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エコプロダクツ、今日のご紹介は「全農」です。全農では、ちょうど「田んぼの学校」というのが始まるところでした。最初から最後まで見ると参加賞があるというので、見てみることにしました。小さな子供も参加していて、何か発言をすると、景品がもらえるそうです。
まず、お姉さんからの問題は「田んぼで作っているものは何でしょう?」でした。5歳くらいの女の子が、手を上げて「イネ」と答えます。すごい!私は「米」だと思ったけど、「イネ」のほうが植物の名前のようですね。次に男の子が「コメ」と答え、2人は景品引き換えの券をもらっていました。
それから、田んぼをほったらかしておくとどうなってしまうか?米から作られる食品は何か?などいろんな問題が出されながら、たくさんの子供が答えて、話が進んで行きました。
男の先生も登場しました。米から作られる透明の液体が紹介され、子どもたちは「水」と答えていましたが、それは「お酒」とのことです。つまりそれは、イネから作られたバイオエタノールであり、それから「グリーンガソリン」というものが作られ、それで車が走るのだそうです。実際新潟のお米でグリーンガソリンが作られているそうです。
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二酸化炭素の話とか、結構むずかしかったのにもかかわらず、幼稚園から小学校低学年くらいの子どもたちは、しっかりとよく聞いていて驚きました。親も近くにいるのですが、親が無理やり居させているわけでもなく、何か貰えるからというだけで居るわけでもなく、子ども本来の向学心だと関心するばかり。小さい子ってこうなんですね。だから、なんでも吸収できるのでしょう。
実は、先日科学技術館に行った時に、小学校5~6年くらいの子たちの前で、燃料電池の実験などが行われていたのですが、15分くらいの説明を最初から最後まで座って聞いていた子は皆無でした。あれでは、実験なんか見せてもまるで意味がありません。全く落ち着きがなく、集中力もなく、がっかりしたので、今回エコプロダクツに来ていた小さな子供たちの授業態度には感心しました。
また、植物から作るバイオマスプラスチックも紹介されました。イチゴのトレー等になっていて、識別できるマークがついているそうです。「田んぼの学校」で発言した子どもたちは、イチゴ入りパックをプレゼントされていたようでした。
その他、全員にバンダナのプレゼントがあり、そのバンダナは田んぼの生物たちの模様になっていました。私は、お弁当包みとして、使っています。
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ポリ乳酸は生分解性プラスチックで、トウモロコシなどから作られるようですね。ポリ乳酸のプラスチックは他の会社でも展示紹介されていました。米やトウモロコシなどの食べ物を、燃料や物にしてしまうのは、もったいないとも思いますが、作物を作らない田んぼがあるならば、そこを活用すると良いと思います。食用ではない場合は、おいしくなくても良いし、見た目も重要ではないので、作り方は、食用ほど手をかけなくてもよいかもしれません。
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