ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

徳島県議会書道パフォーマンス2021

2021年12月16日 | 日記
12月15日(水)、1限のZoom授業が終わってすぐに、学生6名と徳島県議会に移動して準備をし、12:15~12:40、標記を実施しました。
会場には県議会の知事・議員さんの他、四国大学の学長、副理事長も見えられました。コロナ禍なので、県庁職員の皆さんは、ケーブルTVの映像を各部屋から視聴されています。


まずは、大字作品2種。今年の世相を表す漢字です。児玉さんが「初」を書いています。


伊賀上くんが「繋」を書いています。


次は「群青」。徳島の藍とのつながりです。





今度は大作品です。「煌めけ徳島」 徳島を称える作品です。






議員さん・副知事・学長などの皆さんと学生との記念撮影です。


男子2名はパネルを後ろで支えています。


お疲れさまでした。このような書道パフォーマンスも、複合的な内容で、人々をつなぐ社会的存在の例です。だからこそ、様々な分野の人々の関心を集めるのだと思います。

今回、ケーブルTVのカメラが撮影していた動画を編集して、後日Youtubeにて配信されるそうです。

川尾朋子先生のZoom講義

2021年12月16日 | 日記
12月15日(水)、1限の1年生の授業「キャリア形成入門」にて、特認教授の川尾朋子先生に、京都からZoomにて講義をしていただきました。
「HITOMOJI Projekt」の紹介です。
教室には1年生が実際に座り、私のPCの画像をプロジェクターで映写して先生と意見交換もしました。学生が発言する時は、私のPCを学生の方に向けて先生のPCにも発言者の顔が見えるようにしました。


先生が以前からしている、書の中に自分が点画の一部のなって入り込む作品がとても興味深いです。


HITOMOJI の最初の「I」の字が先生の姿です。





2019年から、これを自分以外の人にも適応し始めています。さらには世界の様々な女性にこれに参加していただき、女性の人権を守る活動にもつなげようとしています。




松重和美学長先生もZoom授業に参加していただき、最後にコメントを頂きました。四国大学に川尾先生を紹介し、特認教授としての職を準備して私たちが時々授業を受けられるようにしてくださったのは、松重先生のお力添えです。本当にありがとうございました。


現代は時代の変化が激しすぎます。この変化の度合いは、日本史の中でいえば幕末に匹敵すると考えています。江戸時代から明治にかけての書道の形態も大きく変化しましたが、今後も同じくらいの変化があるでしょう。

その変化の一つは、「文字を書いた作品としての単純な形象的存在」から、「人をつなぐ媒介としてのとしての社会的存在」への昇華だと考えています。
学問や情報が、単純から複合へ、分割から統合へ、一分野から学際へ進化を遂げているからです。
川尾先生のされていることは、まさしく新時代の先取りといえるでしょう。注目すべき人です。