ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

まちなか八寸陶芸教室

2013年08月11日 | インポート

Matinakatogei18月11日(日)、午前に東新町のまちなかキャンパスで、まちなか八寸陶芸教室に夫婦で参加しました。月1回実施していて、講師は徳島市南内町の創作料理屋「八寸」という店の店主で、陶芸家でもある八寸先生です。

以前から誘われていたのですが、なかなか多忙で時間がとれず、お盆休みに入った今日、初めて参加しました。

ゼミ生の藤井宏くんと、彼の友人も参加しています。この日は、受講者は4名でした。

まず、粘土板を丸く切り取って型をお皿に貼り付け、呉須でデザインを作りました。Matinakatogei2

丸いシールを貼った上に呉須を吹きかけ、下に筆で「月」と書きました。

丸いシールは月を表しています。

藤井くんは凝ったデザインで、月の下で男女が阿波踊りをしているところに「阿波おどり」と書きつけたものです。明日から阿波踊りが始まるので、タイムリーな題材です。

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阿波踊りの姿は、紙をその形に切り取って貼り付け、やはり呉須を吹きかけます。

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丸いお皿を切り取った余りの粘土板をクッキー型で抜き出して、ブローチ作りにも挑戦しました。

楕円型には「美」の甲骨文を彫り込み、葉っぱ型には葉脈を彫り込みました。

できた作品は乾燥させた後に八寸先生に焼いて頂きます。出来上がるのに3週間ほどかかるそうです。出来上がりが楽しみです。

書道と焼き物のコラボ作品も楽しいです。


宿題DAYS まちなか書道教室

2013年08月10日 | インポート

Matinaka18月9日(金)、14:00~17:00、徳島市東新町のまちなかキャンパスで、「宿題DAYS まちなか書道教室」が開かれ、書道文化学科の学生3名が5名の小学生たちに書写を指導しました。指導した学生は4年生の藤井宏くん、末廣智也くん、2年生の佐藤成美さんです。私は尾道に出張でしたので、妻に撮影を頼みました。

小学生の夏休みに合わせて、宿題の書写作品の指導をするという企画です。まちなか書道教室は、一昨年の冬から本学書道文化学科の学生が月1回の指導を続けていますが、今年の春に卒業した糀真理子さんの後を継ぐ学生がいなくてしばらくお休みしていました。その後、上記の3名が名乗りをあげてくれて再開したところです。

Matinaka2妻の話では、小学生たちがとても楽しそうに作品に取り組み、学生たちも「先生」の顔をしていたとのことです。

4年生の二人は6月にすでに教育実習を経験していますし、2年生も教員免許をとるために勉強していますので、教えることは好きな学生たちです。機会さえ与えられれば、水を得た魚のように力を発揮します。

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制作途中の作品です。幼い子供たちの書は、お手本に似ていないものも十分鑑賞に堪える「味」があります。

きちんと作品になっていますし、とても魅力的です。

端正な書を学ぶことも大切ですが、実は幼い子供の書の持つ魅力を感じて分析することの中から、書道の作品の美が理解できるのかもしれないと思っています。

ですから、学生が子どもたちの書と触れ合うことには、大きな意味があります。

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今回は子供たちが対象でしたが、今後は老若男女を問わず、一般の方々に書を指導する「まちなか書道教室」が月1回のペースで始まります。

まずは8月18日(日)、13:00~15:00。団扇や扇子、風鈴の短冊に書を書くという企画だそうです。

学生らしく楽しい企画です。興味のある方はぜひご参加ください。


尾道でのキャリア教育フォーラム

2013年08月10日 | インポート

Onomichi48月9日(金)、広島県の尾道駅近くの商店街アーケードにある尾道商業会議所記念館2Fで、「産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」キャリア教育フォーラムが開かれました。中国・四国地方の5大学の代表者が参集して、日ごろの取り組みの状況を発表し合うというものです。5大学とは、県立広島大学・鈴峯女子短期大学・くらしき作陽大学・尾道市立大学・四国大学で、文科省によってこの事業に採択された大学です。

四国大学の代表として、書道文化学科の学生2名を連れて自家用車で出かけました。高速道路を中心にちょうど2時間半で着きました。会場は、古い会議場をリニューアルしたもので、現在は観光事務所を兼ねた会議場として使われています。参加学生は3年生の東江美優さん、2年生の見世亜紀子さんです。2人ともスーツで決めています。この日は猛暑で、汗をかきながら到着しました。

Onomichi2会場で、四国大学の係の先生お2人と合流しました。「キャリアセンター」でご指導をされている先生方です。会議場なので、机上に議員番号を表す札が立っていて、倒すことができます。国会で使われているのと同じです。

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Onomichi5最初に私がパワーポイントで20分間、実用から生まれた伝統文化である書道が本質的に持っている就業力育成システムや、学科で行なっている展示活動・書道パフォーマンスなどで、県庁・市役所・産業界の人たちと交流している概要について述べ、次に、学生がその具体的な様子を画像中心にさらに20分間の発表をしました。

この日は、外部評価委員としてマツダ財団事務局長の魚谷滋己氏、中国新聞社論説委員の佐田尾信作氏が同席され、いろいろとご意見を頂きました。写真は、魚谷さんからの質問に学生が答えているところです。

総評では、学生たちのしている地域での活動に対してたいへんお褒めの言葉を頂きました。地域の人々と交流しながら、その願いをくみ取って作品作りに生かす点が非常に良いと言われました。今、書道文化学科の学生たちがしている活動は、企業のトップの方にも認めていただけるものなのだ、と自信を持つことができました。Onomichi3

終了後に、近くの千光寺公園の展望台から島なみの景色を写真に収めてから帰りました。

尾道は映画の舞台にもよく使われる観光地ですので、景色も商店街の雰囲気もたいへん良かったです。

学生の代表にとって、発表の良い経験になりました。


稲盛和夫公開フォーラム懇親会での書道パフォーマンス

2013年08月05日 | インポート

Ritanokokoro_28月5日(月)、稲盛和夫公開フォーラムが徳島市文化センターで行われ、1300名の聴衆が約2時間の講演を聴きました。

私と学生4名もチケットを頂き、感動的な講演をお聞きしました。お話は、「人は何のために生きるか」というものでした。人生には「運命・因果の法則」があり、それは宇宙が本質的に持っている法則である。善いことを思い、善いことを行えば人生は必ず好転する。どんな災害や幸運が来ても、それをすべて感謝の気持ちで受け入れ、前向きにひたすら明るく努力していけばよい、というものでした。

京セラ・KDDI・JALと3つの大企業の会長を歴任し、経営の神様とされる稲盛氏の、成功の秘密を惜しげもなく教えて下さる講演会でした。でも、私が普段考えていることと90%は同じ内容だと感じました。それだけ納得できる、わかりやすいお話でした。

終了後に徳島グランヴィリオホテルで行われた懇親会の最初に、学生4名による書道パフォーマンスが行われました。

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会場が暗かったので、映像がうまく映っていなくて残念ですが、学生たちの真ん前で稲盛氏が観てくださいました。書いたのは「利他の心」の4文字で、稲盛氏のモットーです。

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乾杯の儀式の後に、この作品を吊り下げて参加者全員で鑑賞しました。会場には約200名の方がいらっしゃってたくさんの拍手を頂きました。

学生は4年生の末廣智也君、3年生の東江美優さん、2年生の三宅萌子さん、見世亜紀子さんです。

最後に、今回のフォーラムの実行委員長で、徳島のミニコミ雑誌会社「あわわ」の会長である坂田千代子さんと一緒に撮影しました。

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今回の書道パフォーマンスは彼女の依頼によるものです。この方は、少し前のNHKの朝ドラ「ウェルカメ」の主人公の雑誌記者と編集長のモデルとなった方です。

徳島の産業界をけん引する女性実業家の一人です。たまたま私と同じ年齢でもあります。今年の春先にお聞きした講演会のあとに名刺交換をして知り合いになり、その数日後にメールでパフォーマンスの依頼を頂きました。

学生にとっては、珠玉の学習機会といってよいでしょう。徳島の産業界・官界と良い関係が続いています。産学官が連携して学生を教育することができていると思います。


オープンキャンパスの書道

2013年08月05日 | インポート

Opencam_28月4日(日)、今年度3回目のオープンキャンパスが実施され、全国高校書道展の表彰式もありました。

大学の全体説明会の折に書道クラブの学生による書道パフォーマンス2作品が紹介されました。

まずは「青春ライン」と書いた歌の歌詞です。色の線を何色か使って題名を上手に表現しています。大字と小字の取り合わせがいいですね。

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次は「夢限大」と大字で書いた作品です。通常は「無限大」と書く言葉ですが、無限大の夢という意味をかけているそうです。

今回は、水玉模様のかわいらしい衣装で、さわやかな作品でした。

Opencam午後は、表彰式に来られた多くの高校生がうちわに絵の具で書を書くという「アート書道」を体験しました。

学生も指導の補助に入りました。

総勢50名の高校生が楽しいうちわ作品を制作しました。皆さん、とても楽しそうでした。良いお土産になったと思います。