。

また5日(月)は、徳島市文化会館で、稲盛和夫氏の講演会がありますが、その日の夕方に徳島グランヴィリオホテルで行われる懇親会の冒頭で、4名の学生が「利他の心」という4文字の大字の書道パフォーマンスを披露します。

この2つの参加メンバーが異なるので、午前中は4日の分を、午後は5日の分を練習していました。

稲盛和夫氏は、現在の日本の実業家の中で最もカリスマ性を持った人物で、京セラの会長から、つぶれかけたJALの再生に挑み、見事にそれを成功させた方です。松下幸之助のあとを引き継ぐ存在は彼だと思っています。

そのような方を迎える懇親会の席で、学生の書道パフォーマンスを披露できることは本当に幸せだと思いますし、学生にとっても貴重な経験です。

両方にダブって出演する学生は本当に多忙ですが、頑張っています。5日に分は懇親会に参加する方しかご覧になれませんが、4日の方は、オープンキャンパスですので、一般の方もご覧になれます。お楽しみに。


徳島市立高校での書道パフォーマンス講習

2013年08月03日 | インポート

Itiritu18月1日(金)、徳島市立高校の依頼で、書道部のための書道パフォーマンス講習に出かけました。講習の主役は学生です。3年生のパフォーマンスプロ集団の3名の女子学生が同行しました。東江美優さん、金磯李可子さん、藤川咲さんです。

最初に私が書道パフォーマンスの理論的な面や過去の映像を見せた後に、学生の実演を目の前で見てもらいました。今回の講習用に構想した作品で「Brave」という歌の歌詞を書いています。

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この後、この作品を今度は高校生に作成してもらうための練習に入りました。歌詞の8行を1名1行ずつ半切画仙紙で練習し、いよいよ清書にはいります。

最後にBraveの大文字を1名の生徒が書いて完成です。

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朝9時~12時まで、3時間で、一通り書道パフォーマンスが完成しました。この学校のクラブにとっては初めての経験だったのですが、楽しんでいただけたようです。

今回は、高校から招聘を受けての講習会でしたが、今月の27日には、大学に3校の書道部の生徒さんたちが来て、違った形での講習会が行われる予定です。


教員展2013

2013年08月03日 | インポート

201328月3日(土)、今年度の教員展が明日まで徳島駅前の四国大学交流プラザで開催中です。

6名の専任教員と8名の関係教員(非常勤の先生方や、関係の授業を持っていただいている先生方)の作品が、多数展示されています。

今回、私は4種類の作品を展示させていただきました。

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右は、新居水竹の漢詩「登滝山観緑樹」の五言律詩を2×6尺の3行に表現したもので、書体は北魏楷書をベースに行書・隷書・篆書の要素をまぜこんだオリジナル書体です。

左は、サミュエル・スマイルズの『自助論』の言葉、「天は自ら助く者を助く」の英文、「Heaven helps those who help themselves」を作品化しました。

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また、徳島市佐古の大安寺墓地にある「森川宗次遺墨墳」の石に彫りこんである全文を臨書して6曲半双の屏風に仕立てました。森川宗次は徳島藩の小姓でしたが、書道・拓本・双鉤填墨の名手だったので、『集古十種』の資料収集の調査に、柴野栗山・屋代弘賢と奈良京都に同行して活躍するも、翌年病没した人物です。心から書道の学問を愛した侍が徳島に存在し、多くの人に愛された証拠がこの碑文に残されたいます。あまりに感動したので、一気に臨書作品に仕上げました。これはこの展覧会のあと、大安寺に奉納いたします。

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この他、例年、1点はハングル書芸の作品を出品していますが、今年も古いことわざを作品化しました。

ここでの展覧は、明日で終わりですが、この半分程度の作品は、6日に、四国大学の書道文化館1Fに移動して、8月25日まで展示します。

ぜひご覧ください。