5月24日(土)、朝6時から松茂町の中喜来観音堂に行きました。家から車で15分程度かかります。この境内に11世三木與吉郎順治の書いた「普門品碑」の拓本を採るためです。三木家には既に採拓許可を頂いています。
数日前に、半分だけ苔落としを済ませて、下部のみの拓本を採ろうとしたのですが、あまりの強風で紙が破れて失敗したので、再チャレンジです。
この石碑は巨大です。下部に貼り付けて拓本を採った直後の写真ですが、この紙が「大画箋」で、ちょうどべニア板の大きさです。
この作業だけでたっぷり2時間半かかりました。
朝方に行なうのは、日光がまだ強くなく、気温も低いからです。この季節になると昼間は暑いので、水分がすぐになくなってしまいます。
9時までに作業は終わって家に帰りました。
明日は、書道文化学会で、「三木氏先世遺徳碑」のことに関する発表をしますが、その際にこの「普門品碑」の文字も見ていただきたいので、拓本を採ったのです。本当に素晴らしい書です。三木雲城は書家としても高い実力の持ち主です。
いずれは、この上部も拓本を採る予定ですが、そのためにはあと3回来る必要がありそうです。石碑が巨大になると、なかなか労力が大きいです。