2月6日(木)~ 9日(日)、この日まで4日間、標記の授業があり、4名の大学院生が受講していました。上田普先生の授業です。これは初日にメンバー各自の自己紹介をしている様子。
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丁度、私はこの間、塩江美術館での個展の最終週だったので何度か行く必要があり、またこども園での授業、成績提出の締め切り、大学院修了展のお世話などを抱えて極めて多忙だったので、ゆっくり見学や交流が出来ず、短時間、授業の撮影だけさせていただきました。
最終日の午前中は、VR書道の授業の最中でした。
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伝統芸術である書道にも、最新の情報技術であるバーチャル・リアリティー(VR)の要素を加えていくことで、新たな表現を生み出しています。
伝統を守るためには、古く良い部分を継承するばかりでなく、むしろ時代ごとの新たな要素を加えていくことが必要です。
これは話芸の落語が時事ネタを入れたり、歌舞伎に人気アニメの題材を加えたり、相撲に外国人力士を参加させるなどの様子を見ればすぐに理解できると思います。芭蕉が俳諧で「不易流行」を重んじたのもそういう意味です。
書道は今後も古典の臨書が基本になりますが、それをどう活用して表現するかは、時代ごとに変化させていってよいし、それが最もできるのが頭の柔らかいその時代の「若者」の特権だと思います。もしそれを受け入れていく包容力を持たない分野であれば、それは時代から静かに退場していくことになるでしょう。
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