8月3日(土)、今年度の教員展が明日まで徳島駅前の四国大学交流プラザで開催中です。
6名の専任教員と8名の関係教員(非常勤の先生方や、関係の授業を持っていただいている先生方)の作品が、多数展示されています。
今回、私は4種類の作品を展示させていただきました。
右は、新居水竹の漢詩「登滝山観緑樹」の五言律詩を2×6尺の3行に表現したもので、書体は北魏楷書をベースに行書・隷書・篆書の要素をまぜこんだオリジナル書体です。
左は、サミュエル・スマイルズの『自助論』の言葉、「天は自ら助く者を助く」の英文、「Heaven helps those who help themselves」を作品化しました。
また、徳島市佐古の大安寺墓地にある「森川宗次遺墨墳」の石に彫りこんである全文を臨書して6曲半双の屏風に仕立てました。森川宗次は徳島藩の小姓でしたが、書道・拓本・双鉤填墨の名手だったので、『集古十種』の資料収集の調査に、柴野栗山・屋代弘賢と奈良京都に同行して活躍するも、翌年病没した人物です。心から書道の学問を愛した侍が徳島に存在し、多くの人に愛された証拠がこの碑文に残されたいます。あまりに感動したので、一気に臨書作品に仕上げました。これはこの展覧会のあと、大安寺に奉納いたします。
この他、例年、1点はハングル書芸の作品を出品していますが、今年も古いことわざを作品化しました。
ここでの展覧は、明日で終わりですが、この半分程度の作品は、6日に、四国大学の書道文化館1Fに移動して、8月25日まで展示します。
ぜひご覧ください。
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