二泊三日で実家に帰って来た。親戚に不幸があったためだ。
故父方の親類に会うのは2年ぶりくらいである。前回会った時も親戚の不幸の時だったので、そんなときばかり再会するのも喜べるものではないが、実際、冠婚葬祭以外には親戚との付き合いは無いのが事実だ。今までは遠くに住んでいて仕事や子育てのために、冠婚葬祭のときにさえ出て行くこともなかったが、親戚というのは不思議なもので、何年も会っていなくても何か安心できる雰囲気がある。血のつながりとはそういうものなのだろうか。
しかし、一番濃く血のつながった母や姉とはなかなかうまくいかず、1泊めは良いにしても、2泊すると必ず喧嘩になってしまう。世帯が違うと習慣も違って、3人3様に考え方や方法が違うので、何かとぎくしゃくしてしまう。それぞれの立場で良かれと思ったことが相手にとっては受け入れがたい事が多い。話をしても価値観や人生観が違って、理解が深まるどころか、溝の深さを実感するばかりだ。このままでは密に往き来などしても、お互いに傷つけあうだけのようだ。出発時にも口論の最中で、時間に追い立てられるように別れてきた。
今日は、昼ごろには東京に戻った。東京には東京の生活がある。
故郷で過ごした過去の年月は遥か彼方に過ぎ去り、今は目の前に現実の生活がある。
故父方の親類に会うのは2年ぶりくらいである。前回会った時も親戚の不幸の時だったので、そんなときばかり再会するのも喜べるものではないが、実際、冠婚葬祭以外には親戚との付き合いは無いのが事実だ。今までは遠くに住んでいて仕事や子育てのために、冠婚葬祭のときにさえ出て行くこともなかったが、親戚というのは不思議なもので、何年も会っていなくても何か安心できる雰囲気がある。血のつながりとはそういうものなのだろうか。
しかし、一番濃く血のつながった母や姉とはなかなかうまくいかず、1泊めは良いにしても、2泊すると必ず喧嘩になってしまう。世帯が違うと習慣も違って、3人3様に考え方や方法が違うので、何かとぎくしゃくしてしまう。それぞれの立場で良かれと思ったことが相手にとっては受け入れがたい事が多い。話をしても価値観や人生観が違って、理解が深まるどころか、溝の深さを実感するばかりだ。このままでは密に往き来などしても、お互いに傷つけあうだけのようだ。出発時にも口論の最中で、時間に追い立てられるように別れてきた。
今日は、昼ごろには東京に戻った。東京には東京の生活がある。
故郷で過ごした過去の年月は遥か彼方に過ぎ去り、今は目の前に現実の生活がある。