ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

両国本町商店街バナー2017 展示

2017年08月11日 | 日記

8月11日(金)、標記のバナーが昨日いよいよ展示されましたので、今日、撮影に行きました。

 

今回は、徳島市を流れる河川の名前を31枚書きました。タイトルは玉城さんの書。

星川さんの書。

玉城さんの書。

遠山さんの書。

松村さんの書。

私も1枚だけ書かせてもらいました。

風で飛ばないように、バナーの下を鎖で止めてくださっていました。明日からの阿波踊りがこの通りでも行われます。全国からの観光客の皆さんにも見て頂きたく思います。

 

 


輝展

2017年08月11日 | 日記

8月11日(金)、大学院の長野勇輝くんの書道個展を見に行ってきました。会場は徳島市末広2丁目1-42にある「とよとみ珈琲」の2Fギャラリーです。コーヒー店の老舗人気店です。店内はお客で満席でした。2Fに上ると、長野君と、お母様が受付をされていました。ここの店主様とお母様がお知合で、ギャラリーを貸していただくことになり、実現したそうです。ここは、陶芸や工芸の小品展でよく使われる人気ギャラリーです。

長野君は学生時代には「鳥虫書」を研究し、大学院では日本への影響や空海の絵画的な書を研究中です。真ん中にある鳥虫書は「心如水」の3文字です。その右には空海の「益田池碑銘」の臨書がありました。蓑毛先生のゼミですので、篆刻作品もあります。

学生時代の友人である、満村さんと島川君が、賛助作品を出品されていました。

私が特に気に入った彼の作品は次の2点です。「渦」の草書。

藍の抜き染めによる「於」の篆書です。もともとこの文字はカラスの姿を示し、カラスの鳴き声を表現したものです。後に、場所を示す文字として転用されました。色も形も美しかったです。

「一閑張」と、封泥を模した篆刻作品もありました。

展覧は8月15日(火)まで実施しています。

 

 

 


仮名の集中講義

2017年08月09日 | 日記

8月8日(水)~9日(木)、大学では3年生の集中講義が行なわれました。客員教授の黒田賢一先生のご指導による仮名の授業です。もう二日目の午前中なので、お手本を頂いて、大字仮名の作品を書いている場面でした。

創作室だけでは足りなくて、ギャラリーにも畳を敷いて、臨時の創作室にしていました。

猛暑の日々も、学生たちは熱心に勉強をしました。この努力が、伸びしろとなって残っていきます。

 


高校生のための書道パフォーマンス講座2017

2017年08月09日 | 日記

8月9日(水)、標記のために、学生を連れて鳴門高校に行ってきました。

本来は、8月7日(月)の午後に大学に来ていただいて実施予定だったのですが、台風直撃のために日程変更をし、大学の会場が集中講義で使用できないので、出張講義となりました。7名の1年生による書道パフォーマンスチームです。

学生は、2年生の書道部員で、書道パフォーマンス係の坪井佳代さんです。的確な指導をしてくれました。

午前中、筆の使い方や、動き、挨拶の仕方などみっちりと指導をしたら、確実に上達を見せました。若者は吸収も速い。

9月1日に、高校の文化祭でご披露されるということで、今後も練習予定だということです。熱心な若者の姿を見て、さわやかな気持ちでいっぱいになりました。


筆づくりの里・広島熊野を訪ねて2017-職人の町で学ぼう

2017年08月08日 | 日記

8月8日(火)、朝から、2年生6名を標記のイベントに私の自家用車で送り届けました。参加者は、右から那須さん、森川さん、是永さん、佐伯さん、赤澤さん、黒田さんです。朝8時に大学を出発して、途中食事休憩も入れて、12:30に到着しました。台風一過で、猛暑の中のドライブでした。広島県熊野町の役場の前のモニュメントです。ここは日本で最も筆を多く生産している町です。

開会式の様子です。全国の芸術系大学の学部生が参加しています。参加大学は四国大学のほか、学習院・大東文化・東京学芸・多摩美術・神戸・安田女子・福岡教育・長崎の各校です。全部で37名の参加者だということです。

この後に、様々な大学の混じった6班に分かれて、町内の筆屋さんを回って見学し、今夜は懇親会、また筆屋さんでホームステイをさせていただきます。明日は、筆の里工房で筆作りをしたり、熊野高校の研修施設で宿泊し、明後日には解散します。2泊3日の有意義な研修です。

私は明日、大学で仕事があるので、主催者にご挨拶をした後、熊野高校にもご挨拶をして帰りました。学生も、様々な大学の若者と交流して精神的に成長してくれることを期待しています。参加学生は全体的には女性が多かったですが、男性も数名いました。

このような全国的な研修は他大学と交流する貴重な機会です。楽しんでほしいと思います。