2月2日(土)、今、四国大学書道文化館1Fでは、「生活の書」展を開催中です。平日の授業のある時間帯でしたら、自由に見ることができます。大学の授業やオープンカレッジの作製された工芸的な書作品がたくさん展示されています。楽しい作品をいくつか紹介します。
これはガラスのお皿に書を削り込んだ作品です。「遊」のバランスが絶妙です。色合いもいいですね。これは、幅広のゴムテープに書の形に切り取って、それを皿に貼ってからサンドブラストの機械にかけて、書の部分だけを削り込むのです。
次のは、はがきに「Rainbow]と虹の形に書かれているものです。右下の印が効果的ですね。英文字も書で書くととてもおしゃれに見えます。
次のは、着色された発砲スチロール板に「望」の草書体をカッターで彫り込んだものです。周囲が緑で、彫った部分が白になるというのがなかなか面白いですね。かすれの表現も上手にされていますし、線の太さも適度に変化しています。
書を工芸的なものと合体させると、また紙とは違った面白さが出ますね。木や石を彫り込むのは結構時間がかかりますが、発砲スチロールなら、あまり時間はかかりません。
このような新しい素材もどんどん表現の中に取り入れて、書道の幅を広げる実験が進められています。
書には、いろいろな表現があり、可能性が多く広がっています。
陶と書のコラボも、とても、イケますよ。
書の線はデザイン性が高いので、陶器の肌にとてもなじみます。
現代的なアートっぽい作品になります。