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空白のページを埋めるように、日々のできごとあれこれつづります。

恨み心が病気をつくる2~実例編~

2008-07-10 20:08:04 | 健康・フィットネス

前回の記事で「恨みや憎しみ、葛藤などマイナスの
感情を心の中に抑圧していると、それが病気として
出てくることがある」ということを書きました。

今日はその具体的な事例の紹介です。

■葛藤や恨みの気持ちが強いと、短期間でも
病気をつくる


1~2年ほど前に、某掲示板で話題になっていたケース。

たまたま仕事が早く終わって自宅へ帰った男性が、
妻が浮気をしている現場を目撃してしまう。
妻は泣いてあやまったが、許せるはずもなく、
離婚することに。
その離婚手続きをすすめていくうちに男性ががんにかかり、
帰らぬ人になった……という内容です。

当時、いろんなブログでも「壮絶な話だ」ということでとりあげ
られていたので覚えている方もいらっしゃるかもしれません。

この場合も、妻の浮気現場を見たという強い憎しみや
ストレスから病気を発症したと推測されます。

事件が起こってから、離婚の手続きをする間(半年~長くても
1・2年くらい? 詳細は覚えてませんが)ごく短期間の間で、
病気を作り出した例だと言えるのではないでしょうか。

もちろん、不特定多数の人が投稿できる掲示板から出た
話なので、この内容の真偽のほどはわかりません。

ただ、可能性としてはこういうこともあり得るな、と私は
思います。

次の事例。


■葛藤を解消することで苦痛がやわらぐ

これも4・5年前になりますが、ターミナルケア(終末医療)の本を
読んでいたときに出てきた例です。

ある男性が、末期がんで肉体的な苦痛を感じていたそうです。
その男性は家族にも言えない秘密があり、実は隠し子がいて、
そのことがずっと気になっていた。あるとき勇気を出して家族に
告白して隠し子とも無事に再会し、心の重荷をおろしたとき、
病気による苦痛が劇的に改善されたという話です(余談ですが
この男性はこのあとすぐ亡くなったと記されていた)。

医療従事者が読むような、どちらかというと専門書に近い本に
書いてあったので、この内容は信頼できるものと思います。

この男性もおそらく真面目な方だったのでしょう。
家族に対する罪悪感、隠し子に対して責任を負わねばという
気持ちなどが自己処罰の想いとなってがんを作り、痛みを
作っていたケースだと思われます。

最後に、私の知人・友人(ともに女性)の例。
(※プライバシー保護のため、大意が変わらない程度に
一部内容を変えています)


■女性性を否定したり、夫(男性)に対する不満や恨みが
あると子宮など生殖器が不調・病気になりやすい


Aさんは生理痛がひどくて、子宮筋腫があるそうです。
Aさんの親は、「「男の子には大学に行かせるが、女の子は
行かせない」という考えを持っていて、Aさんのお兄さんは
大学へ行かせてもらえましたが、Aさん自身は高校までしか
行かせてもらえませんでした。

Aさんは「自分が今、不幸なのは大学へ行かせてくれなかった
親のせい、男というだけで大学へ行かせてもらった兄はずるい。」
という恨みと嫉妬心をずっと持っています。

Bさんはやはり子宮の病気で(具体的な病名は聞いてませんが)
手術するかどうか、お医者さんと話し合いをしています。
Bさんはご主人とともに自営業を営んでいますが、
優しくてちょっと優柔不断なご主人にイラッとすることが
しばしば。「私の方が(夫より)もっとできる。」という、夫を
責める気持ちがあります。

AさんもBさんも共通しているのが、親、あるいは夫に対して
恨みや責める心があり、「自分が女じゃなかったら」という
女性性を否定する気持ちが強いということ。

もちろんいろんな要因があってそうした病気になっているのでしょうが、
メンタル面からいえば夫や男性を憎んだりして、女性性を否定すると
こんな風に生殖器に病気が出てくる場合があるんですね。

ごく初期の段階での発見でしたが、子宮がんにかかったCさんも
「夫に対する葛藤が原因」と自分でハッキリ言ってました。
Cさんはとても女性らしい性格の優しい人で、ご主人は明るく
大らかなタイプ。繊細なCさんには、ご主人ががさつに見えて、
どうしても理解できないという葛藤があったそうです。

以上、具体的な事例をいくつか述べてみましたが、これらのことを
考えると、肉体的・環境的要因だけではなく、「心に病気をつくる作用が
ある」というのは本当ではないか、と思われます。

というわけで、次回(書く気力がもし残っていれば)病気にならない
マインド・回復するようなマインド編をお届けしたいと思います。


■関連記事:
恨み心が病気をつくる
恨み心が病気をつくる3~病気回避編~

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■今日の小ネタコーナー 1■
小さい子どもがいる家庭では、親の心の歪みが
子どもに現れる場合があるそうです。夫婦仲が悪い、
姑との葛藤があるというとき、本人ではなく、子どもの方に
アトピー性皮膚炎等の形になって病気が出てくる
ケースがあるとか。これも親の方が自分の心を
よく振り返り、問題解決することで子どもの症状が
よくなったという話があります。

■今日の小ネタコーナー 2■
我が家でも家人が少し前まで原因不明の
じんましんが出ていました。
ひどいときは背中やお腹が真っ赤になるぐらい。
それがいつのまにかほぼ完治(ほとんど
出なくなった)。じんましんが出ていたときは
仕事が忙しく十分な休みもとれず、ストレスを
かなり感じていたようですが(←私も忙しく、
夫に優しくなかったのも一因かも)、今では
すっかりおさまってます。
身近なところでも、こんなケースがあるんですね~。



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コメント (4)
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