ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

第35回書論研究会大会

2013年08月20日 | インポート

Shoronn18月18日(日)、朝早く三重県の四日市市の近鉄四日市駅前の澄懐堂美術館に行きました。書論研究会大会が開かれたためです。

大勢の会員が参加されました。詳しくは、書論研究会のサイトをご覧ください。こちらのサイトも私が管理しています。

http://www8.ocn.ne.jp/~shoron-k/

今回は三重県で行われたということで、「三重の能書家たち」が大会テーマでした。地元の書道協会の重鎮で以前、書道文化学会に来て講演をしていただいた谷泉石先生や、今回初めてお会いした篆刻家で、三重の書の大収蔵家でもある小川匪石先生、また幕末の有名な津藩儒である齋藤拙堂の玄孫である齋藤正和先生のお話などをお聞きすることができました。Saitou2

この日は齋藤先生が所蔵されている拙堂の作品がたくさん展示されていました。

右が、その中で最も気にいった作品です。筆勢が鋭く、恩師である古賀精里や、友人の篠崎小竹・頼山陽らの書とも共通点が多い作品だと思います。

この作品は、齋藤先生が終戦の空襲の中で守ったもので、混乱の中で痛みが激しいのですが、存在感がありました。

大会では三重の書ばかりでなく、会員の研究成果も多く聞くことができました。

三重は京都に近いので、幕末には徳島藩の新居水竹も京都で療養しているときにこの地にも来て三重の儒者たちと交流しています。

伊勢神宮があるので、国学の隆盛とともに訪れる人が多かったようです。京都ほど書では知名度は高くないのですが、豊かな書道文化のある土地だと思います。


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1 コメント

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暑い中を、三重県までの移動、おつかれさまです。 (こうりん)
2013-08-20 18:35:45
暑い中を、三重県までの移動、おつかれさまです。

しかし、アップされた書、見ていると、
涼やかで、心がほっと落ち着いてくるようですね。

書はいいですね\(^o^)/
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