10月25日(土)、この日は、珍しく時間に余裕が
あり、せっかく吹田市に泊まったので、長年来たくて、来れなかった、「万博記念公園」を訪れました。天気が良くて、親子連れが大勢遊びに来ていました。
小学校5年生の時に大阪万博があり、祖母と弟が見物に行ったのですが、私は学校の行事があっていけなくて、後に祖母から土産話を聞いた覚えがあります。
このころから憧れていた太陽の塔を初めて
近くで見ました。表側の画像は、映画などで何度も見たのですが、裏側の映像を今回、初めてまじまじと見ました。「太陽の塔」と名付けられた意味がよくわかりました。思ったよりも大きい建造物で、すごい迫力でした。
岡本太郎のデザイン力は本当に魅力があります。40年以上経った今も、全然古さを感じません。さすがです。
昔、ある書道の先生が、「後世まで残る日本の現代芸術家の筆頭は岡本太郎だ」と言っていましたが、今になって納得します。
この後、国立民族学博物館に行きました。ここも長いこと来たかった場所です。
池の上に浮かべてある石彫りの看板が素敵でした。
中には、世界各地の民族文化に関する資料が所せましと並べられて、とても見ごたえがありました。土日は子供たちは入場無料だということで、大勢の中学生が学校の研修で見学に来て、熱心にメモを取っていました。近くにこのような施設があって勉強に来れるのは幸せですね。
書道に関係した資料を紹介します。右は、アラビア文字の書道です。パリ在住の中東系の方が、蕪村の俳句をアラビア文字に翻訳して、色を使って書道作品にしているという、珍しいものです。このほかにも、列子の一節を書いたり、色を変えて様々な作品が展示されて いました。
おそらく幅広の皮のようなもので書いている一種の飛白体ですが、本学で取り組んでいるアート書道にも役立ちそうな作品でした。
また、中国人書家が書いたアラビア文字書道の軸作品や、タイ文字の作品などもあって、楽しく鑑賞できました。
この後は、隣にあった大阪日本民芸館で、「棟方志功と芹沢銈介」の企画展を見ました。特に芹沢銈介の染めの作品のまとまったものは初めて見たのですが、ここにも飛白的な書風がうまく取り入れられていました。
本当に、もっと早く来るべきだったと思わせられる施設の多い公園でした。
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