ぱたぱた仙鳩ブログ

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水墨画法集中講義2018年2月 続き

2018年02月22日 | 日記

2月22日(木)、本日で、標記の集中講義も終わりです。2年生の実力アップの様子を見にいきました。

赤澤さんと真鍋さんの合作です。赤澤さんの牡丹の絵もすばらしい。

池内さんが紅梅の絵を描いています。

是永さん。葡萄の絵。

久保田さん。花瓶に挿した紅梅。

三原さん。カニが生き生きと描かれました。

 坪井さん。藤の花房が豊かです。

原田君。竹と雀。

藤さん。烏骨鶏を自宅で飼っているそうです。血も皮も肉も骨にいたるまで黒い生き物であり、地球上に存在する生物の中でも全て黒いのは烏骨鶏のみです。自分で飼っていて、よく観察しているからこそできることでしょうが、表情なども表現できています。

佐野君の作品。このように現代的なものを少し入れると、水墨画も身近なものになりますね。

普段、書道を学んでいる学生が水墨画に触れると、作品表現の幅が広がって、書の構図の取り方や墨の濃淡の使い方も上手になります。近世・近代の東洋の「文人」と言われる人たちが、「詩・書・画」三絶、あるいは「詩・書・画・篆刻」四絶を目指したというのも、それらすべてを学ぶ際の相互的な効果によって、より深い表現をできるようにするための方策だったように思います。

彼らの表現も確実に進化していることがわかりました。黒木先生、ご指導ありがとうございました。