8月5日(水)9:30~12:30の4時間の日程で、標記の講座が大学の書道文化館1Fで実施されました。この講座は、県内の高校の先生方から要望があって始め、既に5回目になります。徳島県内の様々な高校の書道クラブの生徒さんの代表に参加していただいています。なるべく様々な高校をという条件で、高校の先生方の研究会に選定をお願いしていますが、こちらでお願いした日程は高校の補習などの日程ともぶつかっていて、なかなか難しい面もあるようです。今年は、川島高校、小松島高校、徳島市立高校の三校の皆さんに来ていただきました。最初に私が理論的なお話をしてから、過去の本学の学生の書道パフォーマンスの映像を紹介しました。その後、本学の書道クラブで書道パフォーマンスを熱心に取り組んでいる4名の学生代表の模範演技をすぐそばで見てもらい、以後は、彼らが三校に分かれて技術指導に入りました。2年生は一人ずつ、1年生2名は一校について、以後の実質的な講師は4名の学生達です。それぞれ、熱心な指導をしてくれました。
ブースも三ヶ所作りますが、墨で壁面や床が汚れないように、ビニールシートでしっかり覆っています。学生達は、自分たちが苦労して習得したことは自信を持って指導できますし、年齢も近いので、高校生は砂が水を吸収するように理解していきます。
12:10からは、全員で各校の発表を鑑賞し合いました。高校生は最初とは別人のように、ダイナミックな演技を見せました。
若いということは、それだけ吸収力が高く柔軟だということを実感します。最後に感想文を書いてもらいましたが、生徒全員が満足してくれたようでした。以後は、それぞれの高校の文化祭での発表に向けて練習を積み重ね、さらに良い演技や作品を作り上げていってくれると思います。将来、書道の指導者を目指す学生たちにとっても、教育実習前の良い学習です。暑い夏の一日の充実した時間でした。